>テロリストの見る理想郷
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/08/13 06:34 投稿番号: [77136 / 118550]
>つまり、テロリストが理屈にそった行動をしていると
>考えるのは間違いです。
これは「狂人理論」もしくは「超人理論」と呼ばれている、典型的な詭弁の種ですね。たとえば、犯罪捜査で「犯人はAだ」と主張する人が、「しかし、Aには動機がない」という反論に対し、「いや、Aは狂人だから動機など関係なく犯罪を犯す」と強弁するようなものです。物証を重ねて犯人に迫る捜査の本道から逸れて、誰でも「犯人」であると結論づける乱暴な理論といえましょう。
「イスラム過激派の目的は何か?」という、不確定な命題に対して、どのような解をあてはめても「彼らの行動は理屈で説明ができない」と言えば、一瞬、説明がついたような錯覚に捕われるかも知れませんが、実は何の説明にもなっていません。このことは、少し冷静になって考えれた時、すぐに気づくことです。
目的・手段間の牽連性喪失は、どんな個人にも組織にも国家にもあります。しかし、「テロ」を、ある組織による、ある目的達成達成のための手段であると主張する時、牽連性喪失は論理的ネックです。「説明はつかないが、それが正解だ」と言われて納得する人が居るでしょうか?
ブッシュ政権は「テロ抑止」という目的を持って、「イラク戦争」という手段を講じた…ここにも、目的・手段間の牽連性喪失が見えるのですが、これを「ブッシュ政権は理屈にあった行動をしない気違いだから」で説明しようとすれば、あなたも「無茶苦茶だ」と思うでしょう?
「テロの目的は、イスラム過激派による世界制覇だ」という、ほとんど「妄想」のような解は、牽連性喪失や蓋然性の希薄など、論理的矛盾に満ちています。これに整合性を持たせようとして「彼らは理屈にそった行動をしない」などと言ってみても、「妄想を説明するために、新たな妄想を持ち出した」だけだということです。
>彼らの最終的目的がイスラム過激派による世界征服なのだと
>解釈する何処がまちがっているのでしょうか?
カカシさんご自身が、その直前に述べられています。「ビンラデンは西洋諸国がイスラム諸国から完全に手を引くことを求め、」…と。世界征服が目的なら、征服しようとする相手に「要求」などしますか? 「要求」とは「取引き」です。そこには「話し合いの余地」があります。「我々は、西洋社会の一般的な文化を受け入れられないから、介入するな」と言っていることの、何処をどう聞き違えれば「世界征服」などと解釈できるのか不思議です。
もちろん、ビンラディン氏の主張が、そのままイスラム過激派全体の「最終目的」を明示しているわけではありません。ですから、口では「不介入」を要求しながら、実は「世界征服」を狙っているのかも知れない…という「憶測」を完全に否定はしません。しかし「憶測」を口にする限り、その根拠は合理的整合性を保たなければ、誰も相手にしないということです。「狂人理論」のような古典的かつ非合理的詭弁を根拠にすれば、あらゆる「解」が「正解」に、あらゆる「憶測」が「事実」に化けます。さらに、そこで生じた錯誤を出発点にすれば、そこからいかに「合理的」推測を重ねても、正解や事実からは遠ざかる一方です。
>イスラム過激派のテロリストが理屈にあった行動をしている
>という考えが邪魔になるのです。
私は「彼らが常に理屈にあった行動をしている」などという先入観を持っているわけではありません。誰しも「理屈にあわない行動」をとることはあり得ます。しかし、彼らの目的を推理するとき、その行動との牽連性は、ひとつの重要な合理的根拠です(それだけで「正解」に達するわけじゃありませんが…)。
>考えるのは間違いです。
これは「狂人理論」もしくは「超人理論」と呼ばれている、典型的な詭弁の種ですね。たとえば、犯罪捜査で「犯人はAだ」と主張する人が、「しかし、Aには動機がない」という反論に対し、「いや、Aは狂人だから動機など関係なく犯罪を犯す」と強弁するようなものです。物証を重ねて犯人に迫る捜査の本道から逸れて、誰でも「犯人」であると結論づける乱暴な理論といえましょう。
「イスラム過激派の目的は何か?」という、不確定な命題に対して、どのような解をあてはめても「彼らの行動は理屈で説明ができない」と言えば、一瞬、説明がついたような錯覚に捕われるかも知れませんが、実は何の説明にもなっていません。このことは、少し冷静になって考えれた時、すぐに気づくことです。
目的・手段間の牽連性喪失は、どんな個人にも組織にも国家にもあります。しかし、「テロ」を、ある組織による、ある目的達成達成のための手段であると主張する時、牽連性喪失は論理的ネックです。「説明はつかないが、それが正解だ」と言われて納得する人が居るでしょうか?
ブッシュ政権は「テロ抑止」という目的を持って、「イラク戦争」という手段を講じた…ここにも、目的・手段間の牽連性喪失が見えるのですが、これを「ブッシュ政権は理屈にあった行動をしない気違いだから」で説明しようとすれば、あなたも「無茶苦茶だ」と思うでしょう?
「テロの目的は、イスラム過激派による世界制覇だ」という、ほとんど「妄想」のような解は、牽連性喪失や蓋然性の希薄など、論理的矛盾に満ちています。これに整合性を持たせようとして「彼らは理屈にそった行動をしない」などと言ってみても、「妄想を説明するために、新たな妄想を持ち出した」だけだということです。
>彼らの最終的目的がイスラム過激派による世界征服なのだと
>解釈する何処がまちがっているのでしょうか?
カカシさんご自身が、その直前に述べられています。「ビンラデンは西洋諸国がイスラム諸国から完全に手を引くことを求め、」…と。世界征服が目的なら、征服しようとする相手に「要求」などしますか? 「要求」とは「取引き」です。そこには「話し合いの余地」があります。「我々は、西洋社会の一般的な文化を受け入れられないから、介入するな」と言っていることの、何処をどう聞き違えれば「世界征服」などと解釈できるのか不思議です。
もちろん、ビンラディン氏の主張が、そのままイスラム過激派全体の「最終目的」を明示しているわけではありません。ですから、口では「不介入」を要求しながら、実は「世界征服」を狙っているのかも知れない…という「憶測」を完全に否定はしません。しかし「憶測」を口にする限り、その根拠は合理的整合性を保たなければ、誰も相手にしないということです。「狂人理論」のような古典的かつ非合理的詭弁を根拠にすれば、あらゆる「解」が「正解」に、あらゆる「憶測」が「事実」に化けます。さらに、そこで生じた錯誤を出発点にすれば、そこからいかに「合理的」推測を重ねても、正解や事実からは遠ざかる一方です。
>イスラム過激派のテロリストが理屈にあった行動をしている
>という考えが邪魔になるのです。
私は「彼らが常に理屈にあった行動をしている」などという先入観を持っているわけではありません。誰しも「理屈にあわない行動」をとることはあり得ます。しかし、彼らの目的を推理するとき、その行動との牽連性は、ひとつの重要な合理的根拠です(それだけで「正解」に達するわけじゃありませんが…)。
これは メッセージ 77077 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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