●知能はモザイク状に発達する(まとめ)●
投稿者: sanba_2_sanba 投稿日時: 2008/07/16 16:57 投稿番号: [36180 / 63339]
・イルカに鏡を使った自己認識能力があったとする。
・ 自己認識能力があったとしても、知能はモザイク状に発達する。よって、人間の3歳児が持つ知能全般を持つとは全く言えない。
・自己認識能力があるからと言って、悲しみや・恐怖の感情があるとは言えない。それは全く違う能力。(人間とは発達段階も違う))
・自己認識能力と言っても【鏡】を用いた【自己認識能力】でしかない。もしかしたら牛や豚には鏡を用いない自己認識能力があり、恐怖や悲しみを感じる能力があるのかもしれない。
・上記のことから、ある程度以上の脳を持つ動物には【恐怖や悲しみを感じる能力】を有する可能性が同程度あると考えなくてはならない。(知能がモザイク状に発達することから)少なくともどの動物も否定はできない。
●霊長研のお話から
・単純にチンパンジーの知性はヒトの発達段階の何歳の頃に相当するとは言えません。その理由は、1)知能はモザイク状に発達する、2)チンパンジーも発達する存在であるためです。
・ このような問いかけ(アイは人の3歳児以上の知能はある?)はフェアではないと常々述べています。
・ イルカにできる形態模写は訓練によって形成されたもので、ヒトの動作を自由にまねるものではないと思います。その意味ではチンパンジーも動作を真似ることはできますが、それは訓練されたものに限定されているように思います。そこにヒトとチンパンジーの大きな違いがある。
・ 「イルカは人の3歳児以上の知能がある?」← 問い自体が不適切です。イルカの知性とヒトの知性を単純に比較するわけにはいかないでしょう。それぞれがそれぞれの環境に適応してきた結果、今ここにいるわけです。このような知能観が世間に蔓延しているのはひとえには私たち研究者の怠慢のせいかもしれませんね(反省)
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