アル中が統合失調症である確率24%
投稿者: discover_200 投稿日時: 2008/12/27 05:32 投稿番号: [48677 / 63339]
アルコール飲用者がアル中になる確率230/6000≒4%
アル中が統合失調症である確率24%
アルコール飲用者が統合失調である確率0.04 x 0.24≒1%
http://www.kurihama-alcoholism-center.jp/J-4-4.html
Regier らによるとアルコール依存症者における統合失調症の生涯罹患率は 24 %
アルコールによる幻覚・妄想
平成 20 年 8 月 8 日
久里浜アルコール症センター
アルコール科医長 宮川朋大
知覚の障害である幻覚の主なものは、幻聴や幻視ですが、他にも幻臭、幻触、体感幻覚などがあります。神経伝達系の、主としてドーパミン神経系の過活動によって、脳の過剰な興奮状態が知覚過敏を生じ、程度の強いものが幻覚や妄想を生じるとみられます。
幻覚や妄想を生じる精神疾患は統合失調症がまず挙げられます。また、様々な原因により意識混濁に精神運動興奮を伴うせん妄において、幻視をはじめとする幻覚が生じます。ドーパミンの過活動を生じる依存性・乱用薬物(覚せい剤、コカイン、 MDMA など)の急性中毒(急性作用)でも幻覚や妄想が生じます。覚せい剤は連用により、摂取していない時期にも幻覚妄想が残存・固定化する覚せい剤精神病が生じることがあります。 アルコール依存症 では、 離脱せん妄 時に活発な幻覚(幻視、幻聴)が生じます。離脱期を過ぎても幻覚が持続するアルコール幻覚症もありますが、頻度や病態など解明されたとは言えません。アルコール依存症の幻覚を安易にアルコール幻覚症と決め付けず、離脱期やそれに引き続いた病態ではないのか、器質性疾患などの合併によるせん妄ではないのかなど、鑑別することは適切な治療のため重要です。
Ⅰ.アルコール依存症の合併精神障害による幻覚・妄想
1.アルコール依存症と統合失調症の合併
統合失調症や感情障害があると、その治療に注意が向けられ、アルコール問題を合併していても見落としや軽視がなされやすいのですが、実際にはアルコール問題を解決しないと他の精神疾患の治療も困難となります。 Regier らによるとアルコール依存症者における統合失調症の生涯罹患率は 24 %であり、オッズ比は 3.8 で、アルコール依存症者は統合失調症を合併しやすいことになります 1) 。アルコールの中枢神経抑制作用により飲酒が一時的に精神症状を軽減するため、精神症状に悩まされてきた統合失調症患者が自己治療的に飲酒し、酒量が多くなってついにはアルコール依存症となることが病因とみられます。このような統合失調症合併アルコール依存症者では、統合失調症の症状としての、幻覚・妄想がみられます。
2.覚せい剤後遺症、飲酒によるフラッシュバック
前述のようにドーパミン作動性薬であるメタンフェタミン(覚せい剤)は、気分効用、興奮作用の他に、急性中毒症状として幻覚や妄想を生じることが少なくありません。連用により、覚せい剤の血中濃度がゼロの時期にも幻覚や妄想が持続する覚せい剤精神病をきたすことがあります。覚せい剤精神病の寛解期にも疲労、睡眠不足、飲酒などにより幻覚・妄想が再燃するフラッシュバックという現象があります。覚せい剤精神病の既往のあるアルコール依存症者が飲酒によるフラッシュバックで幻覚・妄想を生じることがあります。
3.脳器質性疾患などによるせん妄の合併
アルコール依存症者は酩酊時などに転倒やその他の原因で頭部外傷を受傷しやすく、診察を受けないまま経過してせん妄を生じていることもあります。幻覚に見当識障害などを伴う場合は、離脱症状の他に脳器質性疾患の鑑別も重要となります。
アル中が統合失調症である確率24%
アルコール飲用者が統合失調である確率0.04 x 0.24≒1%
http://www.kurihama-alcoholism-center.jp/J-4-4.html
Regier らによるとアルコール依存症者における統合失調症の生涯罹患率は 24 %
アルコールによる幻覚・妄想
平成 20 年 8 月 8 日
久里浜アルコール症センター
アルコール科医長 宮川朋大
知覚の障害である幻覚の主なものは、幻聴や幻視ですが、他にも幻臭、幻触、体感幻覚などがあります。神経伝達系の、主としてドーパミン神経系の過活動によって、脳の過剰な興奮状態が知覚過敏を生じ、程度の強いものが幻覚や妄想を生じるとみられます。
幻覚や妄想を生じる精神疾患は統合失調症がまず挙げられます。また、様々な原因により意識混濁に精神運動興奮を伴うせん妄において、幻視をはじめとする幻覚が生じます。ドーパミンの過活動を生じる依存性・乱用薬物(覚せい剤、コカイン、 MDMA など)の急性中毒(急性作用)でも幻覚や妄想が生じます。覚せい剤は連用により、摂取していない時期にも幻覚妄想が残存・固定化する覚せい剤精神病が生じることがあります。 アルコール依存症 では、 離脱せん妄 時に活発な幻覚(幻視、幻聴)が生じます。離脱期を過ぎても幻覚が持続するアルコール幻覚症もありますが、頻度や病態など解明されたとは言えません。アルコール依存症の幻覚を安易にアルコール幻覚症と決め付けず、離脱期やそれに引き続いた病態ではないのか、器質性疾患などの合併によるせん妄ではないのかなど、鑑別することは適切な治療のため重要です。
Ⅰ.アルコール依存症の合併精神障害による幻覚・妄想
1.アルコール依存症と統合失調症の合併
統合失調症や感情障害があると、その治療に注意が向けられ、アルコール問題を合併していても見落としや軽視がなされやすいのですが、実際にはアルコール問題を解決しないと他の精神疾患の治療も困難となります。 Regier らによるとアルコール依存症者における統合失調症の生涯罹患率は 24 %であり、オッズ比は 3.8 で、アルコール依存症者は統合失調症を合併しやすいことになります 1) 。アルコールの中枢神経抑制作用により飲酒が一時的に精神症状を軽減するため、精神症状に悩まされてきた統合失調症患者が自己治療的に飲酒し、酒量が多くなってついにはアルコール依存症となることが病因とみられます。このような統合失調症合併アルコール依存症者では、統合失調症の症状としての、幻覚・妄想がみられます。
2.覚せい剤後遺症、飲酒によるフラッシュバック
前述のようにドーパミン作動性薬であるメタンフェタミン(覚せい剤)は、気分効用、興奮作用の他に、急性中毒症状として幻覚や妄想を生じることが少なくありません。連用により、覚せい剤の血中濃度がゼロの時期にも幻覚や妄想が持続する覚せい剤精神病をきたすことがあります。覚せい剤精神病の寛解期にも疲労、睡眠不足、飲酒などにより幻覚・妄想が再燃するフラッシュバックという現象があります。覚せい剤精神病の既往のあるアルコール依存症者が飲酒によるフラッシュバックで幻覚・妄想を生じることがあります。
3.脳器質性疾患などによるせん妄の合併
アルコール依存症者は酩酊時などに転倒やその他の原因で頭部外傷を受傷しやすく、診察を受けないまま経過してせん妄を生じていることもあります。幻覚に見当識障害などを伴う場合は、離脱症状の他に脳器質性疾患の鑑別も重要となります。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019607/ja7dfa4ha5afa58a5ijdd8n_1/48677.html