捕鯨とクジラ保護

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3.化学物質汚染_3

投稿者: capt_paul_watson 投稿日時: 2008/06/09 08:22 投稿番号: [30991 / 63339]
長寿命のため、汚染環境への被曝が長く、やはり汚染物質が蓄積しやすい。人為的な排出による汚染でなくとも、健康被害にまで至っている可能性も指摘されている。


性成熟までの期間が長く、幼若個体の死亡率の増加がそのまま繁殖率の低下に直結する。


特に毒性の高い有機塩素系化合物は脂溶性で、皮下に厚い脂皮を持つ鯨類はそれらの化学物質を大量に蓄積することになる。


鯨類は体が大きくエラのような排出機構も持たないため、汚染物質の排泄の面でも魚類等に比べ不利。


鯨類は個体間の情報伝達やエコロケーションなど能動的に感覚器官を用いており、高度に発達した感覚/神経系に捕食や繁殖を依存する。このため、神経毒性のある重金属などの汚染によって聴覚・神経系統のダメージを被った場合、致命的となる。摂食・繁殖阻害のみならず、ストランディング誘発などによる間接的死因になり得る。


社会性が発達し、種によっては年齢・性別に応じて構成の変わる複雑な社会集団を形成しているため、非致死的影響であっても、社会行動を阻害することで繁殖率の低下につながる可能性がある。


胎盤あるいは授乳を通じた母子間汚染により、汚染の影響が長期間に及ぶ。


世代交代の間隔が長いため、汚染物質に対し遺伝的耐性を獲得することは望めない。


鯨類の生理には陸上哺乳類とも魚類とも異なる点があるため、汚染物質の影響について予測しにくい。


(ニンゲンが殺した健康体の標本ばかりで)自然死亡の状況に対する知見に乏しく、汚染の被害を把握することが難しい。


汚染のひどい沿岸水域は、ある種の鯨類にとって重要な繁殖場ないし索餌場となっている。
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