Re: イラクに抵抗軍はいない
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/12/17 18:01 投稿番号: [85711 / 118550]
>アメリカに盾をついているからではなく、外国人
>テロリストと共謀してイラク内でテロをおこなって
>いるからですよ。
具体的にどの事件のことを言っておられるのですか? それが分からないことにはコメントのしようがありません。
>今回の選挙によってイラク国民の大多数が平和的な
>政治参加をえらび、イラク人による政府が確立される
>以上、正当な抵抗軍が存在するという理屈をどのように
>説明するのですか?
「政治参加」や「選挙への期待」は「占領の容認」でも「武力抵抗の放棄」でもありません。また、スンナ派武装勢力(イラク・イスラム党ではありません)の政治参加は、今まで米軍によって阻止されてきたものであって、彼らには武力抵抗以外の選択肢がなかったことを考慮すべきです(バース党に対しては現在も「政治参加」の道が閉ざされています)。
今回、反占領武装勢力の一部に対し、米軍占領当局(および移行政権)が政治参加を認めたのは、占領軍への武力攻撃がイラク人の正当な権利であることを、イラク各派和解会議が決議し、米政権もそれを尊重する姿勢を示したためです。
米国が占領政策を大幅に緩和した(ぜざるを得なかった?)ことで、武装勢力はようやく「米軍撤退後」の国家運営に参加する姿勢を持てたわけです。間違ってはならないのですが、政治参加の目的は「占領の終結」ではなく、占領が終了すると見越した上で、イラクの政治に参加するという意思の表明です。占領が終結しなければ、この選挙は何の意味もないことに変わりはありませんし、今回の選挙が占領軍の都合によってコントロールされ、制限されたものであり、必ずしも「主権回復」のロードマップに沿っていないという事実も変化ありません。
つまり「選挙=占領の終結」ではなく、実質的には「占領の強化」に違いはないのですが、もはや米国には占領継続の財力、軍事力が残っておらず、選挙の成功くらいでは、撤退という大勢に影響はないだろうというのが、大方のイラク国民が持つ予測なのでしょう。
ブッシュ政権にしても、選挙の成功は、もはや「占領の強化」に役立たず、「敗走」の印象を払拭させるためだけの政治ショーであると割り切っているようです。親イランの安定した政権樹立を阻止したい思惑もあって、スンナ派やアラブ主義者の政治参加を積極的に認めた…という側面もあるでしょうが、もっとも大きな原因は、武装勢力の頑強な抵抗と米国内での世論に逆風が吹き荒れていることだろうと思います。
正当な抵抗軍の存在は、占領終結に向けた運動の核である一方、今回の選挙は、不完全であっても「米軍撤退後」のイラク政局に関わる重大事である故に、国民の関心も高くて当然なのです。ただし、この政治ショーの成否は「占領終結」を早めるものでも遅らせるものでもありませんから、選挙への国民の関心の高さが、正当な抵抗軍の存在を否定するものでは、まったくないという理屈になります。おわかりでしょうか?
>テロリストと共謀してイラク内でテロをおこなって
>いるからですよ。
具体的にどの事件のことを言っておられるのですか? それが分からないことにはコメントのしようがありません。
>今回の選挙によってイラク国民の大多数が平和的な
>政治参加をえらび、イラク人による政府が確立される
>以上、正当な抵抗軍が存在するという理屈をどのように
>説明するのですか?
「政治参加」や「選挙への期待」は「占領の容認」でも「武力抵抗の放棄」でもありません。また、スンナ派武装勢力(イラク・イスラム党ではありません)の政治参加は、今まで米軍によって阻止されてきたものであって、彼らには武力抵抗以外の選択肢がなかったことを考慮すべきです(バース党に対しては現在も「政治参加」の道が閉ざされています)。
今回、反占領武装勢力の一部に対し、米軍占領当局(および移行政権)が政治参加を認めたのは、占領軍への武力攻撃がイラク人の正当な権利であることを、イラク各派和解会議が決議し、米政権もそれを尊重する姿勢を示したためです。
米国が占領政策を大幅に緩和した(ぜざるを得なかった?)ことで、武装勢力はようやく「米軍撤退後」の国家運営に参加する姿勢を持てたわけです。間違ってはならないのですが、政治参加の目的は「占領の終結」ではなく、占領が終了すると見越した上で、イラクの政治に参加するという意思の表明です。占領が終結しなければ、この選挙は何の意味もないことに変わりはありませんし、今回の選挙が占領軍の都合によってコントロールされ、制限されたものであり、必ずしも「主権回復」のロードマップに沿っていないという事実も変化ありません。
つまり「選挙=占領の終結」ではなく、実質的には「占領の強化」に違いはないのですが、もはや米国には占領継続の財力、軍事力が残っておらず、選挙の成功くらいでは、撤退という大勢に影響はないだろうというのが、大方のイラク国民が持つ予測なのでしょう。
ブッシュ政権にしても、選挙の成功は、もはや「占領の強化」に役立たず、「敗走」の印象を払拭させるためだけの政治ショーであると割り切っているようです。親イランの安定した政権樹立を阻止したい思惑もあって、スンナ派やアラブ主義者の政治参加を積極的に認めた…という側面もあるでしょうが、もっとも大きな原因は、武装勢力の頑強な抵抗と米国内での世論に逆風が吹き荒れていることだろうと思います。
正当な抵抗軍の存在は、占領終結に向けた運動の核である一方、今回の選挙は、不完全であっても「米軍撤退後」のイラク政局に関わる重大事である故に、国民の関心も高くて当然なのです。ただし、この政治ショーの成否は「占領終結」を早めるものでも遅らせるものでもありませんから、選挙への国民の関心の高さが、正当な抵抗軍の存在を否定するものでは、まったくないという理屈になります。おわかりでしょうか?
これは メッセージ 85683 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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