国家と良心-6
投稿者: easysea009 投稿日時: 2005/05/06 16:52 投稿番号: [30415 / 95793]
自ら模範を示せ
さて次の「譲る」という問題については出来るだけ短くコメントすることにしたい。
読者の一人から「靖国神社参拝を止めることには賛成しますが、島までくれてしまうということに関しては賛成しかねます」という意見が寄せられた。私自身、この「島などくれてしまえ」というある種の極論を吐いたとき、必ずこのような反論が来るだろうなと予想していた。個人的には別に全部を放棄してもかまわないと思うのだが、各種の状況判断をする限り、そうする必要はないと思われる。
ただし、竹島については、韓国に「のし」をつけてあげるのが得策だろう。韓国にとっては日韓併合につながる忌まわしき歴史を持つ島であり、現在実効支配している島であるわけだし、日本が過去、朝鮮民族に対して行った残虐行為の数々を考えれば、実にちっぽけな代償だと思うからだ。
さて、中国に話を戻そう。「一度譲れば、次に何を要求されるかわからない」というのが、この第一歩を譲ってはならないという考え方の論拠となっている。だが、仮に現在外交上の問題となっている島を譲ったからといって、次に中国は何を日本に要求してくるのだろうか。まさか、次は沖縄をよこせだの、九州をよこせなどとはいってこないと思うのだが、いかがだろうか。
そもそも、これは本メルマガで何度も書いているように、中国側にとってみれば、小泉さんが靖国参拝を止めるというだけでもかなりのガス抜き、外交的勝利(これはあくまでも中国国内向けの勝利であり、国内の対日強硬派を黙らせるうえでの勝利)になると思われる。
さらに、これにもしも戦没者のための国立墓地を建設するとでも付け加えれば、今度こそ「日本の謝罪は本物になりつつある」という認識が中国国内において生まれる可能性が大だ。そうなれば、おそらくこの領土問題の政治性もかなりの程度低下し、お互いが冷静な立場から協議できる環境が生まれるものと思われる。したがって、「島を譲る」といった極論まで踏み込む必要性はなくなるだろう。
この「島を譲れ」問題と関連して、私はこの前のメルマガで石橋湛山の「小日本主義」を紹介した。すると、ある読者の方から「この石橋湛山の言葉をそっくりそのまま中国に返したい」という意見が寄せられた。要するに、中国が台湾やチベットなど、本来ならば自国領土に入るはずのない地域を支配している、しようとしていることが許せないというのだ。
この方の気持ちは十分にわかる。しかし、であればこそなおのこと、日本がまず自ら模範を示さなければならないのではないだろうか。石橋湛山の主張がすばらしいのは、中国の領土を蹂躪して世界の世論からたたかれている日本が率先してその領土を捨てることにより、今度は道義的な意味におけるフロントランナーになれるということだ。いまだに植民地経営を行っている欧米列強に対し、道義的な優位性を獲得し、さらに植民地からの絶大なる支持を獲得することができるのだ。野球に例えてみれば、9回裏逆転満塁ホームランとでもいえよう。
いわば防戦一方だった日本が、今度は果敢に攻める立場を獲得することを意味している。捨てることで得られるものが確実にあるということだ。
現在でもまったく同じことがいえるだろう。もしも、日本が率先して係争中の領土問題で自ら進んで譲ることができれば、中国に対しても自信を持ってチベットや台湾問題において正論を吐くことができるに違いない。
要は、他人(他国)に要求する前にわが身を正せ、ということだ。これも先ほどの言葉と行動の関係と同じで、行動でバックアップされない言葉など、説得力のないものはない。日本の主張を生きたものとするには、やはり自ら行動で示すしかないのだ。
さて次の「譲る」という問題については出来るだけ短くコメントすることにしたい。
読者の一人から「靖国神社参拝を止めることには賛成しますが、島までくれてしまうということに関しては賛成しかねます」という意見が寄せられた。私自身、この「島などくれてしまえ」というある種の極論を吐いたとき、必ずこのような反論が来るだろうなと予想していた。個人的には別に全部を放棄してもかまわないと思うのだが、各種の状況判断をする限り、そうする必要はないと思われる。
ただし、竹島については、韓国に「のし」をつけてあげるのが得策だろう。韓国にとっては日韓併合につながる忌まわしき歴史を持つ島であり、現在実効支配している島であるわけだし、日本が過去、朝鮮民族に対して行った残虐行為の数々を考えれば、実にちっぽけな代償だと思うからだ。
さて、中国に話を戻そう。「一度譲れば、次に何を要求されるかわからない」というのが、この第一歩を譲ってはならないという考え方の論拠となっている。だが、仮に現在外交上の問題となっている島を譲ったからといって、次に中国は何を日本に要求してくるのだろうか。まさか、次は沖縄をよこせだの、九州をよこせなどとはいってこないと思うのだが、いかがだろうか。
そもそも、これは本メルマガで何度も書いているように、中国側にとってみれば、小泉さんが靖国参拝を止めるというだけでもかなりのガス抜き、外交的勝利(これはあくまでも中国国内向けの勝利であり、国内の対日強硬派を黙らせるうえでの勝利)になると思われる。
さらに、これにもしも戦没者のための国立墓地を建設するとでも付け加えれば、今度こそ「日本の謝罪は本物になりつつある」という認識が中国国内において生まれる可能性が大だ。そうなれば、おそらくこの領土問題の政治性もかなりの程度低下し、お互いが冷静な立場から協議できる環境が生まれるものと思われる。したがって、「島を譲る」といった極論まで踏み込む必要性はなくなるだろう。
この「島を譲れ」問題と関連して、私はこの前のメルマガで石橋湛山の「小日本主義」を紹介した。すると、ある読者の方から「この石橋湛山の言葉をそっくりそのまま中国に返したい」という意見が寄せられた。要するに、中国が台湾やチベットなど、本来ならば自国領土に入るはずのない地域を支配している、しようとしていることが許せないというのだ。
この方の気持ちは十分にわかる。しかし、であればこそなおのこと、日本がまず自ら模範を示さなければならないのではないだろうか。石橋湛山の主張がすばらしいのは、中国の領土を蹂躪して世界の世論からたたかれている日本が率先してその領土を捨てることにより、今度は道義的な意味におけるフロントランナーになれるということだ。いまだに植民地経営を行っている欧米列強に対し、道義的な優位性を獲得し、さらに植民地からの絶大なる支持を獲得することができるのだ。野球に例えてみれば、9回裏逆転満塁ホームランとでもいえよう。
いわば防戦一方だった日本が、今度は果敢に攻める立場を獲得することを意味している。捨てることで得られるものが確実にあるということだ。
現在でもまったく同じことがいえるだろう。もしも、日本が率先して係争中の領土問題で自ら進んで譲ることができれば、中国に対しても自信を持ってチベットや台湾問題において正論を吐くことができるに違いない。
要は、他人(他国)に要求する前にわが身を正せ、ということだ。これも先ほどの言葉と行動の関係と同じで、行動でバックアップされない言葉など、説得力のないものはない。日本の主張を生きたものとするには、やはり自ら行動で示すしかないのだ。
これは メッセージ 30414 (easysea009 さん)への返信です.
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