崩壊に向けて一歩進んだ中国
投稿者: kubotakaaki2005 投稿日時: 2006/05/21 04:44 投稿番号: [75184 / 95793]
崩壊に向けて一歩進んだ中国
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/05/post_2865.html
私は、過去のエントリーで『中国崩壊』の可能性について何度も言及した。崩壊の要因はいくつもある。?資源的制約、?環境的制約、?極端な所得格差、?行政・司法の腐敗と横暴、?急速に進む少子高齢化・・・?が、いちばんの問題は、やはり国有企業の慢性的赤字体質と、それを支える四大国有銀行の巨額な不良債権である。?この金融機関の不良債権問題が解消されない限り、人民元の変動相場制移行もありえない。中国経済のネックになりつつある輸出依存型、外資依存型の体質も変換できない。
来る6月1日に中国銀行が香港市場に上場する。四大国有銀行としては05年10月に?上場した中国建設銀行に続くものだ。が、この『香港市場』というところに問題が隠されているのである。?ご承知の方も多いと思うが、世界の金融・資本市場では、ニューヨーク、東京、ロンドンが三大市場と呼ばれる。?中国建設銀行は当初、東京やニューヨークでの上場を目指した。が、目的を果たせず?ロンドン市場に切り替えた。しかし、これも不可。で、審査がゆるい香港で上場した。?中国銀行は、最初から東京や欧米市場でのIPO(新規株式公開)をあきらめている。?つまり、中国国有銀行の経営内容は世界標準に遠く及ばないということだ。
国際通貨基金(IMF)も今年4月1日、「中国四大国有銀行は融資を行う際のリスクに?鈍感だ」などとする報告書を発表した。?四大国有銀行の貸出総額は、中国全体の貸出総額の約60%に達している。この中国の金融システムの根幹を成す四大国有銀行について、IMFの報告書は、
?四大国有銀行は大規模な改革を行ってきたが、より根本的な革新が必要??国有企業に対して大量の貸付を行っているが、リスク評価をしていない??企業の業績に基づいて融資を行っているとは思えない??商業ベースで経営がなされているとはいいがたい??四大国有銀行の内部コントロール(企業統治や法令遵守)にも懸念が残る
などと、非常に厳しい指摘を加えている。?つまりIMFから見ても、四大国有銀行は『金融機関失格』なのである。
中国の公式統計では、金融機関が抱える不良債権額は今年3月末時点で1兆3100億元(約1640億ドル)、不良債権比率は8%(中国銀行業監督管理委員会)。?ところが、世界4大会計事務所のひとつ、アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)は、今月に?発表した『世界の不良債権(NPL)に関するリポート』の中で「中国の不良債権は控えめに見積もっても9000億ドル以上で外貨準備を上回る規模」との見込みを示した。?実に公式統計の5.5倍。不良債権比率は40%を超えることになる。
E&Yは中国でもかなりの実績があり、この数字は信頼できるものと思われる。が、E&Yは5月12日付声明で、この中国の不良債権に関する数値を「誤りだった」として撤回した。裏で、中国当局の「中国からE&Yを締め出す」という強烈な恫喝があったという。
仮に、世界一を誇る外貨準備高よりも不良債権の方が多いというE&Yの報告どおりだとすれば、既に中国は破綻しているということだ。?巨木は、実は根っこが腐っていた。この巨木がいつ倒れるか、あとはキッカケ次第である。?一部に陰りが見え始めたバブルの崩壊か、それとも人民元の大幅な切り上げか。
バブルが崩壊すれば、金融機関が抱える不良債権額はさらに増える。人民元が、欧米の圧力に抗し切れず、大幅な切り上げに追い込まれるようなことになれば、繊維や?雑貨、家電などを中心に企業倒産が続発する。?そして、バブル崩壊もしくは人民元の切り上げ→企業倒産→銀行破綻→経済失速→?失業の増大という『負の連鎖』が始まる。既に現時点で巨額の不良債権を抱える金融機関では、この『負の連鎖』を食い止めることは100%不可能である。?また、中国政府自体も現時点で既に財政赤字に陥っており、政府が救済に乗り出すとしても限界がある。
中国当局の発表する経済統計や経済指標は当てにならない、とよく言われる。それは、中国が地方分権型国家になっているからである。地方政府は、自らに都合のよいように数字をねつ造して中央に報告する。?また、企業はコンプライアンス(法令遵守)が欠如しているため、不正な会計処理が?まかり通る。私の過去のエントリーをお読みいただければ解るが、昨年も巨額の横領や巨額の不正融資が何件も摘発されている。?だから「金融機関が抱える不良債権額は今年3月末時点で1兆3100億元(約1640億?ドル)、不良債権比率は8%」などという中国当局の発表など鵜呑みにできないのだ。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/05/post_2865.html
