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ヒト、人間の定義をしてみよ

投稿者: discover_300 投稿日時: 2008/06/28 02:44 投稿番号: [33586 / 63339]
corax_lupus   No.33336>例えば、折ると血しぶきが飛ぶ植物、実をもぐと「ギャアアアア!!」と悲鳴をあげる植物、近付くと可愛らしくスリスリしてくる植物・・・
そんなのがあったら罪悪感いっぱいです。

それは、動物と定義されるよ、低脳君。
細胞壁は後付けに過ぎないものだ。
いいか、低脳、ヒトの定義をしてみるとよい。
「言語」「道具」「火」の利用。直立二足歩行は(地球)人類の後付け
ではET(映画)はヒトか?

http://www.h.chiba-u.jp/florista/ohanashi/sogetsu/hanashi6.html
  生物学事典(岩波書店、第4版)は「ヒト」の項に「結局のところヒトは、直立二足歩行を行うこと、そしてヒト特有の文化をもつことで類人猿とは区別される。」という一文を載せている。

  「結局のところ」とは、諸説紛々の考古学会の内情を垣間見る思いだが、よく考えてみると「ヒトとは、ヒト特有の文化をもつ動物」と言い放っているだけで、「ヒトとは何か」という疑問には何も答えていないことが分かる。

  その名のようにHomo erectusも直立二足歩行である。とするとHomo erectusとHomo sapiensを隔てる考古学的境界として、文化が重要な地位を占めることは容易に理解できる。だが、その文化の違いは「埋葬文化」だけとしか思えない。門外漢の私には。

  今のところHomo erectusの遺跡から埋葬文化の形跡は見つかっていない。しかし将来、もしHomo erectusにも埋葬文化の証拠が発見されたらどうなるのであろうか。

  その時「Homo sapiensは、Homo erectusと異なり、花を心の道具として使う文化をもつ動物」と定義できるかもしれない。これを園芸学者の我田引水と考古学者が無視するとしたら、ヒトと花との係わり方に科学のメスが入っておらず、あまりに情緒的、という理由からだけではないだろうか。

  花という一つの物体をヒト特有の文化とし取り上げるのは、あまりに即物的で、単純だと批判する人がいたならば、ネアンデルタール人をHomo sapiensと判定した根拠を整理してみるべきであろう。それは考古学者も含めて、私たち全員の心に明快だった。花は単なる物体ではないのである。

  もっとも、この話には「どんでん返し」が待っているのだが、その前にネアンデルタール人の花をもう少し解説しておこう。

【   ヒトの範疇を越えて   】

  時代は下って、ネアンデルタール人のDNA鑑定が行われるようになった。DNAは安定な物質で、太古の骨からでも未変成のDNAが取り出せる。

  最初のDNA鑑定の結果は、ソレッキの熱い結論を支持しなかった。ネアンデルタール人は私たちの直系の祖先ではない、という結果が出されたのである。もっとも、これから最終結論を導くのは時期尚早で、多くの研究が同じ結論を出すまで待った方が賢明である。

  だが実は、ネアンデルタール人が私たちの直系の祖先であろうと、なかろうと、私たちの導いた仮説、つまり「Homo sapiensとは花を心の道具として使う文化をもつ動物」という仮説に影響はないのである。考古学的結論はともかく、ヒトを解く鍵はまったく無傷で残されている。いや、むしろ純粋な形で浮き彫りにされたのである。

  もしDNA鑑定の結果が正しく、ネンデルタール人が私たちの祖先ではないとしたら、花を心の道具として使う生物が、私たち以外に、もう一種いた、という嬉しい事実が浮かび上がるのである。その時、私たちは「Homo sapiensとHomo neanderthalensisの2種は花を心の道具として使う文化によって他種と区別される」と引き下がることにやぶさかではない。

  ここから更に上位の仮説も導き出せる。つまり、花を心の道具とする文化は、ヒトに限ったことではない。知能が発達すれば、ヒト以外の生物でも、花を心の道具として使う可能性がある、という仮説すら導き出せるのである。ヒトの範疇を超えて「知能の発達は花を心の道具とする文化を誘導する」という普遍性を与えられるのかもしれない。

  ヘレン・ケラーがすべての物体に名前がある、と気付くきっかけは、ほとばしる冷たい水の感触であった。手の平に書かれた文字と、その物体が結びき、彼女は三重苦を乗り越えて、自由な会話を手に入れるのである。

  ゴリラと手話を交わすことに成功した今日、私たちが使う花の意味を彼らに伝えることも不可能ではなくなったと思う。幼少のヘレン・ケラーが水と出会った瞬間に似た花との出会いが、実に情緒豊かな彼らに突然訪れる日は、そう遠くないのではないだろうか。
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