battamamaさんへ(参考意見)
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/09/10 17:52 投稿番号: [79715 / 118550]
おっしゃっていることの、一つ一つは「正論」だと思いますよ。ところが、その正論を積み重ねて到達する結論が、ことごとく元の前提(正論)を否定してます。
たとえば「財政危機」の話で、財政が危機的状況にあるのは事実ですし、郵政が「政府保証」という潜在的負担を政府に与えているのも事実です。しかし、この二つを並べて「だから、郵政民営化は待ったなしなんだ」という結論には、なるはずありませんよね。
将来的に郵政が政府の「お荷物」になる可能性は否定しません。しかし、その「可能性」を持ってきて、財政再建のために必要だ…というのも変な話です。ましてや財政が待った無しの危機的状況であるとすれば、なんて呑気な話なんでしょう。これは経済の話じゃなくて論理の話なんですよ。
財政改革が予定通りに上手く進んでいない…というのも事実です。しかしこの事実は「だから郵政民営化が必要」という結論には結びつきません。将来、郵政が政府の「お荷物」になると決め付けて、「黒字のうちに」というのは、幾つもある選択肢の中のひとつにすぎず、しかもそれは、プライオリティの高い選択肢ではありません。
箪笥貯金や貯蓄率の高さが、貨幣流通の停滞を招いているというのも事実です。銀行や生保も資金運用難で利払いがシンドクなってきています。しかし、郵政を民営化すれば運用が上手くいくか?…というと、そんな魔法みたいなことにはなりません。国債を手放して海外市場に投資すれば、国債暴落や資金蒸発を招きます。だいたい、民間の金融企業までが運用難だというのに、巨大な郵政資金をどう運用せよと言うのでしょう?
「ジャングル資本主義」では、金融資産の規模が勝負の主な決定要素です。ギャンブルの鉄則は「持ち金の多い者が勝つ」なのですから…。財の供給と流通に使われる、実質経済通貨量の70倍もの規模で、世界中のフロー・マネーを運用する国際金融資本は、このジャングルに於ける「百獣の王」と言えるでしょう。そこで、日本のメガバンクは、この巨獣に対抗するためフローを拡大してきました。これが、結局のところ、実質経済通貨量を縮小することになり、日本の投資市場価値を落とすとともに、デフレ・スパイラルを招き、国民の生活水準を落としたのです。
輸出を増大させ、国内の財流通量を減らすとか、海外投資を積極的に行い、国内の貨幣流通量を減らすという政策は、日本の金融資本を強くするために、国民がセッセと「富」を貢ぎ続けることです。そうやって、世界に誇れる「日本金融資本」が出来上がったとして、いったい誰が良い思いをするのでしょう? 膨れ上がったフロー・マネーは産業界には流れ出ず、ウォール街のマネー・ゲームで「たらい回し」にされます。持ち金の多い日本金融資本は、このマネー・ゲームを、ある程度有利に闘えますが、それに勝ったところで、私たち日本国民の懐が潤うわけじゃないのです。むしろ巨獣に対抗するため「もっと掛け金をよこせ」と絞りとられるハメになります。
不況の風が、ますます市民の財布を堅く絞めさせてしまっている…という指摘も「まったくの正論」です。しかし、今の不況は金融自由化や規制緩和、グローバリゼーションなどと言うスローガンの下、日本がジャングルの掟に従った結果であるという事実に目を瞑ったまま、米国から要求される通りに、郵政民営化を強行することは、ますますジャングルの奥地に迷い込むことと同じです。はたしてこれが、不況を脱する良策と言えるでしょうか?
泥沼に足を突っ込んでいるというのに、重いボディー・アーマーを脱がず、自動小銃をガッチリ握りしめて「もっと銃弾をよこせ」と叫んでいる兵士に、ロケット・ランチャー砲を手渡したら…ズブズブゥ〜〜ですよね。
たとえば「財政危機」の話で、財政が危機的状況にあるのは事実ですし、郵政が「政府保証」という潜在的負担を政府に与えているのも事実です。しかし、この二つを並べて「だから、郵政民営化は待ったなしなんだ」という結論には、なるはずありませんよね。
将来的に郵政が政府の「お荷物」になる可能性は否定しません。しかし、その「可能性」を持ってきて、財政再建のために必要だ…というのも変な話です。ましてや財政が待った無しの危機的状況であるとすれば、なんて呑気な話なんでしょう。これは経済の話じゃなくて論理の話なんですよ。
財政改革が予定通りに上手く進んでいない…というのも事実です。しかしこの事実は「だから郵政民営化が必要」という結論には結びつきません。将来、郵政が政府の「お荷物」になると決め付けて、「黒字のうちに」というのは、幾つもある選択肢の中のひとつにすぎず、しかもそれは、プライオリティの高い選択肢ではありません。
箪笥貯金や貯蓄率の高さが、貨幣流通の停滞を招いているというのも事実です。銀行や生保も資金運用難で利払いがシンドクなってきています。しかし、郵政を民営化すれば運用が上手くいくか?…というと、そんな魔法みたいなことにはなりません。国債を手放して海外市場に投資すれば、国債暴落や資金蒸発を招きます。だいたい、民間の金融企業までが運用難だというのに、巨大な郵政資金をどう運用せよと言うのでしょう?
「ジャングル資本主義」では、金融資産の規模が勝負の主な決定要素です。ギャンブルの鉄則は「持ち金の多い者が勝つ」なのですから…。財の供給と流通に使われる、実質経済通貨量の70倍もの規模で、世界中のフロー・マネーを運用する国際金融資本は、このジャングルに於ける「百獣の王」と言えるでしょう。そこで、日本のメガバンクは、この巨獣に対抗するためフローを拡大してきました。これが、結局のところ、実質経済通貨量を縮小することになり、日本の投資市場価値を落とすとともに、デフレ・スパイラルを招き、国民の生活水準を落としたのです。
輸出を増大させ、国内の財流通量を減らすとか、海外投資を積極的に行い、国内の貨幣流通量を減らすという政策は、日本の金融資本を強くするために、国民がセッセと「富」を貢ぎ続けることです。そうやって、世界に誇れる「日本金融資本」が出来上がったとして、いったい誰が良い思いをするのでしょう? 膨れ上がったフロー・マネーは産業界には流れ出ず、ウォール街のマネー・ゲームで「たらい回し」にされます。持ち金の多い日本金融資本は、このマネー・ゲームを、ある程度有利に闘えますが、それに勝ったところで、私たち日本国民の懐が潤うわけじゃないのです。むしろ巨獣に対抗するため「もっと掛け金をよこせ」と絞りとられるハメになります。
不況の風が、ますます市民の財布を堅く絞めさせてしまっている…という指摘も「まったくの正論」です。しかし、今の不況は金融自由化や規制緩和、グローバリゼーションなどと言うスローガンの下、日本がジャングルの掟に従った結果であるという事実に目を瞑ったまま、米国から要求される通りに、郵政民営化を強行することは、ますますジャングルの奥地に迷い込むことと同じです。はたしてこれが、不況を脱する良策と言えるでしょうか?
泥沼に足を突っ込んでいるというのに、重いボディー・アーマーを脱がず、自動小銃をガッチリ握りしめて「もっと銃弾をよこせ」と叫んでいる兵士に、ロケット・ランチャー砲を手渡したら…ズブズブゥ〜〜ですよね。
これは メッセージ 79626 (battamama さん)への返信です.
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