栄養上の問題点−高タン白質食の欠陥−
投稿者: springsanbo 投稿日時: 2009/06/10 23:59 投稿番号: [54203 / 63339]
これまで、三大栄養素のうち特にたん白質に重きが置かれてきた。とりわけ肉や乳製品などの動物性たん白質は、”良質のたん白質”として、その摂取が今でもさかんに勧められている。
しかし、こうした動物性食品を多く含む高たん白質の食事は、実際には栄養上大きな問題がある。それは、高たん白食が体内のカルシウムを奪う働きをする、ということである。動物性たん白質を摂取すると、体内に尿酸を作りだす。この尿酸を中和し無害化するのが、体内のカルシウムなのである。
動物の肉を主食にしているエスキモー民族には、骨粗しょう症がとても多い。彼らのたん白質摂取量は、一日当たり250から400gで、アメリカ人の約100g、日本人の80g、マクロビオティック食の40から60gに比べ飛び抜けて多い。彼らはカルシウムを多量に摂取している(一日当たり2000mg)が、骨が弱いのは、肉食によって尿酸が過剰になり、カルシウムが体から奪われているからである。
同じたん白質でも、動物性たん白質と植物性たん白質とでは、代謝の過程において大きな違いがある。植物性たん白質は消化がよいので分解しやすく、効率的に代謝物質が利用されるが、動物性たん白質は分解しずらく、円滑に代謝されにくいという欠点がある。
たん白質は人体の構成成分であるからといって、最も重要な栄養素というわけではない。人、特に成人は、活動エネルギー源となる栄養素の方をより多く必要としているので、たん白質は少なく、炭水化物の量を多くすべきである。低たん白質・高炭水化物の食事が、栄養的にバランスのとれた健康的な食事である。
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