対イラク武力行使

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父の湾岸戦争・息子のイラク戦争

投稿者: messi19 投稿日時: 2006/11/16 23:27 投稿番号: [98351 / 118550]
今週の「ニューズ・ウイーク」にこんな記事があった…
>父ブッシュは息子ブッシュと違って、公共支出を削減し、増税を断行した。湾岸戦争では国連安全保障理事会の決議に従い、イラクのクウェート撤退をもって軍事行動を中止し、フセイン政権を打倒するための米軍投入を自制した。東西冷戦の幕引きとドイツの再統一を成功に導いた。多くのアメリカ国民は、その外交手腕と配慮を懐かしんでいるように見える。
(ジョン・ミーチャム米国版編集長)

父の湾岸戦争は、対イラク武力行使容認決議(安保理決議678)と言う明確な安保理の決定によって、行われた作戦であった。そしてクウェート解放というこれまた明確な結果を得ると、素早く鉾を納めた。

しかし、その後クリントン政権も息子ブッシュ政権も停戦決議である、安保理687号違反を盾に、その違反事実を安保理で検証もせず、再度の武力行使の承認も求めず…度々空爆を行ってきた…

そして、9.11以降、ブッシュ政権は、大量破壊兵器問題と共に、テロとイラクを結びつけ、又もクウェートとイラクの間の紛争を解決するために行った湾岸戦争の停戦決議を持ちだして、イラクの現政権(当時)の抹殺を目的とした新たな戦争に踏み切ったワケである。
イギリス国連大使の安保理議長宛書簡やアメリカ国連大使の安保理議長宛書簡等、「イラクに武力行使する権限は、国連安保理決議678号,687号,1441号を合わせた効力に基づく。」との見解を示しているが、多くの法律家はそこに疑義を感じている。少なくとも「決議687以降も決議678に基づいて武力行使が許可される実行が<定着している>とは言えない」と言う見解が最も説得力を持つ処だろう。

『国民の皆さん、今この時間、米軍および連合軍は、イラクの人々を解放し、世界を重大な危機から守るため、イラク武装解除の軍事作戦の初期段階にある。
  私の命令により、連合軍は、サダム・フセイン(大統領)の戦争遂行能力をそぐため、重要な軍事施設の選択的な目標に対し攻撃を始めた。
  これから起こるであろう広範かつ共同軍事行動の開始の段階となる。』

と言う言葉から始まるブッシュ米大統領による対イラク開戦宣言(2003年3月20日)には、一度も「クウェート再侵攻の可能性」と言う言葉は出てこない。(まあ、停戦決議には「この地域」と言う言葉が出てくるので、O.K.と言う事だろうが…杜撰で有ることは確かだ)

※余談ではあるが、その宣言には『この戦いでは、米国の敵は、道徳の基準や戦争の取り決めに対して全く敬意を払わない者たちである。』など言う言葉もある…冗談としか思えないが…

曲がりなりにも、安保理決議に則った湾岸戦争と、安保理メンバーの多く(特に常任理事国の過半数が…)が反対する武力行使…その間に大きな隔たりが有ると言えよう。

息子は、中間選挙の敗北を受けて、父を支えたべーカー元国務長官が中心となる「イラク研究グループ」の力を借りようとしている。このグループは、共和党系だけでは無く、民主党のメンバーも入ったもので…少なくともラムズフェルドの様な、「無能な偏執狂」は一人も入っていない。これが「賢人会議」となる事を祈りたい。
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