「イラクで平和を勝ち取るには」論座11月号
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/10/08 01:52 投稿番号: [81943 / 118550]
「イラクで平和を勝ち取るには」アンドリュー・F・クレピネビッチJr.
(戦略・予算評価センター所長)FOREIN AFFAIRS(論座11月号)
「オイルスポット戦略」を提唱
重要拠点での治安確保、その地域を段階的に拡大していくというもの
・「スンニ派ゲリラ勢力」は「2万人程度」
・「外国人ジハード戦士」は「数百人程度」
「
①ゲリラ勢力の正体と居場所さえ突き止めれば、米軍は簡単に敵を制圧できる。
②この点で貴重な情報を持っているのはイラク市民である。
③米軍がそういう情報を得られるとすれば、イラク市民から信頼された場合
米軍によるゲリラ勢力の打倒が自分たちの利益であることをイラク市民が
納得し、報復を恐れずに情報を米軍に提供し、共有する場合だけである。」
「ベトナム戦争期のアメリカの戦略は、現地民衆の人心を勝ち取ることに配慮せ
ず、ベトコンを粉砕することだけに焦点を合わせていた。こうした敵の探索・
殲滅戦略が最終的に失敗したにもかかわらず、米軍は依然としてこの戦略を
重視している」
「現在のイラクにはほぼ150の部族集団があり、
イラクの人口の75%はこれらの部族集団に帰属している」
「ゲリラ勢力による抵抗を、簡単かつ迅速に終わらせるような戦略は存在しない」
筆者のポジティブな主張は上記の「オイルスポット戦略」であり、
それについて長々と説明しているのであるが、それについては論じない。
私が興味を覚えたのは、
・「2万人程度のスンニ派ゲリラ勢力」と「数百人程度の外国人ジハード戦士」
と、きちんと区別していることだ。
一緒くたにして「アルカイダ」と無茶苦茶なレッテル張りをしていないことだ。
また、掃討作戦には市民の協力が不可欠なものと認識している。
掃討作戦がこれまでのところ、うまくいっていないことを認めている。
それは、市民からの情報提供が行われないからであり、
つまりは、市民に信頼されていないということの告白である。
これまでの掃討作戦をベトナム戦争敗北の教訓化が全く為されていないと
している。
現在も続く掃討作戦を、ただただ数的にゲリラを殺害し、ゲリラの再生産の
スピードを上回る殺戮を続けようとする戦略だと論じている。
「愚の骨頂」とでも言いた気である。
これは メッセージ 81626 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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