Re: ●よし、これで1つ目の 横
投稿者: corax_lupus 投稿日時: 2008/06/19 13:37 投稿番号: [32361 / 63339]
ちょいと参考資料を追加です。手許の本の中に
「ハシナガイルカの行動と生態」K.S.ノリス・B.ヴュルジヒ・R.S.ウェルズ・M.ヴュルジヒ、海游社
があったので、ざっと見て概説の部分より。
p.395
「イルカで明らかになった認知の能力には、ヒトや他の高等陸上哺乳類がもっている精神的な資質のほとんどが含まれるようだ」としつつ、その理由を
「他のイルカの出す特徴的な音だけによって、群れの包みや内部構造を保つ能力にそれが最もよく現れている」としています。
音響特性による個体識別と行動の信号、という事であれば、鳥類も相当に発達していると思うのだが・・
で、その後に
「イルカは実験的な操作の点では、例えばチンパンジーなどと異なっているようである。」としており、知能的であるとしても、それを直接比較するのが難しいことを指摘しています。
「イルカは水中における集団生活に合わせて進化した、極めて高度な社会性を持つ『賢い』動物である」とも言えるし、
「小鳥と同程度には音声信号を用いて社会性を維持している動物」と言ってしまうこともできますね。
正直に言って、知能云々を比較するのは極めて難しく、その意味するところとなれば最早、哲学的議論か趣味の世界になる、ということでしょう。
例えば9000個ものドングリを隠しておいて(しかも雪に埋もれにくいように!)そのほとんどを回収するマツカケス、
群れのメンバーが見ているかどうかによって餌の隠し方を変えるワタリガラス、
餌台の危険度によって音声を切り替え、他個体を操作して安全を「確かめようとする」カラ類・・・
こういった生物はどう扱いましょう??
これは メッセージ 32299 (sanba_oosaka さん)への返信です.
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