中国の反日デモ

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>中華思想

投稿者: ymo2005jp 投稿日時: 2005/05/04 21:04 投稿番号: [29333 / 95793]
中華思想

京大東洋史辞典編纂会編『新編   東洋史辞典』(東京創元社1980年)

この語は主として日本学界の用語である。

中華とは中国人が自国を呼ぶ美称であり、中夏とも書く。

世界の中心・文明地帯の意味だが、このような考え方、つまり自己民族の文化地帯を世界の中心と考え、周辺諸民族を野蛮未開の非人間的地帯とすることは、古代文明諸民族に往々見られる普通の考え方である。

ただ中国ではこの考え方が非常にふるい時代から20世紀初頭まで変わりなく続き、政治・外交・文化・経済の一切にそのような優越感が見られたことは、いちじるしい特色であった。

近代中国の悲劇の数々は、中国人がこの優越感をみずから否定しなければ自立できなくなった点にある。


永原慶二監修『岩波日本史辞典   CD−ROM版』(岩波書店2000年)

中国を政治文化の中心として周辺の夷狄と区別する思想。

華は古くは夏と称し、周の直轄領域の意。春秋時代には中国中心部の諸国を華夏といい、礼俗・言語を共有する諸夏・中国と、共有せず禽獣と蔑まれる夷狄との区別が成立した。

中華・中夏の語の出現は漢代まで降ると思われる。

中華と夷狄との区別は絶対的ではなく、礼俗・言語に同化すれば夷狄も中華と認められた。

これを王化・徳化といい、天下観念と結びついて、漢代以降皇帝の徳の高さを示す指標とされた。

従って内国と外国との区別は曖昧で、皇帝が外国君主を王に任命するのは、冊書という文書による封建という意味で冊封というが、冊封は中国国内の君臣関係の外国への適用で、その外国は中国王朝に臣属するものとされた。

こうした中華思想は周辺諸国に伝播し、律令制下の日本も朝鮮諸国を諸蕃、蝦夷・隼人を夷狄に位置づけた。



確かに長い歴史を有する東アジアの大国であったばかりに、相対的な対外観を持てなかったことは中国近代史にとって致命的な問題ですね。

私は現在の中国指導者層は経済発展が国内の政治的安定に決定的に重要であるということをよく認識しているように思いますので、

軍事的中国脅威論には直ちに賛成できませんが、長い目で見た東アジアの安定という意味では中国共産党の抱く矛盾とともにこの中華思想的な考え方は障害となりうるでしょう。
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