科学委員会で業界側が何を主張しているのか
投稿者: r13812 投稿日時: 2008/04/23 19:43 投稿番号: [22551 / 63339]
・RMP自体の改訂を提案
RMPの見直し論としては、保護水準の下方
修正を求める意見と、RMP自体の改訂を提案
する意見がある。前者は、RMPが資源の保護
水準を初期資源の72%と設定している点につ
いて、鯨と漁業との競合問題を考慮して保護
水準を下方修正すべきというものである。
これに対し、鯨が増えたために漁業資源が
減っているとの言説は科学的見地から不適切
であり、仮に鯨と他の生物種との関係を検証
しようとすれば科学委員会での議論が必要で
あるとの反論が出されている。後者は、日本
が主張しているもので、RMPは単一種管理を
前提としており、複数の生物種間の相互影響
を考慮していないという点で欠陥があり、生
態系アプローチの視点(鯨種間競合モデル)
を導入して改訂すべきとの意見である。
本稿第3節でみたとおり、単一種管理アプ
ローチをとる現行のRMP でさえ、その開発
には10年程度の期間を要している。したがっ
て、より複雑、かつ、科学者の間でもその妥
当性について意見相違が大きい鯨種間競合モ
デルを用いたRMP 再改定には膨大な時間が
かかることが予想される。
少なくとも、数年単位で商業捕鯨の再開を
目指すならば、現行のRMP をそのまま支持
することが重要であろう。現行のRMP が単
一種管理アプローチであることを「欠陥」と
して殊更に問題視し、その信頼性を揺るがす
ことは、商業捕鯨の再開にとって逆効果にな
る可能性すらある。
http://www.sof.or.jp/jp/report/pdf/200706_ISSN1880_0017.pdf
これは メッセージ 22549 (r13812 さん)への返信です.
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