対イラク武力行使

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Re: 国際法の限界

投稿者: need2003jp 投稿日時: 2007/01/04 22:29 投稿番号: [99915 / 118550]
はっきりいうけど、この法哲学に絡むやりとりは、実に難解で様々な解釈が出てくるので、議論をしてもきりがない部分である。

でも、現実問題を考えてみれば、国際法や国連の枠組みが限界だからといって、国連決議や国際法を無視してまでイラク戦争に踏み切ったアメリカの試みは、このイラク戦争という分野で見れば、果たして正しいといえるかが疑問符が置かれる。
テロとの戦いといいながら、自分たちのやってきた政策は、テロリストを付け入る隙を与え、イラクをフセインから解放して憲法を作って選挙はしたけれど、結局経済面も復興の目途が絶たず、肝心のイラク兵も内乱状態では全く機能しない状態である。サドル1人のことでも、イラク兵にシンパがいるのだから信頼できないのでは、治安維持なんて見通しが立たない。
国内を見れば、絶え間ない戦費の増加が財政をじわりじわりと圧迫し始め、赤字拡大の要因となっている。減税などで経済成長や株価にいい数字が出ていても、赤字の埋め合わせは効かない状態に陥っている。

あまり好ましい例ではないが、開戦時からのこれまでのアメリカの取ってきた行動を男女関係に喩えていうなら、交際相手のこともよく調べることもしないまま、土足で相手の家に上がり込んでしまった。しかも、そこまでならまだしも、初対面に近い相手に対して、会ってすぐに肉体関係を迫るという感じかな。これだと、相手の方も引いてしまうし、後で様々なプレゼント攻勢をかけても、関係修復は厳しいと言っても過言ではない。
まあ、改選に至る段階から、勇み足のきらいはあった。国際法の枠組みを無視したのはいいけど、自分たちが掲げた大義はお粗末なモノで大量破壊兵器も見つけられず、フセインとアルカイダの関係も米国の上院で立証できないという結果に終わった。しかも、善後策をろくに立てず、戦争に入ってしまい、大規模戦闘終結宣言(2003年5月1日)の後の政策で、あまりに強引にやりすぎたから、テロリストの侵入を招き、果ては内戦状態という有様である。
戦後日本で取った占領政策も、強引でドラスティックなモノだったが、それでも天皇制のことなど、それなりに配慮があった(個人的には、マッカーサーがうまく機転を利かしたかなと見ている)。ただ、あの時(2003年5月1日の大規模戦闘終結宣言の直後をさすが)のイラク政策に関していうと、自分たちのグローバルスタンダードに沿った民主化政策は、フセイン政権の残してきたモノを全部排除しようということ1点だけで、イラクの複雑なナイーブなモザイク国家の特性まで気配りがなかったといってもいい。結局、軌道修正はしたけれど、何もかもが後手後手に回っている。
男女関係のたとえは悪かったが、もっと身近な例を挙げれば料理だって、きっちりとした下ごしらえ・段取りが悪ければ、素材の特性を殺してしまい、悲惨な料理となってしまう。仕事だって、前準備の段取りがしっかりしていれば、とっさのアクシデントでも対処は利く(これは、私の上司などの例であるが)。
とはいっても、仮に案山子嬢がいうように国際法の限界を説いて自分たちの意思を押し通し、正当防衛云々で超法規的な措置を取るのが正しいとかで、このディベートという場で勝っても現実問題、イラク戦争の現状を見ると相手を納得させるというのは難しいなあ。
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