妹之山さんへ(続き)
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/03/10 11:30 投稿番号: [88773 / 118550]
>スンニ派は、米軍を憎悪し
>レジスタンスを支持し、
>米軍の撤退を望み、
>そして同時に、正に同時に現段階では米軍の保護も必要としているのです。
これを前後の文脈で捉えれば次のような主張に聞こえます。
「あるアンケートでは、八割のスンナ派住民が、半年後の米軍の撤退期限を望んでいるという結果が出たけれど、これは事実の一面であって、別の面で彼らは米軍に撤退して欲しくないと思っている(はずだ)。だから、アンケートの結果を根拠にして『米軍撤退すべき』と主張することは、(バグダッドの)スンナ派の意志を正確に反映していないことになる」
どうでしょう? あなたは↑のような事を言いたかったのではありませんか? 「本心はともかく、米兵に感謝すると公言する人は少ないのかもしれません」と書けば、「これまでの経緯があるので、彼らは本心では、撤退して欲しくないと思っていても、アンケートでは『撤退を望む』にマルをつける(はずだ)。だから、アンケートの結果は鵜呑みにすべきではない」という意味に読めませんか?
>イラク人は誇り高いです。プライドが高いです。
>それ故、口が裂けても、米軍が必要だとは言わないのかもしれません。
>でも、子供達は正直です。
これは、「スンナ派住民が米軍を必要としている(はず)なのに、正直にそう言わないのは、よけいなプライドが邪魔をしているからだ。だが子供たちは笑顔で米兵と接している。こっちが本当の姿なのだ」という意味じゃないのですか?
あなたの総合的認識は「スンナ派住民が米兵を必要としている」というところにあります。なのに「アンケートでは八割が撤退を主張している」いったい何故だ?…という疑問に対して、都合良く個別的事象をとりあげ「解答」としているだけのことじゃないのでしょうか?
「スンナ派住民が米兵を必要としている」という認識に異議を唱えているわけじゃありません。そういう側面もあるでしょう。しかし、それを以て「撤退を望むというのが本心ではない」とは言えませんよね。ここで、月並みな表現ですが「複雑な心境」とでも言えば、ある程度、包括的な認識と評価できます。しかし…、
>割り切れようと、割り切れまいと、現実世界では、「より悪いもの」
>より、「よりましなもの」が必要です。
と続くのです。これはスンナ派住民の選択ではなく、あなたの選択ですよね? ここであなたは「より悪いもの(シーア派組織からの襲撃)」より「よりましなもの(米軍の保護)」を選択すべきだと、言ってるように聞こえてしまうのです。
そういう選択をしているスンナ派住民も存在する…と言うだけなら同意できますが、あなたはその選択が「唯一、現実的で正しい選択だ」とする、自らの主張を暗に仄めかしています。あなたの本心は「占領の容認」にあるのですが、論理的には占領の不当性を否定できないがゆえに、「イラク人自身が、現実的に考え、限定的に容認しているのであれば、我々が不当性を訴えるのは筋違いではないか」と、誤摩化している…って言ったら言い過ぎでしょうか?
もちろん、あなたは「イラク人が占領を容認している」とは言っていないのですが、今回の投稿では、上で見てきたように、より悪い事態を避けるために、米軍が保護者の役割を果たすことが「もっとも現実的な解決策」であるとする、あなた自身の主張を、さも「スンナ派住民も、本心では賛同している(はずだ)」と言ってるように聞こえるのです。
スンナ派住民にとって「よりましなもの」が、唯一米軍の保護だというわけじゃないでしょう。(シーア派組織に対する)和解や融和、逃亡、改宗、買収、服従、隷属、自衛、反撃などの選択肢もあります。どれも最善ではないけれど、これらの中のどれを「よりましなもの」と思うかは人それぞれであって、あなたが規定するものじゃありません。溺れるものは「ワラ」をも掴むと言いますが、それは必ず「ワラ」を掴むという意味じゃありません。木切れや紙が浮かんでいたら、そっちを掴むこともあるのです。米軍の存在を「ワラ」と表現しておきながら、その「ワラ」を掴むことが唯一の現実的解決策であるかのような論法は、詐術的だと思うのですが、いかがでしょう?
