両全の道
投稿者: sawayakanikoniko 投稿日時: 2007/08/21 20:38 投稿番号: [83306 / 95793]
二宮尊徳はいいました、吉と凶、禍と福、苦と楽、憂と歓等は相対するもので
す。なぜならば、猫が鼠をとった時は楽の極みですが、そのとられた鼠は苦の
極みです。蛇の喜びが極まるときは蛙の苦が極まります。鷹の悦びが極まると
きは雀の苦が極まります。猟師の楽は鳥獣の苦、漁師の楽は魚の苦です。世の
中皆こうなっています。
こちらが勝って喜べば、あちらは負けてくやしいし、こちらが田地を買って喜
べば、あちらは田地を売って悲しみます。こちらが利を得て喜べば、あちらは
利を失って憂います。人間の世界はみなそうです。
たまたま仏門に入る人もありますが、こうしたことを厭うて山林に隠れ、世を
遁れ世を捨てるのです。これはまた世上の役に立ちません。その志も行いも尊
いようではありますが世の役に立たなければ賞することができません。
わたしの戯れ歌に、
ちうちうとなげき苦しむこえ聞けば鼠の地獄猫の極楽
一笑に付してください。
それではあちらが喜んでこちらも悦ぶ道はないものかと考えましたら、天地の
道・親子の道・夫婦の道とまた農業の道との4つがあります。これは法則とす
べき道です。
これは メッセージ 83299 (sawayakanikoniko さん)への返信です.
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