対イラク武力行使

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ジャファリ首相続投問題⑤

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2006/03/13 01:24 投稿番号: [88916 / 118550]
JUAN COLE 教授は
「ジャファリ首相が目指しているのは、強力な中央集権政府で
クルドが目指しているのは、キルクークの実効支配
つまり、中央政府対地方の権利の問題」と述べています。

確かに、連邦制の問題は、イラク内政の基本的対立軸の一つです。
しかし、ジャファリ首相続投問題は、連邦制の問題だけでは、
説明がつかないと思います。


・ジャファリ首相続投:賛成派と反対派

<強く賛成>   <賛成>   <不明>    <反対>    <強く反対>
  ダアワ党    サドル派   SCIRI       アラウィ派     クルド両党
                                スンニ両党


・連邦制:反対派と賛成派≒中央集権派と地方分権派

<強く反対>   <反対>    <不明>   <賛成>     <強く賛成>
  スンニ両党   アラウィ派             SCIRI      クルド両党
  サドル派    ダアワ党

上記の表では、スンニ両党は、両端にきています。
他の勢力は、それほど極端には偏っていません。

クルドのキルクーク実効支配は、クルドとスンニにとっての死活問題であり
自らの第一義的な戦略的問題として、根源的に利害対立している問題です。
スンニ両党としては、クルドによるキルクーク実効支配を阻止する為だけならば
当然ジャファリ首相続投に賛成するはずです。
しかし、ジャファリ首相続投に反対しているということは
スンニにとっての戦略的問題であるキルクークの問題よりも
更により重要な緊急の問題があるということなのでしょうね。

それは、内務省をSCIRIが牛耳っており、スンニ派住民に被害をもたらしている
という問題があります。
本当にそうなのかどうかを、私は証明することはできませんが
少なくともスンニ派住民の多数がそう認識しているということです。
(それが正しい認識かどうかは、議論の余地があると思いますが)

そしてそれが、スンニ両党をして、ジャファリ首相続投に反対している
最大理由なのだろうと推測しています。
より正確には、ジャファリ首相に反対しているというよりも
ジャファリ第二次政権による内務省ポストに反対しているということでしょうか
ジャファリ首相が、スンニ両党の納得できる内務省ポストを保証していない
ということなのではないか。

これは直感のレベルで、何の客観的根拠も提示できないのですが
もしかしたら、スンニ派をターゲットにしているというよりは
スンニ派の世俗派をターゲットにしているという要素が
大きいのかもしれないという直感もあります。

スンニ両党が、二度にわたるファルージャ大虐殺の張本人たるアラウィ派と
共同行動、統一会派まで結成しているのですが、
「何故だか理解できない」という私はまたしても無知でしたね。
そんなこと言う暇があったら、何故そこまでせざるを得ないのかと
更に迫っていくべきだったとまたしても反省しています。
そこまでせざるを得ない情況にまで追い詰められている、
少なくともそう観念しているということの、
対象的表現なのだと受け止めています。

SCIRIもダアワ党もサドル派も全て宗教勢力です。
内部には原理主義過激派も有しているのでしょう。

スンニ派政党もイラク・イスラム党等宗教政党が多いのですが
バース党の公然政治参加はできない情勢の下で
宗教政党の傘の下に、バース党支持者も内包しているでしょうから。
(いやそれも違うかもしれません。
  スンニ派のイマームも多数殺害されているのですから。
  う〜ん、世俗派も宗教指導者も両方ということですかね)

そういう要素が大きいかどうかも分かりませんが
一つの要素ではあるのではないかという直感を持ちました。

現在シーア、スンニ両派の一般市民が
相互に住居を逃げ出すという事態が進行しています。
(どれ位の規模なのかも分かりませんが)
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