Re: 戦争は悪という思想の生む危険性
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/10/23 10:21 投稿番号: [83290 / 118550]
>ブッシュのやったことが理不尽な侵略だと本気で信じているなら、
>そういう危険な国が存在する以上、いくら戦争を拒絶するの、
>外交を使うのといってみても無駄なことがわかるはずだ。
>だからやむを得ず抵抗する場合には何をやってもいいという理屈
>になる。
私は、その理屈が正解だと思いますよ。いわゆる「自衛権」は戦争法規に束縛されない「自然権」だと考えていますので…。
自衛戦争は民衆と軍隊の戦いです。戦争法規は軍隊に対する規制なので民衆には摘要されません。ゲリラは戦争法規で言うところの「正規戦闘員」ではないのです。戦争法規を逸脱する戦闘行為を自衛戦争でも認めないなら、それは自衛権を認めないのと同じことです。
侵略軍は、捕虜虐待や一般市民の犠牲等に関わる、あらゆる倫理的責任を引き受けなければなりません。そうでなければ不公平でしょう。また侵略軍には、民衆が自衛行為と称して行う不法行為を裁く権利がありません。それを裁く権利を持つのは、被侵略国の司法当局だけなのです。もし、被侵略国の司法当局が機能していないのなら、その場は「無法地帯」ですから、その国内に限り、殺人、誘拐、強盗、テロなどは、いずれも不法行為として成立しません。
侵略以外の戦争、つまり武力衝突の場合、双方の戦争当事国に司法当局と統治機能が存在しています。戦争法規は、そのような場合にのみ有効なのです。国家の統治権を超えて、他国の民衆を支配しようとすれば、あらゆる法的概念が崩壊します。したがって、これに対抗する自衛権、抵抗権は、統治権の枠外となるのです。
つまりこれは「戦争そのものを悪」とする思想ではなく「侵略を悪」とする考え方です。
>このような思想の人々による戦争は、捕虜が虐待され、一般市民が虐殺され
侵略を否定する思想の人々が、どうやって戦争を起こすのでしょう?
一般法規でも、正当防衛の殺人が免責されるのと同様、自衛戦争では「何でもあり」だという考え方は、危険でもなんでもなく、当然の理論だと思います。
これは メッセージ 83281 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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