対イラク武力行使

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>横入り「わら人形」

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/08/01 08:02 投稿番号: [76274 / 118550]
>アメリカは最初からイラク戦争はフセイン政権を倒し
>イラクを民主主義国家として復興させるという目的を
>はっきり提示していきた。

  「最初から」って、何時からですか?   少なくとも開戦時の目的は「大量破壊兵器の廃棄」だったと記憶しています。日本政府も、大量破壊兵器を隠し持つイラクが国際社会の急迫的脅威であるとの認識を示した上でイラク侵攻を支持していたのです。

  それが、イラクは大量破壊兵器を所持しておらず、急迫的脅威でなかったと判明した後になって「テロリズムをなくすためだ」と言われても納得できませんね。「儲かる事業を興すから」と言って金を借りた人が、その金を飲み食いに使ってしまった後になって、「オレは将来、絶対に儲かる事業を興す人間だ。オレの飲み食いに金を使うことは『浪費』じゃない」と言っても、金を貸した人は納得しないでしょ?

  米国は少なくとも国際社会に対しては「テロをなくすために、武力でフセイン独裁政権を打倒しなければならない」という主張をしたことなどありません。一般論として「テロを抑制するために武力が必要となる場合もある」と言ってきただけであり、開戦以前、イラクについて、その(政権打倒の)必要性を説くことすらしていません。安保理で「フセイン政権の存続がテロの隆盛を招くか否か?」という議題で議論されたこともないのです。国連加盟国であり、主権国家であるイラクの政体を武力で解体、改造するという目標を、もし「最初から提示」していたら、それは明らかな国連憲章違反であり、どの国も米国を支持しなかっただろうと思いますよ。

  一般論として「武力行使の選択肢を除外しない」というのは正論ですが、「イラク侵攻」という、具体的な武力行使を、その一般論で正当化することはできません。国際社会は「武力行使以外の選択肢がなかった」とは認めていないのです。

  「犯罪抑止のために、取り締まりを強化すべき」という一般論には誰も反対しませんが、「怪しい奴を片っ端から射殺することが、犯罪抑止につながる」などと言い出せば、誰も賛成しないのと同じですね。

  米国が開戦理由として提示してこなかった戦争目的を、自分で勝手にでっちあげ、「目的は達成されつつある、大成功だ」とやるのは、わら人形理論じゃないのですか?

  法的正当性を考慮して、表むきは「大量破壊兵器の廃棄」を目的としたが、真の目的は「イラクの民主化」だった…などと言わないで下さいよ。そんな事を言い出せば「真の目的は石油、復興利権と中東に於ける米軍のプレゼンス確保だった」という理論だって成り立つのですから。

  それに「イラクの民主化」が真の目的だったとしても、やはり目的は達成されていませんから「撤退」は失敗の顕われでしょう。スケジュールをこなす事と目的を達成することは、全く別の事ですよ。
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