対イラク武力行使

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マリキは土壇場では。違うかなあ。

投稿者: taisyoudons15 投稿日時: 2006/11/22 22:53 投稿番号: [98542 / 118550]
masajuly2001さん、どうも。

明日は祝日休みですんで、だからどうということもないんですが。

シーア派の視点から見てみる必要という指摘はよく分かります。そうであろうと思いますし、俺はサダム・フセインの復帰を願っているわけでもなんでもないんでフセインが処刑の憂き目に合うことに関しては歴史の皮肉だと見ていますが、あの法廷が公正な裁きの場とはとてもいえないことはそもそもイラク戦争の大儀がことごとく嘘っぱちであったとアメリカ自らが認めたなかで唯一、それでも極悪非道の独裁者サダム・フセイン政権を打ち倒し、法廷で処刑をイラク人の手によって言い渡した。これこそが唯一、残されたアメリカのというかブッシュをして声高々に主張したいイラク戦争の肯定論でしょう。


時間を2003年に戻すことはできないけど、イラク戦争と同時に反体制派の亡命イラク人がイラクへ帰ってきてからとくにシーア派の中で親イラン派と土着派のヘゲモニーの確執が露わになったんだけどとりあえず議会で多数派をシーア派が形成することにより呉越同舟、同床異夢の連中がマリキを担いでいます。これはスンニ派も言うに及ばずでしょうけどね。スンニ派がアルカイダ系のテロリストを匿っていたからというのは額面どおりに受け取っていいんでしょうか?いや、アルカイダがいないと言いたいわけではないんですが、俺はこのアルカイダ系とかいうのがよく分からないんですわ。これを原理主義過激派とかイスラム至上主義とかジハーディストとかいうならフセイン時代、これらは真っ先に殲滅対象でした。だからブッシュのお友達だったわけですよ、サダム君は。アルカイダなんて言うから俺には余計分からなくなるし文脈で言うとサドルもシーア至上主義ですからねぇ、これは当然サダム・フセインは世俗政権だからテロリスト扱いになる。フセインがいなくなったので今は立場が逆になってるだけですが、新生イラク軍の主力がシーア派だといっても現実的には米軍の支え無しに武装抵抗勢力に太刀打ちできません。

スンニ派懐柔が上手くいかないのはイラク軍や警察にはびこるシーア派民兵のスンニ派住民狩りを止めさせろというスンニ派側の強い要望を米軍が現政権に要請したところで柱を外すわけにいかないマリキが天秤にかけ現政権がアメリカ肝いりの正統政府である意味を失って良いのか?とブッシュを追い詰めた結果だと思いますよ。ブッシュはイラクを敗走した大統領だとけして見られたかないんで、スンニ派に見切りをつけたんじゃないんですかね。

とにかくバグダッドを押さえていないマリキ政府は不安定なサドル派とハキーム派の両輪で支えてもらっていなければどーにもなりません。米軍は確かにスンニ派武装勢力掃討の使い走りにされていますが、逆に10月は過去最大の死者数を出し、現在も止まらない状況でしょう。路肩簡易爆弾と狙撃、グラードミサイルや米軍ヘリ攻撃など多種多様な攻撃方法がマニュアル化されてるというし、撤退戦略として武装勢力をなるべく多く殲滅させ現政権の治安を強化し引継ぎさせ引きたいとアメリカは考えているんだろうけど、俺はその前に米兵個人の判断がイラク撤退を早めるだろうと思います。米国世論の厭戦気分もあいまって。

そうなれば、現政権の中で再びシーア派同士のヘゲモニーの対立が起こり瓦解するのは目に見えているし、装備や攻撃の錬度の劣るイラク軍や警察ではレジスタンスや武装勢力に対抗できない。事態は急速に流動化するものと思います。
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