Re: terotowa_nanikaさんへ質問
投稿者: terotowa_nanika 投稿日時: 2006/03/13 12:56 投稿番号: [88949 / 118550]
>911の犯人がイスラム組織だった場合、彼らの「政治目的」というのが分からなくなるのです。
先にも述べましたように、ビンラディンは最初イスラム戦士の失業対策としてアルカイダを作りました。
その後、湾岸戦争を契機に反米・反サウジアラビア意識が芽生えた経緯も既述の通りです。
特に彼らが聖地とするサウジアラビアに米軍が駐留し、しかもそこで女性米軍達もその地を踏み、イスラム教を嘲笑するかのように上半身水着のような姿をしていたのは写真週刊誌にも当時載っていました。
こういった行為により、ビンラディンはイスラム教を冒涜されたとして反米感情を募らせ、アメリカを攻撃のターゲットにした動機の1つであったことは間違いありません。
そしてその政治的目的ですが、東南アジアを初めとして、各国にイスラム国家を建設することがビンラディンの当初の目的でした。
ビンラディンはサウジアラビア国内から厄介者扱いされ、米国から危険人物として扱われるようになって後も、東南アジアを含む海外でのイスラム慈善事業を続けてきました。
つまり、イスラム教の布教活動の為に、イスラム教の教育・福祉向上のために最善を尽くしてきたわけです。
具体的には宗教学校のマサドラ(イスラム神学校)や、プサントレン(寄宿塾)などの建設などです。
また、イスラム国家を建設するために、イスラム戦士「ムジャヒディン」やイスラム過激派を養成することも、彼らの価値観からすれば慈善事業だったわけです。
ここに欧米側の価値観と、彼らイスラム系組織の価値観の相違があり、それぞれの価値的視点で見ると、双方が自らは正義(善)であり、相手方は悪となるわけです。
つまりは相対的なものですね。我々の価値観からすれば、テロ行為そのものは絶対悪な訳ですが、イスラム教を絶対とする原理主義者から見れば、その行為はジハード(聖戦)ということになる訳です。
そこで当時ビンラディンは、世界各地でイスラム教を「迫害」している各国の政府を新たな標的として据え始めました。
ミンダナオ島を抱えるフィリピン、分離独立運動が絶えないインドネシア、チェチェンを支配下におくロシアは、イスラム教徒を「迫害する国家」として、ビンラディンにとっては「悪の枢軸」に映る訳です。
そして、イスラム教徒を迫害する国家に対して、世界各地で聖戦を仕掛けるべきであるという独自の論理へと収斂していくわけです。
そうなると、ブッシュ政権のアフガニスタン攻撃と動機が何やら重なってきますね。
いずれが善か悪かとなると、これは非常に相対的なものであり、かつ最大公約数的にしか善悪の判断するより他ないとしか言いようがありません。
ここに『文明の衝突』と言われる所以があるのかも知れません。
また、先の投稿で少し触れました「JI」ジェイマー・イスラミア(イスラム共同体)の設立目的も、東南アジア地域に氾イスラム共同体を建設し、世俗的な政府を打倒してイスラム国家を樹立することでした。JIはこのような長期目標を設けて、国際テロ組織アルカイダと提携関係を結び、東南アジア広域圏で爆弾テロ事件を起こしてきました。
このように、彼らなりの「政治目的」を実現するための手段としてテロという暴力が導入された訳ですが、その内本末転倒となって爆弾テロ闘争そのものが目的になってしまっています。
これは国際テロ組織アルカイダにおいても同様だと思います。
だから貴女方が彼らの政治目的が見えなくなるのも無理もありません。
しかし、元来は「世俗的な政府を打倒してイスラム国家を樹立する」という明確な政治目的があった訳です。
今もそれが完全に消え失せている訳ではないと思います。思いの外苦戦した結果、暴力が優先になっているのが現状なのでしょう。これはイラクにおけるアメリカにおいても然りではないでしょうか?
