イラクでの知られざる戦争1
投稿者: jyonnconner 投稿日時: 2006/06/04 23:41 投稿番号: [92337 / 118550]
http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/50202809.html
(前略)
どのような戦争でも、他より明瞭に眼に映るが故に微細に報道されている事々があるものだ。しかし、イラクでの航空作戦( air war )はそのなかには無い。アメリカの航空戦力は現代戦争において圧倒的な地位にあり続けてきた。が、爆撃や銃撃は、完全に見えない所や報道関係者が間近に近づけない地域で行われている。記者が戦闘記録記述のために従軍することを、軍は殆ど許さない。
ベトナム戦争では、1969年から70年にかけてカンボジア領内の北ベトナム聖域に対して為された重攻撃のように、秘密裏に行われていた空襲があった。1970年4月のニクソンによるカンボジア「侵攻」によってこの国が戦争に完全に引きづりこまれるまで、軍の記録上では一連の絨毯爆撃はベトナム領内に対して行われていたことになっていたのである。
こんにち、アメリカがイラクで行っている戦争の内で、空からの部分については殆ど何も知られていないし取り上げられてもいない。安全上の問題から機動力が制限されている記者にとっては、人的物的な損害が起こっている地上での出来事に集中せざるを得ない、と云うこともその理由の一つである。より厳しく言ってしまえば、我々が航空作戦について出来得る限り沈黙を保つことを、アメリカ国防総省とアメリカ中央情報局が望んでいるからである。
しかし、合州国と英国がその地上軍の大部隊を撤退させた後でもアメリカ航空戦力は当地域に留まって、アメリカの訓練を受けて地上戦を引き継ぐことになるイラク陸上部隊を支援することになる。と、ワシントンの軍当局も最近になって認めつつある。国防総省がイラクでの航空戦力増強について沈黙を続けている一方で、別の軍関係者は(当情報は機密事項であることより匿名にて)、空襲の強化とその継続を要求する計画の存在を認めている。これらの情報源は、当地での航空戦力の警戒水準を高く保つ理由として、イランの存在とその核の野望を挙げている。
民間人死傷者のうち空襲によるものが可也の割合になっている。故に、空襲を継続すれば合州国は、中東で非難の的をいつまでも背負い込むことになろう。また同時にアメリカの報道機関にとっては、空襲に関してのより詳細かつ継続的な報道を提供するためにこれから圧力を強めて行く必要がある。
空襲を別個の優先課題としている記者たちが、既にいる。ワシントン・ポスト紙のEllen Knickmeyer記者は去る12月24日の長文記事にて、イラク西部での「鉄のカーテン作戦」に於ける空襲によって大勢の民間人が犠牲になったこと報じている。Husaybah(訳注:主にスンニ派ムスリムからなる人口約300,000人の都市)ただ一つで、この作戦中の一週間に97名の民間人が殺されたと云う医療関係者記録があることを、Zahid Mohammed Rawi医師が証言している。また彼が言うには、「少なくとも38名の抵抗戦士( insurgents )」も殺されている。「どんな組織やら委員会やら、はたまた米軍に言ってみたところで、こんな人数なんか否定されてしまうのでしょうがね。」とRawi医師はKnickmeyer記者に述べている。軍やイラク民間人の死傷者報告では「しばしばひどい乖離がある」ことを、彼女は指摘する。また彼女は、もっぱら市街戦では便衣兵( insurgents )は普通の家庭のなかに自分たちを強引に埋没させている、とはっきり言っている。それは一つには盾として使うためであり、またアメリカ人が民間人を巻き込まざるを得ないようにしてしまうためである。
彼女が送ってくるような報告を、戦地や合州国政府からもっと引き出さねばならない。
イラク空襲に関する基本情報を、国防総省もある程度は発表している。それに拠れば毎日、合州国及び英国の航空機が約45機、それに加えて陸軍・海兵隊そして特殊部隊のヘリコプターが飛び回っている。攻撃の殆どは、イラク外の基地から投入されるアメリカ軍のF-15そしてF-16によって為されている。そして更にペルシャ湾に展開している航空母艦から飛び立ったF-14とF/A-18もそれに加わっている。同様にイギリスのジェット攻撃機GR-4sとGR-7sによる空襲も行われている。