私は、過去のエントリーで『中国崩壊』の可能性について何度も言及した。崩壊の要因はいくつもある。?資源的制約、?環境的制約、?極端な所得格差、?行政・司法の腐敗と横暴、?急速に進む少子高齢化・・・?が、いちばんの問題は、やはり国有企業の慢性的赤字体質と、それを支える四大国有銀行の巨額な不良債権である。?この金融機関の不良債権問題が解消されない限り、人民元の変動相場制移行もありえない。中国経済のネックになりつつある輸出依存型、外資依存型の体質も変換できない。
来る6月1日に中国銀行が香港市場に上場する。四大国有銀行としては05年10月に?上場した中国建設銀行に続くものだ。が、この『香港市場』というところに問題が隠されているのである。?ご承知の方も多いと思うが、世界の金融・資本市場では、ニューヨーク、東京、ロンドンが三大市場と呼ばれる。?中国建設銀行は当初、東京やニューヨークでの上場を目指した。が、目的を果たせず?ロンドン市場に切り替えた。しかし、これも不可。で、審査がゆるい香港で上場した。?中国銀行は、最初から東京や欧米市場でのIPO(新規株式公開)をあきらめている。?つまり、中国国有銀行の経営内容は世界標準に遠く及ばないということだ。
国際通貨基金(IMF)も今年4月1日、「中国四大国有銀行は融資を行う際のリスクに?鈍感だ」などとする報告書を発表した。?四大国有銀行の貸出総額は、中国全体の貸出総額の約60%に達している。この中国の金融システムの根幹を成す四大国有銀行について、IMFの報告書は、
?四大国有銀行は大規模な改革を行ってきたが、より根本的な革新が必要??国有企業に対して大量の貸付を行っているが、リスク評価をしていない??企業の業績に基づいて融資を行っているとは思えない??商業ベースで経営がなされているとはいいがたい??四大国有銀行の内部コントロール(企業統治や法令遵守)にも懸念が残る
などと、非常に厳しい指摘を加えている。?つまりIMFから見ても、四大国有銀行は『金融機関失格』なのである。
中国の公式統計では、金融機関が抱える不良債権額は今年3月末時点で1兆3100億元(約1640億ドル)、不良債権比率は8%(中国銀行業監督管理委員会)。?ところが、世界4大会計事務所のひとつ、アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)は、今月に?発表した『世界の不良債権(NPL)に関するリポート』の中で「中国の不良債権は控えめに見積もっても9000億ドル以上で外貨準備を上回る規模」との見込みを示した。?実に公式統計の5.5倍。不良債権比率は40%を超えることになる。
E&Yは中国でもかなりの実績があり、この数字は信頼できるものと思われる。が、E&Yは5月12日付声明で、この中国の不良債権に関する数値を「誤りだった」として撤回した。裏で、中国当局の「中国からE&Yを締め出す」という強烈な恫喝があったという。
仮に、世界一を誇る外貨準備高よりも不良債権の方が多いというE&Yの報告どおりだとすれば、既に中国は破綻しているということだ。?巨木は、実は根っこが腐っていた。この巨木がいつ倒れるか、あとはキッカケ次第である。?一部に陰りが見え始めたバブルの崩壊か、それとも人民元の大幅な切り上げか。
バブルが崩壊すれば、金融機関が抱える不良債権額はさらに増える。人民元が、欧米の圧力に抗し切れず、大幅な切り上げに追い込まれるようなことになれば、繊維や?雑貨、家電などを中心に企業倒産が続発する。?そして、バブル崩壊もしくは人民元の切り上げ→企業倒産→銀行破綻→経済失速→?失業の増大という『負の連鎖』が始まる。既に現時点で巨額の不良債権を抱える金融機関では、この『負の連鎖』を食い止めることは100%不可能である。?また、中国政府自体も現時点で既に財政赤字に陥っており、政府が救済に乗り出すとしても限界がある。
中国当局の発表する経済統計や経済指標は当てにならない、とよく言われる。それは、中国が地方分権型国家になっているからである。地方政府は、自らに都合のよいように数字をねつ造して中央に報告する。?また、企業はコンプライアンス(法令遵守)が欠如しているため、不正な会計処理が?まかり通る。私の過去のエントリーをお読みいただければ解るが、昨年も巨額の横領や巨額の不正融資が何件も摘発されている。?だから「金融機関が抱える不良債権額は今年3月末時点で1兆3100億元(約1640億?ドル)、不良債権比率は8%」などという中国当局の発表など鵜呑みにできないのだ。
これは メッセージ 75176 (kubotakaaki2005 さん)への返信です.
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