国家と良心-4
投稿者: easysea009 投稿日時: 2005/05/06 16:50 投稿番号: [30412 / 95793]
日本の身勝手を許せない隣国
しかし、日本の場合はそうはいかなかった。私が思うに、日本のなかにはいまだにある種の「不完全燃焼感」が残っているのではないだろうか。いや、「続けていれば勝てたのに」といった類の不完全燃焼感ではなく、「あの戦争がすべて悪だとして全否定されることは認められない。あの戦争は単なる侵略戦争などではなかった」といった類のものではないかと推測する。
私も日本人の一人として、そうではなかったと信じたいわけだが、残念ながら、どう解釈しても、先の戦争がアジアに対して戦略戦争でなかったという詭弁が通用するわけがない。またアメリカに対しても開戦の通知がバカな大使館員のミスで遅れてしまったために、「卑怯なだまし討ち」というレッテルが国際的に貼られてしまうことになった。ちょっとやそっとのことでは、このレッテルを覆すことなどできない。要するに、国際的に見れば、日本の過失は疑いようのないものなのだ。
それでもなお、あの戦争を美化しようとする勢力がいれば、それは国際的に認められた解釈に対する挑戦ということになる。そのような行為を容認する日本という国が、国際法にのっとって諸国間の利害調整を図るはずの国連において指導的立場に立てることなどできないという中国や韓国の主張に反論することはできないはずだ。
韓国の新聞「東亜日報」が「中国と日本の衝突を注視する」という社説(4月13日付)で次のように書いている。
「日本政府がまず、歴史に対して心より反省し謝罪しなければならない。『いつまで謝罪ばかりしなければならないのか』と言うが、歴史教科書歪曲や首相の靖国神社参拝の強行を見れば、『まだまだだ』と言うのが関係国の共通の認識である。反省を通じて、アジアの真の一員として生まれ変わるよりも、日米同盟を踏み台にして軍事大国化を図ろうとする考えが見えるために、116ヵ国の国連加盟国が日本の安保理常任理事国入りに反対したのだ」
と、日本の無責任な言動にくぎをさしながら、一方では中国にも自制を促している。
「しかし日本だけでなく、中国も自制すべきである。北東アジアの二つの大国が共存ではなく対決に突き進めば、地域の平和と共同繁栄は期待することができない。欧州は、名実ともに地域統合体(EU)を果たしたことで戦争の恐怖から抜け出したが、北東アジアだけが新対決体制に進むのなら、歴史の逆行になる」
できれば、今回の騒動を契機として、両国、両国民が冷静に考え、「お互いが必要だ」との結論に到達することを祈るだけだが、それにしても、私は日本が加害国として、またアジア最大の先進国として、兄貴分として、中国以上の自制心を利かせて、事態の収拾のためにやるべきことを淡々とやってほしいと思う。
しかし、日本の場合はそうはいかなかった。私が思うに、日本のなかにはいまだにある種の「不完全燃焼感」が残っているのではないだろうか。いや、「続けていれば勝てたのに」といった類の不完全燃焼感ではなく、「あの戦争がすべて悪だとして全否定されることは認められない。あの戦争は単なる侵略戦争などではなかった」といった類のものではないかと推測する。
私も日本人の一人として、そうではなかったと信じたいわけだが、残念ながら、どう解釈しても、先の戦争がアジアに対して戦略戦争でなかったという詭弁が通用するわけがない。またアメリカに対しても開戦の通知がバカな大使館員のミスで遅れてしまったために、「卑怯なだまし討ち」というレッテルが国際的に貼られてしまうことになった。ちょっとやそっとのことでは、このレッテルを覆すことなどできない。要するに、国際的に見れば、日本の過失は疑いようのないものなのだ。
それでもなお、あの戦争を美化しようとする勢力がいれば、それは国際的に認められた解釈に対する挑戦ということになる。そのような行為を容認する日本という国が、国際法にのっとって諸国間の利害調整を図るはずの国連において指導的立場に立てることなどできないという中国や韓国の主張に反論することはできないはずだ。
韓国の新聞「東亜日報」が「中国と日本の衝突を注視する」という社説(4月13日付)で次のように書いている。
「日本政府がまず、歴史に対して心より反省し謝罪しなければならない。『いつまで謝罪ばかりしなければならないのか』と言うが、歴史教科書歪曲や首相の靖国神社参拝の強行を見れば、『まだまだだ』と言うのが関係国の共通の認識である。反省を通じて、アジアの真の一員として生まれ変わるよりも、日米同盟を踏み台にして軍事大国化を図ろうとする考えが見えるために、116ヵ国の国連加盟国が日本の安保理常任理事国入りに反対したのだ」
と、日本の無責任な言動にくぎをさしながら、一方では中国にも自制を促している。
「しかし日本だけでなく、中国も自制すべきである。北東アジアの二つの大国が共存ではなく対決に突き進めば、地域の平和と共同繁栄は期待することができない。欧州は、名実ともに地域統合体(EU)を果たしたことで戦争の恐怖から抜け出したが、北東アジアだけが新対決体制に進むのなら、歴史の逆行になる」
できれば、今回の騒動を契機として、両国、両国民が冷静に考え、「お互いが必要だ」との結論に到達することを祈るだけだが、それにしても、私は日本が加害国として、またアジア最大の先進国として、兄貴分として、中国以上の自制心を利かせて、事態の収拾のためにやるべきことを淡々とやってほしいと思う。
これは メッセージ 30409 (easysea009 さん)への返信です.
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