汚染鯨肉を給食使用疑惑_4
投稿者: springsanbo 投稿日時: 2009/06/15 10:52 投稿番号: [54639 / 63339]
捕獲枠の現状
水産庁が区分している鯨類の捕獲方法には、捕鯨砲を用いたもの、銛を使う突きん棒漁(石弓漁含む)、追い込み漁がある。太地町の捕獲業者は、マゴンドウを捕鯨砲でも突きん棒でも追い込み漁でも捕獲する許可を持っている。 突きん棒漁(石弓漁含む)・追い込み漁をまとめて「イルカ漁業」と呼ぶが、これは県知事の認可事業で、捕獲枠は水産庁が決めている。
1980年代までは捕獲枠が設定されていなかったが、大型鯨類(IWCが管轄する捕鯨対象種。マッコウクジラとヒゲクジラ亜目)の商業捕鯨の一時中止が実施されると鯨肉の供給が払底し、代わりに小型鯨類(ハクジラ亜目)の捕獲が増加した。このため自然保護団体などから規制を求める声が上がったこともあり、1993年に捕獲枠が決められた。
その後、今度は調査捕鯨によってミンククジラやニタリクジラ、イワシクジラ、そしてナガスクジラの肉の供給が増加したのに連動するように、小型鯨類の需要は下がっている。(独)水産資源総合研究センターの「水産資源の状況・イシイルカ 太平洋・日本海・オホーツク海」には「特に近年は需要がひげ鯨に戻りつつあるため、魚価維持のために業界は漁獲を調整しているように見受けられる」とあるが、要するに調査捕鯨の拡大が沿岸業者を圧迫したということである。
小型鯨類の漁業と資源調査(総説)(末尾に1995年から2004年までの捕獲実績あり)を見ると、捕獲枠を超えている対象種・地域もあるが、全体的に見ると捕獲枠の半分も獲っていない種も多い。
和歌山県(太地)の追い込み漁はどうだろう。スジイルカとハナゴンドウで1993年の捕獲枠を超えている年があるが、捕獲枠300のマゴンドウは、近年は50〜60頭しか追い込み漁で捕獲されていない。ハンドウイルカ、マダライルカ、オキゴンドウでは半分捕れば多いほうで、捕獲そのものがない年も出てきている。おなじ追い込み漁の枠を持っている静岡県では、近年ほとんど捕獲が行われていない。イルカがあまり来なくなった上、経済的に見合わなくなったこともあり、出漁しなくなったようだ。
このようなことから、捕獲枠を資源調査に基づいて見直すようにと働きかけている野生生物保護団体があるが、それと関連してか無関係にか、今年、14年ぶりに捕獲枠が改訂された(2007〜2008の鯨種別捕獲枠)。捕獲枠の数字に大きな変化はないが、実質的に放置状態だったイルカ(小型鯨類)の資源管理に水産庁が関心を持ち始めた証拠かもしれない。
まあ、捕獲枠を大きくいじれない理由も想像に難くない。調査捕鯨の実施とイルカ漁の監督は同じ遠洋課捕鯨班が担当している。調査捕鯨の枠を拡大している一方で「イルカ獲ってないようだから枠減らそうか」といっても捕獲業者がウンというはずがない。調査捕鯨がふくれあがったからイルカが売れなくなったのだ。せめて、「枠ぐらい減らすな」と言いたくはなるだろう。
水産庁が区分している鯨類の捕獲方法には、捕鯨砲を用いたもの、銛を使う突きん棒漁(石弓漁含む)、追い込み漁がある。太地町の捕獲業者は、マゴンドウを捕鯨砲でも突きん棒でも追い込み漁でも捕獲する許可を持っている。 突きん棒漁(石弓漁含む)・追い込み漁をまとめて「イルカ漁業」と呼ぶが、これは県知事の認可事業で、捕獲枠は水産庁が決めている。
1980年代までは捕獲枠が設定されていなかったが、大型鯨類(IWCが管轄する捕鯨対象種。マッコウクジラとヒゲクジラ亜目)の商業捕鯨の一時中止が実施されると鯨肉の供給が払底し、代わりに小型鯨類(ハクジラ亜目)の捕獲が増加した。このため自然保護団体などから規制を求める声が上がったこともあり、1993年に捕獲枠が決められた。
その後、今度は調査捕鯨によってミンククジラやニタリクジラ、イワシクジラ、そしてナガスクジラの肉の供給が増加したのに連動するように、小型鯨類の需要は下がっている。(独)水産資源総合研究センターの「水産資源の状況・イシイルカ 太平洋・日本海・オホーツク海」には「特に近年は需要がひげ鯨に戻りつつあるため、魚価維持のために業界は漁獲を調整しているように見受けられる」とあるが、要するに調査捕鯨の拡大が沿岸業者を圧迫したということである。
小型鯨類の漁業と資源調査(総説)(末尾に1995年から2004年までの捕獲実績あり)を見ると、捕獲枠を超えている対象種・地域もあるが、全体的に見ると捕獲枠の半分も獲っていない種も多い。
和歌山県(太地)の追い込み漁はどうだろう。スジイルカとハナゴンドウで1993年の捕獲枠を超えている年があるが、捕獲枠300のマゴンドウは、近年は50〜60頭しか追い込み漁で捕獲されていない。ハンドウイルカ、マダライルカ、オキゴンドウでは半分捕れば多いほうで、捕獲そのものがない年も出てきている。おなじ追い込み漁の枠を持っている静岡県では、近年ほとんど捕獲が行われていない。イルカがあまり来なくなった上、経済的に見合わなくなったこともあり、出漁しなくなったようだ。
このようなことから、捕獲枠を資源調査に基づいて見直すようにと働きかけている野生生物保護団体があるが、それと関連してか無関係にか、今年、14年ぶりに捕獲枠が改訂された(2007〜2008の鯨種別捕獲枠)。捕獲枠の数字に大きな変化はないが、実質的に放置状態だったイルカ(小型鯨類)の資源管理に水産庁が関心を持ち始めた証拠かもしれない。
まあ、捕獲枠を大きくいじれない理由も想像に難くない。調査捕鯨の実施とイルカ漁の監督は同じ遠洋課捕鯨班が担当している。調査捕鯨の枠を拡大している一方で「イルカ獲ってないようだから枠減らそうか」といっても捕獲業者がウンというはずがない。調査捕鯨がふくれあがったからイルカが売れなくなったのだ。せめて、「枠ぐらい減らすな」と言いたくはなるだろう。
これは メッセージ 54638 (springsanbo さん)への返信です.
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