>レジスタンスを支持し、
>米軍の撤退を望み、
>そして同時に、正に同時に現段階では米軍の保護も必要としているのです。
これを前後の文脈で捉えれば次のような主張に聞こえます。
「あるアンケートでは、八割のスンナ派住民が、半年後の米軍の撤退期限を望んでいるという結果が出たけれど、これは事実の一面であって、別の面で彼らは米軍に撤退して欲しくないと思っている(はずだ)。だから、アンケートの結果を根拠にして『米軍撤退すべき』と主張することは、(バグダッドの)スンナ派の意志を正確に反映していないことになる」
どうでしょう? あなたは↑のような事を言いたかったのではありませんか? 「本心はともかく、米兵に感謝すると公言する人は少ないのかもしれません」と書けば、「これまでの経緯があるので、彼らは本心では、撤退して欲しくないと思っていても、アンケートでは『撤退を望む』にマルをつける(はずだ)。だから、アンケートの結果は鵜呑みにすべきではない」という意味に読めませんか?
>イラク人は誇り高いです。プライドが高いです。
>それ故、口が裂けても、米軍が必要だとは言わないのかもしれません。
>でも、子供達は正直です。
これは、「スンナ派住民が米軍を必要としている(はず)なのに、正直にそう言わないのは、よけいなプライドが邪魔をしているからだ。だが子供たちは笑顔で米兵と接している。こっちが本当の姿なのだ」という意味じゃないのですか?
あなたの総合的認識は「スンナ派住民が米兵を必要としている」というところにあります。なのに「アンケートでは八割が撤退を主張している」いったい何故だ?…という疑問に対して、都合良く個別的事象をとりあげ「解答」としているだけのことじゃないのでしょうか?
「スンナ派住民が米兵を必要としている」という認識に異議を唱えているわけじゃありません。そういう側面もあるでしょう。しかし、それを以て「撤退を望むというのが本心ではない」とは言えませんよね。ここで、月並みな表現ですが「複雑な心境」とでも言えば、ある程度、包括的な認識と評価できます。しかし…、
>割り切れようと、割り切れまいと、現実世界では、「より悪いもの」
>より、「よりましなもの」が必要です。
と続くのです。これはスンナ派住民の選択ではなく、あなたの選択ですよね? ここであなたは「より悪いもの(シーア派組織からの襲撃)」より「よりましなもの(米軍の保護)」を選択すべきだと、言ってるように聞こえてしまうのです。
そういう選択をしているスンナ派住民も存在する…と言うだけなら同意できますが、あなたはその選択が「唯一、現実的で正しい選択だ」とする、自らの主張を暗に仄めかしています。あなたの本心は「占領の容認」にあるのですが、論理的には占領の不当性を否定できないがゆえに、「イラク人自身が、現実的に考え、限定的に容認しているのであれば、我々が不当性を訴えるのは筋違いではないか」と、誤摩化している…って言ったら言い過ぎでしょうか?
もちろん、あなたは「イラク人が占領を容認している」とは言っていないのですが、今回の投稿では、上で見てきたように、より悪い事態を避けるために、米軍が保護者の役割を果たすことが「もっとも現実的な解決策」であるとする、あなた自身の主張を、さも「スンナ派住民も、本心では賛同している(はずだ)」と言ってるように聞こえるのです。
スンナ派住民にとって「よりましなもの」が、唯一米軍の保護だというわけじゃないでしょう。(シーア派組織に対する)和解や融和、逃亡、改宗、買収、服従、隷属、自衛、反撃などの選択肢もあります。どれも最善ではないけれど、これらの中のどれを「よりましなもの」と思うかは人それぞれであって、あなたが規定するものじゃありません。溺れるものは「ワラ」をも掴むと言いますが、それは必ず「ワラ」を掴むという意味じゃありません。木切れや紙が浮かんでいたら、そっちを掴むこともあるのです。米軍の存在を「ワラ」と表現しておきながら、その「ワラ」を掴むことが唯一の現実的解決策であるかのような論法は、詐術的だと思うのですが、いかがでしょう?
これは メッセージ 88769 (bonno_216 さん)への返信です.
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