対イラク武力行使

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spica_022さんへ

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/06/03 16:23 投稿番号: [72993 / 118550]
  どうも、はじめまして。

  正直なところ、私は「原油保有協定」について、それほど重要視していません。将来、イラクの正統政権がどのような構成になるか分りませんが、まずジャファリ氏もタラバニ氏も、失脚するだろうと踏んでいます。そうなれば、占領期間中の移行政権に、国家を代表して協定を締結する権限は認められないでしょう。つまり「空手形」ですから、何も大騒ぎする必要もないだろうと思っているのです。

>米国は将来的に、クルド人自治区独立を想定している。

  う〜ん、難しいところですね。望んでいるのは確かでしょうが、実現するとは思っていないと考えます。米国は表向き「緩やかな連邦制」を推奨しているようですが、その場合でもキルクールの独占権は渡せないと思っているはずです。クルド人側との協定締結は、万一に備えた「保険」かな…って感じです。

>タラバニの発言力が増している。

  これは米国の作戦でしょう。所詮「コップの中の嵐」でも、親イランの亡命政治家グループが突出することを、米国は決して快く思っていません。穏健なスンナの一派を取り込んで、当初予定の「三つ巴」構造にはめこみ、頭を出したところは叩いて、劣勢になったところを応援する…そうした微妙な匙加減を繰り返しながら、どの勢力も米国に牙を剥けないように弱体化しておいて牛耳る、というのが既定路線でしょう。今後もクルド勢の突出はないと見ています。

>ゆえに武力による圧政に走らざるをえず、

  これはジャファリ政権の「時間稼ぎ」でしょうね。総選挙が行われるにせよ、抵抗勢力に蹴散らされるにせよ、移行政権の命数は先が見えています。しかし、今のうちに外交実績(「イラン・イラク戦争はイラクが悪かった」と謝るとか「イスラエルとは仲良くする」と公言する等)だけは作っておかなければなりません。所詮「空手形」ですが、米国の世界戦略にとっては重要な「権利主張の根拠」になります。
  ジャファリ氏は、どうせ長くないなら、いくら悪名を着せられても構わない…とにかく、秋まで持たせればそれで善しと思っているのではないでしょうか?   チャラビ氏がアラウィ派を粛正しているのも、そのためのなり振り構わぬ足掻きでしょうね。

  いずれにせよ「コップの中の嵐」に目を奪われていては、老獪な米国の術中にはまります。
  私は神聖シーア派か、バース党派かのうち、いずれかが(もしくは共同して)権力を握るだろうと見ています。どっちにせよイラクは「反米政権」になるしかないでしょう。しかし、その場合でも米国はイラク原油の部分保有権や、基地使用のための領土借款など、いくつかの「利権」を手に入れるはずです。「黙って出ていってやるから、それくらいはよこせ!」ってなもんですね。抵抗勢力側としては、親米の傀儡政権樹立さえ阻止できれば、多少の利権は米国に渡しても「勝利」と言えますから、それくらいは「主権回復のコスト」として譲るでしょう。

  とすれば、すでに解決の糸口は見えています。バグダッド政界の派閥・宗派抗争は、この糸口を見えなくさせる「目くらまし」でしかないのです。世界の目が、この目くらましに惑わされることなく、イラクの真の独立に向かう道筋を見つめるならば、意外と早い時期での「解決」が実現するのではなかろうか…と、私は一縷の望みを抱いているところです。
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