壁を超えて
投稿者: oixkozo 投稿日時: 2004/07/25 00:38 投稿番号: [255 / 509]
イスラエルの壁は、一時的には、アラブの「テロ」から己を守るように見える。
しかし、この壁はパレスチナとイスラエルの分断を固定し、
アラブとイスラム教全体をイスラエルの敵に回すだけである。
アラブとイスラムからの敵意によって、囲まれている限り、
例え、どんな厚い壁に囲まれていても、イスラエルの平和はありえない。
イスラエルの平和は、パレスチナ社会との平和共存以外に、道はない。
壁は、平和共存のためにあるのじゃなく、平和を解体し、
戦争状態を固定する役割しか果たさない。
知性とは、己の限界を超えようとする意志である。
自由な知性は、あらゆる壁を乗り越えて進もうとする。
ところが、シャロンの知性は、イスラエルのユダヤ人の知性を、
この壁の内側に閉じ込め、アラブに対する敵意と憎悪で満たそうとする。
イスラエルのユダヤ人の偏狭な民族心と敵意は、
パレスチナ社会から同じ敵意となって跳ね返ってくる。
壁は、この両者の敵意と憎悪を拡大再生産するだろう。
壁が、イスラエルの平和に取って、どんなに危険なものとなるかは、
今日のガザをみれば、明らかである。
壁の完成は、イスラエルの世界からの孤立の完成である。
イスラエルは、ガザを壁で孤立させることによって、己を世界から孤立させた。
南アフリカの白人は、黒人をゲットーに閉じ込めることによって、
己の知性を、世界から孤立させ、精神的なゲットーに閉じ込めた。
同じように、この壁は、
イスラエルのユダヤ人の知性を精神的なゲットーに閉じ込めるだろう。
これは メッセージ 228 (oixkozo さん)への返信です.
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