肉食に関連する病気−心臓病と大腸がん−
投稿者: springsanbo 投稿日時: 2009/06/10 23:57 投稿番号: [54202 / 63339]
肉の摂取と関連する慢性疾病として知られているのは、心臓病と大腸がんである。肉の摂取量の多い欧米の国々では、心臓病と大腸がんは国民病のごとくにありふれており、これらの病気が死亡原因の上位を占めている。日本でも、肉の摂取量が大幅に増えたここ数十年間に、循環器系疾病と大腸がんが激増している。
科学的には、飽和脂肪酸とコレステロールが循環器系によくない。脂肪酸とは、脂肪の基本単位で、炭素結合が飽和している脂肪酸を飽和脂肪酸という。この飽和脂肪酸が脂質に多く含まれると、常温で固体状の脂肪になり、動物の肉脂肪がその代表である。飽和脂肪酸が血液中に増えると、赤血球の表面をおおい、毛細血管をふさぎ、心臓から酸素をうばう働きをする。また、過剰な飽和脂肪酸は、肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、生殖器などの器官の内部や周辺に蓄積し、それぞれの器官のがんの原因になることがある。
コレステロールは、脂肪と蛋白質が結合した脂質の一種で、ホルモンの合成や胆汁酸の生成を助ける働きをしている。コレステロールは動物性食品にのみ含まれており、特に肉、卵の黄身、乳製品に多い。コレステロールが血中に増えると、高脂血症になり、動脈内壁にたい積して血管をせばめ、高血圧や心臓病、脳卒中などの血管障害の原因になることがある。
また、肉には食物繊維が少なく、腐敗により毒素を生ずることから、大腸の病気との関連が示唆されている。一般に、動物性食品は植物性食品に比べ、消化・吸収に倍以上時間がかかる。肉を食べると、消化・吸収される間肉の腐敗によって作りだされた毒素が腸内に蓄積し、そこで繁殖した有害バクテリアが健康な腸内細菌、特にビタミンB複合体を合成する細菌を破壊する。
こうした状態が慢性的になると、便秘や腸炎ほかさまざまな大腸の症状を引き起こす。欧米人に比べ肉を食べないアジア人やアフリア人は、排便回数も量も多く、大腸の病気が少ない。
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