サドル運動とSCIRI、スンニ
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2006/12/18 17:20 投稿番号: [99156 / 118550]
事態がよく把握できないと、つい十把一絡げ的な分類をした方が理屈を立てやすいので、ついそっちの方向に向かってしまう。しかし、落ち着いて考えると、どうもその理屈から滑り落ちていく動きが現実に出てくる。例えば、サドル師が相変わらずナショナリスト的な発言を繰り返し、米国が支配するグリーンゾーン政治からサドル派を排除する動きが活発になっていることなど。
しかし、世界には事態をよく見ていて理解する人がいるもので、Non-Arab Arabというブログを出している人もその一人と言っていいだろう。一昨日だったか、サドル派が「四分五裂」みたいに書いたが、このブログを読むと、実際には元々が「四分五裂」的な組織で、それが方向性を探っている状態と考える方が適切なようだ。
Sadrists and Sunni Insurgents United for Peace and Love?
(平和と友好に向けたサドリストとスンニ反政府勢力の団結)
http://nonarab-arab.blogspot.com/このブロガは「Sadrists」と複数形であることに注意を促している。 なぜなら、「数多くの分派グループがあり、サドル師下の「公式」のサドリスト運動でさえ統制はかなり緩い」から。SCIRIと異なり、サドル派の主勢力は南部の貧しい田舎の人たちであり、バグダッドのサドルシティは日本で言えば「田舎からの出稼ぎ」ような人で構成されている場所ということになる。
肝心のサドリストとスンニ派の団結については、このブロガはかなり悲観的だ。シーア派という理由だけでアルカイダ系とかサラフィストとかの攻撃を受けている以上、彼らも自衛策としてスンニ派を攻撃せざるを得ないとしている。またサダム時代に弾圧され、現在もまた攻撃を受けていることから、現在の「feelings」から抜け出すのは難しいのではないかと考えている。
次のブログを含めて、この人は書いていることの向こうに「深さ」というか、「考えて書かれている」ことが窺えて面白い。
Iraq: On SCIRI vs Sadrists
(イラク:SCIRI対サドリスト)
http://nonarab-arab.blogspot.com/2006/10/iraq-on-sciri-vs-sadrists.html
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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