対イラク武力行使

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

フリーハンドについて

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2006/02/07 09:01 投稿番号: [87640 / 118550]
>米国は崩壊する、というマサさんと、米国は世界を制覇する、
>というヤンキーさんの論理は、可能性はゼロでない以上否定
>できないという点、まだ起こっていない結果を起点に考えて
>いるという点と、フリーハンドが最大の解決法であるという
>論理において似ているように感じます。

  けっこう本質的な議論だと思います。ただマサさんの「米国は崩壊する」については、ご本人もおっしゃっているように、単なる「予測」であって「論理」ではないのですが・・・。

  マサさんは「米国が崩壊すれば、世界が平和になる」なんて言っておられません。彼は米国の崩壊を望んでいるのでもなければ、期待しているわけでもないと思いますよ。ただ「成るようにしか成らない。ブッシュ政権が自滅したいのなら、それを諌めても仕方ないから、注意深く見守るだけ」ってことでしょう。

  私が重要だと思ったのは「フリーハンドが最大の解決法であるという論理」です。これは軍事力による強制的な統合、統治が安定の要であるとする、根強い思想が起点になっています(まだ起こっていない結果を起点にしているのではなく…)。

  hoop_jobさんや私が唱える「プロセス主義」とは、真っ向から対立するものですが、未だにある程度の支持を集めている考え方でもあるだけに、注意が必要です。

  というのは、これを起点に論理を組み立てることで、あらゆる政策の評価を一気に180度転換させることが可能だからです。

  たとえば、ブッシュ政権の支持率が落ち、戦争政策が行き詰まったとしましょう。0度の視点から見れば、これは「ブッシュ政権の自滅」であって、政策変更への転機だと考えられます。しかし180度の視点から見れば、戦争政策が行き詰まったのは「世論の無理解」が原因であり、馬鹿な平和主義者たちのせいで世界の安定が阻害された…というふうに映るのです。

  その視点が広まれば、近い将来「ブッシュ政権が失敗したのは、ブッシュ氏が『非情に徹し』きれなかったからだ」という論評が幅をきかせるようになるかもしれません。「国際法や憲法を守っていては理想を実現することなんかできない!」とか「民意は『人気投票』にすぎない。そんなものを気にしていて実効的な政治は無理!」とか「愚かな民衆が政治に口を出せば、世界は破滅する!」とか言い出す過激な政治家が一定の支持を得て、大弾圧の時代が幕をあけるのです。

  私は、米(英)指導層の最終目標が「ここ」にあるのでは、と疑っています。すなわち、民主主義・法治主義を否定し、絶対権力を手に入れること…そのために軽度な(破滅的でない)戦時体制を長期にわたって継続させることです。アフガン、イラクで「確実に勝てる」戦術をとらず、世界的な反戦運動の広がりをあえて黙認し、人道主義や民主主義に配慮するポーズをとり続けてきたのは、それらに配慮することが「目的達成を阻害する」と言いたいがためではなかったか?・・・そんな気がしています。

  911事件および、ブッシュ政権のレイムダックとイラクでの屈辱は、米国民にとって深刻なトラウマとなるでしょうが、そのトラウマを逆手にとれば、米国を一気に「専政国家」に衣替えすることが可能になります。世界に於ける米国の特権的地位は、今後徐々に喪失され、軍事力を以てしても、それを食い止めることは不可能でしょうが、その分、米国のエスタブリッシュメント層は、国内での特権的地位を確保、拡大させようとします。このことが目的であるなら、「損得から考えて」も、イラクから早期の米軍撤退はないという予測に整合性がつきます。

  軍を消耗させ、財政を破綻させ、その責任を「愚かな国民」になすりつけることで、政権への求心力を強め、邪魔な勢力を弾圧する…そんな「悪魔のシナリオ」が進行中ではないのか?、と疑ってみることが、今後の重要な課題だろうと思います。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)