対イラク武力行使

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イラク国民投票前後

投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2005/11/29 17:04 投稿番号: [85038 / 118550]
この10月15日に行われた憲法草案に対するイラク国民投票。それがどのようなものであったか、憲法の内容を含めて極めて簡潔かつ正確にまとめたコラムがあった。 Rahul Mahajanという人が書いたのだが、初めて目にする名前だった。名前からするとアラブ系の人だろうか。投票前と後の10日と17日に投稿されている。嬉しいことに日本語にしてくれている人がいた。

イラク憲法   1   &   2
日本語版:http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/50077041.html
      http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/50088352.html
英語版:   http://www.empirenotes.org/october05.html#10oct051
      http://www.empirenotes.org/october05.html#17oct051

イラクにいる米国がすでに利用されるだけの存在であることを示す文章を紹介しておこう。

「確かに、憲法草案は米国の干渉をまったくまぬがれているわけではない。たとえば、外国軍の基地の設置を忌避するという条文は削除された。同じ条文のなかで、国会が基地の設置を承認することを認めているにもかかわらず、である。

しかし米国のイラク大使ザルマイ・ハリルザドの尽力にもかかわらず、米国の利権は最終草案にはほとんど反映されなかった。米国の無能さのおそらくもっとも明らかな例を挙げよう。8月にブッシュ大統領はみずからSCIRI(イラク・イスラム革命最高評議会)の指導者アブデルアジズ・アル・ハキム師に電話をかけ、連邦主義について譲歩するよう懇願した。そしてそれは、完璧に無視されたのだ。」

「全体として、大体においてイラク憲法の内容はイラク人多数派(20%のスンニ派を除く)から選出された議員の意思を表しているといえる。イラクの石油資源は市場原理にしたがって開発されるべきだとする憲法の箇所に当惑する左派の言論人がいるが、そもそもサウジアラビアを例外として、70年代もしくはそれ以前に石油を国有化したあらゆる国は、外国から石油開発のための投資を招致するか、生産を拒否するかしたのだ。サダム・フセインは外国と投資契約を結んでいた。イランも、ベネズエラも。チャベス大統領でさえ、拒否はしなかったのだ。しかし大規模な契約は国家の安定、すなわち占領の終結を待たねば無理だろう。そのときでなければ、イラクの人々は彼らが望むところにしたがって契約を結ぶことはできないのだ。

イラクを再建するという当初の壮大な計画と、アヤトラ・シスタニ師が強硬に進めた自由選挙と多数派のシーア派による統治という作戦に捕らわれ、米国はイラクだけでなく、中東という地域全体がその手から滑り落ちていくのを見つめつづけている。爆撃を続けながらも。」
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