イラク武力攻撃時のアメリカのジレンマ
投稿者: mariar_cyan 投稿日時: 2006/03/13 21:14 投稿番号: [88973 / 118550]
日本の優れたシンクタンクの1つ、独立総合研究所の青山繁晴氏の話は興味深い。
青山氏はアメリカ政府の要人とも直接有効な情報を入手できるし、対話の場を設けることもできる。
サダム・フセイン政権は、イスラム教スンニ派だった。イスラム教に立脚しつつも現実的な政策をとっており、女性も普通に働いているし、優れた女性はそれなりの教育を受けることができたし、外科医になって男性の身体に触れることも可能だった。
思想を異にするイスラム原理主義者にとって、これらのことは許し難い所行だった。
ビンラディンとアルカイダはかねてから、サダム・フセインを背信者として糾弾していた。
それだけに英米のイラク総攻撃は、アルカイダにとっては願ってもいない一石二鳥の戦争だったというのだ。
ひとつは背信者サダムを、「白い悪魔」のキリスト教徒が排除してくれる。
もうひとつは、イスラム社会でのアルカイダやテロ活動に対する支持が画期的に高まるといった目論見だ。
そこで青山氏はアメリカ当局者に対して、「テロ根絶のためにイラクを総攻撃する、イラクを攻撃しないとテロはなくならない、サダムを倒せばテロはなくなるとブッシュ大統領が言っているのは真っ赤な嘘だ。テロはむしろ、イラク総攻撃やバクダット占拠、親米政権の樹立の後に世界に広まってしまうでしょう。米英がイラクを総攻撃すればアルカイダにはむしろ好都合で、テロが日本を含む世界中に広まってしまう」と主張した。
当初この地位の高い当事者達は、青山氏の問いかけを否定していたいが、その後それをあっさりと認めるようになった。
アメリカによるイラク総攻撃がテロリストを喜ばせることになるらしいという結論は、アメリカ政府関係者の中でも持ち上がっていたらしい。
なのに、それでも何故アメリカはイラク攻撃を遂行しなくてはならなかったのか?
第一の理由は、イラクが大量破壊兵器を隠し持っているからだということだった。
しかし、それは結果それは見つからなかった。
いや、大量破壊兵器を隠し持っていたのは事実であったし、それは当初からアメリカも確信していたことだった。
ただ、核兵器は湾岸戦争後、作りたくても作れない状況だったということ。生物・化学兵器はまだ隠し持っているだろうが、湾岸戦争の前ほど大量に持っていた訳ではないということは、既にイラク攻撃する前から充分確認できていたというのが政府要人の証言である。
核兵器云々を問うならば、北朝鮮は当時既に核爆弾をいくつか持っていた。高濃度ウラン型だからミサイルには積めないけども、核の再処理施設などを再稼働して、軽量縮小できるプルトニウム型の核弾頭を作るのに3年とは掛からないこともアメリカは知っていた。
では何故、北朝鮮ではなくイラクだったのか。
「イラクにはオイルがあり、北朝鮮にはオイルがない。イラクには味方がなく北朝鮮には味方がある」と、アメリカ当局はさらりと言ってのけたという。(こんな話は今更目新しいことではないが)
北朝鮮の味方とは、当然中国である。。。
アルカイダや北朝鮮よりもイラク攻撃を優先したアメリカ。
果たしてその選択は成功だったのだろうか?
青山氏はアメリカ政府の要人とも直接有効な情報を入手できるし、対話の場を設けることもできる。
サダム・フセイン政権は、イスラム教スンニ派だった。イスラム教に立脚しつつも現実的な政策をとっており、女性も普通に働いているし、優れた女性はそれなりの教育を受けることができたし、外科医になって男性の身体に触れることも可能だった。
思想を異にするイスラム原理主義者にとって、これらのことは許し難い所行だった。
ビンラディンとアルカイダはかねてから、サダム・フセインを背信者として糾弾していた。
それだけに英米のイラク総攻撃は、アルカイダにとっては願ってもいない一石二鳥の戦争だったというのだ。
ひとつは背信者サダムを、「白い悪魔」のキリスト教徒が排除してくれる。
もうひとつは、イスラム社会でのアルカイダやテロ活動に対する支持が画期的に高まるといった目論見だ。
そこで青山氏はアメリカ当局者に対して、「テロ根絶のためにイラクを総攻撃する、イラクを攻撃しないとテロはなくならない、サダムを倒せばテロはなくなるとブッシュ大統領が言っているのは真っ赤な嘘だ。テロはむしろ、イラク総攻撃やバクダット占拠、親米政権の樹立の後に世界に広まってしまうでしょう。米英がイラクを総攻撃すればアルカイダにはむしろ好都合で、テロが日本を含む世界中に広まってしまう」と主張した。
当初この地位の高い当事者達は、青山氏の問いかけを否定していたいが、その後それをあっさりと認めるようになった。
アメリカによるイラク総攻撃がテロリストを喜ばせることになるらしいという結論は、アメリカ政府関係者の中でも持ち上がっていたらしい。
なのに、それでも何故アメリカはイラク攻撃を遂行しなくてはならなかったのか?
第一の理由は、イラクが大量破壊兵器を隠し持っているからだということだった。
しかし、それは結果それは見つからなかった。
いや、大量破壊兵器を隠し持っていたのは事実であったし、それは当初からアメリカも確信していたことだった。
ただ、核兵器は湾岸戦争後、作りたくても作れない状況だったということ。生物・化学兵器はまだ隠し持っているだろうが、湾岸戦争の前ほど大量に持っていた訳ではないということは、既にイラク攻撃する前から充分確認できていたというのが政府要人の証言である。
核兵器云々を問うならば、北朝鮮は当時既に核爆弾をいくつか持っていた。高濃度ウラン型だからミサイルには積めないけども、核の再処理施設などを再稼働して、軽量縮小できるプルトニウム型の核弾頭を作るのに3年とは掛からないこともアメリカは知っていた。
では何故、北朝鮮ではなくイラクだったのか。
「イラクにはオイルがあり、北朝鮮にはオイルがない。イラクには味方がなく北朝鮮には味方がある」と、アメリカ当局はさらりと言ってのけたという。(こんな話は今更目新しいことではないが)
北朝鮮の味方とは、当然中国である。。。
アルカイダや北朝鮮よりもイラク攻撃を優先したアメリカ。
果たしてその選択は成功だったのだろうか?
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