(前略)
どのような戦争でも、他より明瞭に眼に映るが故に微細に報道されている事々があるものだ。しかし、イラクでの航空作戦( air war )はそのなかには無い。アメリカの航空戦力は現代戦争において圧倒的な地位にあり続けてきた。が、爆撃や銃撃は、完全に見えない所や報道関係者が間近に近づけない地域で行われている。記者が戦闘記録記述のために従軍することを、軍は殆ど許さない。
ベトナム戦争では、1969年から70年にかけてカンボジア領内の北ベトナム聖域に対して為された重攻撃のように、秘密裏に行われていた空襲があった。1970年4月のニクソンによるカンボジア「侵攻」によってこの国が戦争に完全に引きづりこまれるまで、軍の記録上では一連の絨毯爆撃はベトナム領内に対して行われていたことになっていたのである。
こんにち、アメリカがイラクで行っている戦争の内で、空からの部分については殆ど何も知られていないし取り上げられてもいない。安全上の問題から機動力が制限されている記者にとっては、人的物的な損害が起こっている地上での出来事に集中せざるを得ない、と云うこともその理由の一つである。より厳しく言ってしまえば、我々が航空作戦について出来得る限り沈黙を保つことを、アメリカ国防総省とアメリカ中央情報局が望んでいるからである。
しかし、合州国と英国がその地上軍の大部隊を撤退させた後でもアメリカ航空戦力は当地域に留まって、アメリカの訓練を受けて地上戦を引き継ぐことになるイラク陸上部隊を支援することになる。と、ワシントンの軍当局も最近になって認めつつある。国防総省がイラクでの航空戦力増強について沈黙を続けている一方で、別の軍関係者は(当情報は機密事項であることより匿名にて)、空襲の強化とその継続を要求する計画の存在を認めている。これらの情報源は、当地での航空戦力の警戒水準を高く保つ理由として、イランの存在とその核の野望を挙げている。
民間人死傷者のうち空襲によるものが可也の割合になっている。故に、空襲を継続すれば合州国は、中東で非難の的をいつまでも背負い込むことになろう。また同時にアメリカの報道機関にとっては、空襲に関してのより詳細かつ継続的な報道を提供するためにこれから圧力を強めて行く必要がある。
空襲を別個の優先課題としている記者たちが、既にいる。ワシントン・ポスト紙のEllen Knickmeyer記者は去る12月24日の長文記事にて、イラク西部での「鉄のカーテン作戦」に於ける空襲によって大勢の民間人が犠牲になったこと報じている。Husaybah(訳注:主にスンニ派ムスリムからなる人口約300,000人の都市)ただ一つで、この作戦中の一週間に97名の民間人が殺されたと云う医療関係者記録があることを、Zahid Mohammed Rawi医師が証言している。また彼が言うには、「少なくとも38名の抵抗戦士( insurgents )」も殺されている。「どんな組織やら委員会やら、はたまた米軍に言ってみたところで、こんな人数なんか否定されてしまうのでしょうがね。」とRawi医師はKnickmeyer記者に述べている。軍やイラク民間人の死傷者報告では「しばしばひどい乖離がある」ことを、彼女は指摘する。また彼女は、もっぱら市街戦では便衣兵( insurgents )は普通の家庭のなかに自分たちを強引に埋没させている、とはっきり言っている。それは一つには盾として使うためであり、またアメリカ人が民間人を巻き込まざるを得ないようにしてしまうためである。
彼女が送ってくるような報告を、戦地や合州国政府からもっと引き出さねばならない。
イラク空襲に関する基本情報を、国防総省もある程度は発表している。それに拠れば毎日、合州国及び英国の航空機が約45機、それに加えて陸軍・海兵隊そして特殊部隊のヘリコプターが飛び回っている。攻撃の殆どは、イラク外の基地から投入されるアメリカ軍のF-15そしてF-16によって為されている。そして更にペルシャ湾に展開している航空母艦から飛び立ったF-14とF/A-18もそれに加わっている。同様にイギリスのジェット攻撃機GR-4sとGR-7sによる空襲も行われている。
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