Re: テロリストの論理
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/12/25 18:08 投稿番号: [99364 / 118550]
>最近のザワヒリの世界制覇スピーチは面白いので
>お届けしましょう。
1997年以降のオサマ・ビンラディンやアイマン・ザワヒリが対米暴力を煽るスピーチを繰り返していたことは誰でも知っています。私が問題にしているのは、彼らが具体的個別の対米テロ事件に関与あるいは主導していた証拠がないということです。
1998年のタンザニア、ケニア米大使館爆破事件、2000年のコール号事件、2001年の911事件、いずれもビンラディンやザワヒリの関与は曖昧です。911事件に関しては、FBIですらビンラディンの関与に否定的な見解を示しています。
彼らは「テロが神への奉仕」だなどと言いながら、堂々と犯行声明を出すことはしません。「オレ達の仕業だと思うなら、思ってくれていいよ。光栄なことだから…」と、オトボケに終止するのです。これは貴女と同じで「戦争煽動」の言論活動にすぎません。
対米外交で強硬な言論活動をする、反米国家の政治家や元首はヤマほど居ますが、ビンラディンやザワヒリは、それらの人々と同じレベルの「反米活動家」だと言えても「テロリスト」と呼ぶには証拠が足りません。せいぜい、米捜査当局が行方を追う「テロ容疑者」もしくは「テロリストを自称する者」でしかないのです。
もっとも私は彼らが対米テロに「全く関与していない」とは思っていません。おそらく彼らはテロ工作組織のスポークスマンもしくはイメージ・キャラクターだと考えているのですが、これを話しだすと、とんでもない長さになりますし、いくぶんトピずれなので、ここでは触れずにおきましょう。
当面、ジハーディスト(ジハード思想を持つ者)とテロリスト(テロを実行する者)は似て非なるものだという事だけご理解いただければ良いのではないかと思います。そして貴女が敵視し、戦争の対象としても正当だと主張する相手は、貴女の「基準」を見る限り「テロリスト」ではなく「ジハーディスト」もしくは反米主義者ということになります。
要するに、何度も指摘したことですが、貴女の頭の中では「反米主義者=テロリスト」という公式が詰まっていて、両者の区別がつかなくなっているのでは?…ということです。なぜなら反米主義者は常に米国にとって「脅威的」存在だからです。
しかし、米国民の安全を守るために戦争以外手段がないと言うほどの「脅威」であるかどうか…という事を貴女は考えようとしません。貴女が「反米主義者など皆殺しにすれば良い」と思っているのと同じように、過激な反米主義者は「アメリカなんて無くなってしまえば良い」と思っています。この対立の解消手段を戦争に求めるならば、それは穏健派の米国民や穏健派のイスラム教徒までも巻き込み、世界を大戦乱に陥れてしまうでしょう。
世の中は貴女のような過激思想を持つ人や過激な反米主義者ばかりじゃありません。国際社会が、出来る限り平和的な紛争解決を模索し、相互に「譲れるところは譲ろう」とする穏健派がイニシアティブを持てば、過激派の脅威は縮小できます(完全にゼロにはなりませんが…)。戦争を避けようとする人々を戦争に引きずり込むのではなく、戦争したい人々の数を可能な限り減らした上で、それでもなお攻撃してくる者だけをピンポイントで摘発すれば良いのです。そうした作業は通常の警察力があれば事足りるのであり、重装備で固めた強力な軍隊は不要です。
逆に、戦争を避ける努力を頭から否定し、テロリストの定義を際限なく拡大し、あらゆる対立を戦争で解決しようとすれば、現在の米軍の規模と実力を以てしても、まだまだ不足であり、その「付随被害」は敵の脅威を遥かに超えるものとなるでしょう。
私は「戦争は悪だ」とは言いません。しかし、そのような戦争は「割があわない」という理由で反対します。貴女がイラク戦争を支持されるのであれば、貴女自身がそれで失うものを覚悟した上のことだと思いますが、出来得る限り平穏に暮らしたいと願う大勢の人々が戦争によって失うものに対しても、少しは思いを馳せていただきたいと心から願います。
ちょっと文章がトッチラカリましたが、案山子さんなら読解できるだろうと信じて、そのままアップします。
ちなみに「平和とは戦争のない状態」という言葉の定義が間違いだとおっしゃいましたが、正しい定義をご存知ならばご教授願いたいと思います。