というわけで、彼らの政治目的であるイスラム国家樹立を阻む勢力への抵抗と憎悪が一連のテロ攻撃であり、9.11もその攻撃の1つであったということです。
ですから、9.11=テロと断言しても差し支えないと思いますよ。
先にも述べましたように、ビンラディンは最初イスラム戦士の失業対策としてアルカイダを作りました。
その後、湾岸戦争を契機に反米・反サウジアラビア意識が芽生えた経緯も既述の通りです。
特に彼らが聖地とするサウジアラビアに米軍が駐留し、しかもそこで女性米軍達もその地を踏み、イスラム教を嘲笑するかのように上半身水着のような姿をしていたのは写真週刊誌にも当時載っていました。
こういった行為により、ビンラディンはイスラム教を冒涜されたとして反米感情を募らせ、アメリカを攻撃のターゲットにした動機の1つであったことは間違いありません。
そしてその政治的目的ですが、東南アジアを初めとして、各国にイスラム国家を建設することがビンラディンの当初の目的でした。
ビンラディンはサウジアラビア国内から厄介者扱いされ、米国から危険人物として扱われるようになって後も、東南アジアを含む海外でのイスラム慈善事業を続けてきました。
つまり、イスラム教の布教活動の為に、イスラム教の教育・福祉向上のために最善を尽くしてきたわけです。
具体的には宗教学校のマサドラ(イスラム神学校)や、プサントレン(寄宿塾)などの建設などです。
また、イスラム国家を建設するために、イスラム戦士「ムジャヒディン」やイスラム過激派を養成することも、彼らの価値観からすれば慈善事業だったわけです。
ここに欧米側の価値観と、彼らイスラム系組織の価値観の相違があり、それぞれの価値的視点で見ると、双方が自らは正義(善)であり、相手方は悪となるわけです。
つまりは相対的なものですね。我々の価値観からすれば、テロ行為そのものは絶対悪な訳ですが、イスラム教を絶対とする原理主義者から見れば、その行為はジハード(聖戦)ということになる訳です。
そこで当時ビンラディンは、世界各地でイスラム教を「迫害」している各国の政府を新たな標的として据え始めました。
ミンダナオ島を抱えるフィリピン、分離独立運動が絶えないインドネシア、チェチェンを支配下におくロシアは、イスラム教徒を「迫害する国家」として、ビンラディンにとっては「悪の枢軸」に映る訳です。
そして、イスラム教徒を迫害する国家に対して、世界各地で聖戦を仕掛けるべきであるという独自の論理へと収斂していくわけです。
そうなると、ブッシュ政権のアフガニスタン攻撃と動機が何やら重なってきますね。
いずれが善か悪かとなると、これは非常に相対的なものであり、かつ最大公約数的にしか善悪の判断するより他ないとしか言いようがありません。
ここに『文明の衝突』と言われる所以があるのかも知れません。
また、先の投稿で少し触れました「JI」ジェイマー・イスラミア(イスラム共同体)の設立目的も、東南アジア地域に氾イスラム共同体を建設し、世俗的な政府を打倒してイスラム国家を樹立することでした。JIはこのような長期目標を設けて、国際テロ組織アルカイダと提携関係を結び、東南アジア広域圏で爆弾テロ事件を起こしてきました。
このように、彼らなりの「政治目的」を実現するための手段としてテロという暴力が導入された訳ですが、その内本末転倒となって爆弾テロ闘争そのものが目的になってしまっています。
これは国際テロ組織アルカイダにおいても同様だと思います。
だから貴女方が彼らの政治目的が見えなくなるのも無理もありません。
しかし、元来は「世俗的な政府を打倒してイスラム国家を樹立する」という明確な政治目的があった訳です。
今もそれが完全に消え失せている訳ではないと思います。思いの外苦戦した結果、暴力が優先になっているのが現状なのでしょう。これはイラクにおけるアメリカにおいても然りではないでしょうか?
というわけで、彼らの政治目的であるイスラム国家樹立を阻む勢力への抵抗と憎悪が一連のテロ攻撃であり、9.11もその攻撃の1つであったということです。
ですから、9.11=テロと断言しても差し支えないと思いますよ。
これは メッセージ 88947 (bonno_216 さん)への返信です.
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