イラク戦争以降、小林節の変説?朝生より
投稿者: nemuronosannma 投稿日時: 2005/11/06 23:05 投稿番号: [84119 / 118550]
朝生を見ていて思ったのだが、慶応の小林教授は、なかなか正直な人であると言うことだ。小林節と言えば、改憲論者の急先鋒であったが、最近政府のイラク戦争への態度を見て(よりのよって)「赤旗」紙上で
「政府自らが提案して国会で主権者・国民の承認を取りつけた法律を、かくも乱暴にたばかる政治を見ていると、このように法治主義や法の支配をないがしろにする政治権力に、現憲法以上に使いやすい新憲法を与えてしまっていいのか、と私は深いためらいを感じないわけにはいかないのです」
と語ったと言われる人である。果たして、どんな主張を繰り広げたのか…
やはり自民党の新憲法草案の第9条3項にはかなり懐疑的であった。
3項には「…国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し…」
と言う部分があるが、小林氏は、「国際的に協調して行われる」等という表現は、イラク戦争に於ける「有志連合軍」の様な形に参加する道筋を作ってしまう事を危惧しているようだ。
彼は正直に…自分は、集団的自衛権などと言うものは当然の権利だと思っていたが、イラク戦争で変わってしまった。侵略戦争(イラク戦争)についていってしまうのなら、明確に集団的自衛権を否定しておいた方良い(国連主導の警察行為は除く)…と言うようなニュアンスの事を言っていた。
彼の、改憲論者としての立場は変わるものではなく、自衛隊も「自衛軍」や「国防軍」として明確化しようと思うっているだろうし、現行憲法が「自虐的」であると言う主張も変わらないであろう。
しかし、イラク戦争をきっかけにそれまでの態度をかなり変えようとしている努力はまことに真摯な行いであると思うし、この戦争への日本政府の態度と「改憲」を合わせて考えることは意義深い事だと知らせてくれた。
これは、余談だが、小林氏は自民党草案の「全文」についても述べていた
それは「日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有し、」と言う部分への危惧である。
これは、憲法学者として「憲法とは、国民が権力者を縛る基本法である」という常識的なスタンスを貫いている事を表している。確かに、この様な「愛国心を強制する」様な表現は、憲法に馴染まないのは確かな事である。
【自民党草案】
http://www.jimin.jp/jimin/shin_kenpou/shiryou/pdf/051028_a.pdf
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