対イラク武力行使

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>米軍志願兵は不足していない

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/08/25 12:13 投稿番号: [78219 / 118550]
>2005年度の数はいまのところ、順調にのびておりこの調子なら
>9月いっぱいで今年度の目標数に達する可能性は大きい。

  私がmsg78113で、せっかく数字をあげて解説したのに、また「いいかげん」なことを言っておられますね。
  陸軍現役新兵のリクルートは、7月までの充足数55206人で、目標数値は80000人です。8、9月平均で12400人(トータル24800人)が入隊しなければ年次目標は達成できませんし、その数字はかなり非現実的です。今年度の月次実績で8000人を超えたのは1月と7月の2回のみだし、4月は4000人を割り込んでいます。陸軍上層部の予測でも「−10%(72000人)程度の達成率になるだろう」と言っているのです。

  月次実績のピークは、どう頑張っても8500人ほど…、最高にうまくいったとして8、9月の2ヶ月で17000人、年次トータルで72200人強ですから、この上層部の見通しすらかなり「楽観的」といわざるを得ません。あなたのおっしゃる「目標数に達する可能性は大きい」の根拠など、どこにもないのです。

  とはいえ、陸軍のリクルート月次実績が、−27%(充足数5114人)にまで落ち込んだ今年2月の段階では、まだカカシさんより楽観的な見通しをする軍上層部も居ました。たとえば、陸軍人員担当者フランクリン・ハンゲンバック准将は「2005年の現役兵に関して、目標を達成することは厳しくなっているが、達成できると見ている」と発言しています。しかし3月に5000人を割り込み、4月には4000人以下になった実績(その間、目標数値は下げ続けられたが、一度も達成できず)を受けて、いまや「目標達成」の見通しは、ほぼ可能性ゼロとなったのです。

  しかし、より重要なのは、2月に楽観的見通しを述べていたハンゲンバック准将ですら予言していたように「私たちにとっての、それが本当に問題になる年次は、来る2006年度である」という事実です。6月、7月の大奮闘で、たしかに2005年度は目標達成こそ出来ないまでも、「なんとか格好のつく」数字に収まる見通しは立ったでしょう。しかし、これが相当に強力な「テコ入れ」を行った結果でありながら、新兵供給プール(「商談中」みたいなもの)は枯渇する一方…という現実を見れば、来年度への不安は非常に深刻なものと言わざるを得ません。

  さらに深刻な問題は、イラク、アフガン戦による兵士の「消耗率」です。米軍発表や各メディアから戦死、負傷、脱走数に関する統計を使って「stopUSwar」が試算した消耗率は、2005年12月段階で10.5%(詳細はリンクURL参照↓)にもなります。通常の除隊、病気や事故による廃兵に、これを加えれば、総合兵力を維持するための補充数がポーンとハネ上がるわけです。陸軍は2009年までに兵力を51万人体制へと増強する計画を立てていますが、イラク戦争は、あきらかにこの計画の阻害要因になっているのです。もし米国の長期的軍事政策が、イラク戦争の泥沼化によって阻害、あるいは挫折するとしたら、ブッシュ政権は連邦政府の第一義的義務である「米国の国防」に関して、重大な失策を犯したことになります。ここにも「イラク戦争によって、米国はより安全になるどころか、より危険になった」とすることの根拠があるのです。「リクルート危機」は、単にその現象のひとつに過ぎませんが、希望的解釈100%の憶測にこだわり、冷静な分析を怠れば「より大きな危機」を見逃すことになりますよ。
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