>お届けしましょう。
1997年以降のオサマ・ビンラディンやアイマン・ザワヒリが対米暴力を煽るスピーチを繰り返していたことは誰でも知っています。私が問題にしているのは、彼らが具体的個別の対米テロ事件に関与あるいは主導していた証拠がないということです。
1998年のタンザニア、ケニア米大使館爆破事件、2000年のコール号事件、2001年の911事件、いずれもビンラディンやザワヒリの関与は曖昧です。911事件に関しては、FBIですらビンラディンの関与に否定的な見解を示しています。
彼らは「テロが神への奉仕」だなどと言いながら、堂々と犯行声明を出すことはしません。「オレ達の仕業だと思うなら、思ってくれていいよ。光栄なことだから…」と、オトボケに終止するのです。これは貴女と同じで「戦争煽動」の言論活動にすぎません。
対米外交で強硬な言論活動をする、反米国家の政治家や元首はヤマほど居ますが、ビンラディンやザワヒリは、それらの人々と同じレベルの「反米活動家」だと言えても「テロリスト」と呼ぶには証拠が足りません。せいぜい、米捜査当局が行方を追う「テロ容疑者」もしくは「テロリストを自称する者」でしかないのです。
もっとも私は彼らが対米テロに「全く関与していない」とは思っていません。おそらく彼らはテロ工作組織のスポークスマンもしくはイメージ・キャラクターだと考えているのですが、これを話しだすと、とんでもない長さになりますし、いくぶんトピずれなので、ここでは触れずにおきましょう。
当面、ジハーディスト(ジハード思想を持つ者)とテロリスト(テロを実行する者)は似て非なるものだという事だけご理解いただければ良いのではないかと思います。そして貴女が敵視し、戦争の対象としても正当だと主張する相手は、貴女の「基準」を見る限り「テロリスト」ではなく「ジハーディスト」もしくは反米主義者ということになります。
要するに、何度も指摘したことですが、貴女の頭の中では「反米主義者=テロリスト」という公式が詰まっていて、両者の区別がつかなくなっているのでは?…ということです。なぜなら反米主義者は常に米国にとって「脅威的」存在だからです。
しかし、米国民の安全を守るために戦争以外手段がないと言うほどの「脅威」であるかどうか…という事を貴女は考えようとしません。貴女が「反米主義者など皆殺しにすれば良い」と思っているのと同じように、過激な反米主義者は「アメリカなんて無くなってしまえば良い」と思っています。この対立の解消手段を戦争に求めるならば、それは穏健派の米国民や穏健派のイスラム教徒までも巻き込み、世界を大戦乱に陥れてしまうでしょう。
世の中は貴女のような過激思想を持つ人や過激な反米主義者ばかりじゃありません。国際社会が、出来る限り平和的な紛争解決を模索し、相互に「譲れるところは譲ろう」とする穏健派がイニシアティブを持てば、過激派の脅威は縮小できます(完全にゼロにはなりませんが…)。戦争を避けようとする人々を戦争に引きずり込むのではなく、戦争したい人々の数を可能な限り減らした上で、それでもなお攻撃してくる者だけをピンポイントで摘発すれば良いのです。そうした作業は通常の警察力があれば事足りるのであり、重装備で固めた強力な軍隊は不要です。
逆に、戦争を避ける努力を頭から否定し、テロリストの定義を際限なく拡大し、あらゆる対立を戦争で解決しようとすれば、現在の米軍の規模と実力を以てしても、まだまだ不足であり、その「付随被害」は敵の脅威を遥かに超えるものとなるでしょう。
私は「戦争は悪だ」とは言いません。しかし、そのような戦争は「割があわない」という理由で反対します。貴女がイラク戦争を支持されるのであれば、貴女自身がそれで失うものを覚悟した上のことだと思いますが、出来得る限り平穏に暮らしたいと願う大勢の人々が戦争によって失うものに対しても、少しは思いを馳せていただきたいと心から願います。
ちょっと文章がトッチラカリましたが、案山子さんなら読解できるだろうと信じて、そのままアップします。
ちなみに「平和とは戦争のない状態」という言葉の定義が間違いだとおっしゃいましたが、正しい定義をご存知ならばご教授願いたいと思います。
これは メッセージ 99352 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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