対イラク武力行使

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続き

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2005/07/19 23:51 投稿番号: [75509 / 118550]
  さらに「シーア派は異教徒より悪質」と信じるスンニ派の急進主義者もこの混乱に乗じている。同志社大の中田考教授(現代イスラム運動)は「シーア派のバドル軍団にせよ、スンニ派のザルカウィ・グループにせよ、異教徒より相手宗派を潰(つぶ)すことが神学上、重要とみる」と指摘する。

  一方、北部クルド地区ではクルド勢力がアラブ系住民らの民族浄化を始めている。米ワシントン・ポスト紙は「クルド勢力が私設刑務所にアラブ系住民らを拘束している」という米国務省の秘密メモを暴露した。

■イ・イ戦争『国内版』の様相

  スンニ派主流の抵抗勢力は、バドル軍団ら一部のシーア派勢力やクルド勢力と対立を深める。クルド勢力とシーア派は、「勝ち組」として権力を分かち合いつつも、クルド勢力が主張する連邦制や親イスラエル政策では水と油の関係だ。

  シーア派のジャファリ首相は六月下旬、米国で「米軍の撤退期限設定に反対する」と明言。クルド勢力のタラバニ大統領は同月末、米国と抵抗勢力の対話に不快感を示した。一見、「親米優等生」に映る発言の真意について、アジア経済研究所の酒井啓子参事は「米国に従うというより、抵抗勢力をたたくのに米国の力を現在は利用しようということが狙い」と解説する。

  抵抗勢力の対米対話にしても、仮に米国が撤退期限を示せば、大きな「戦果」となり求心力は増す。そんな狙いが垣間見える。

  米国が仕切った時代は過ぎ、米軍は懸命に出口戦略を探す。それに対し、各派はその米軍を自派の利益のためにコマとして利用しようと狙う。米軍という「保護者」の弱体化は、イラク南部サマワに駐留する自衛隊に不安材料となることは間違いない。

  酒井氏は内戦含みのイラク情勢をこう概観する。

  「明確なのは情勢の主導権が米国からイラク人に移った点。だが、内戦化の収拾は兆しすら見えない」

◆開戦後のイラクの歩み◆

2003・3   イラク戦争ぼっ発

  03・5   米大統領、戦闘終結・勝利宣言

  03・7   占領下で統治評議会発足

  03・12   フセイン元大統領を拘束

  04・1   陸上自衛隊先遣隊がサマワ到着

  04・6   米国から主権移譲、暫定政府発足

  04・10   旧政権による「大量破壊兵器の開発なし」と米最終報告

  05・1   移行国民議会選挙

  05・4   移行政府が発足。抵抗勢力の攻撃激化

  05・6   米高官、抵抗勢力と交渉認める

  05・8(予定)新憲法草案を策定

  05・10(同)   新憲法策定の国民投票

  05・12(同)   総選挙、正統政府発足

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050718/mng_____tokuho__001.shtml
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