マタドール作戦・・
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2005/05/29 23:49 投稿番号: [72656 / 118550]
★シリーズ<マスコミが伝えないイラク戦争・占領の現実>その1
最新の掃討作戦「マタドール作戦」が示すもの−−米軍の異常な残虐さと軍事占領の限界・破綻
◎焦りと失敗でますます血に飢えた虐殺と破壊を拡大する米占領軍
◎復活を遂げ憤激と抵抗を強めるイラク民衆の抵抗闘争
・・・
(2) 上述したように「マタドール作戦」の最大の目的は「外国人戦闘員」の補足・殲滅であった。
だが、この目的そのものが架空のでっち上げであることが明らかになった。
戦闘終了して数日後、アビザイド将軍は、「外国人戦闘員」は自爆テロに役割を果たし続けるが、
イラク西部のアンバル州で「それらの役割を誇張しないことは重要である」と発言した。
米軍当局は、2月以来バグダッドで拘留された
【1,100人の疑わしい反乱者のほとんどが「外国人」ではなかった、と発表している。】
イラクでの反米攻撃を「外国人テロリスト」の仕業とし、その流出入の要衝であるシリア国境の街カイムを攻撃したはずの米軍当局者が、
【「外国人戦闘員」が反米武装勢力の中心部隊でないこと、】
もし「外国人戦闘員」がいたとしても、彼らは独自でイラク全土での攻撃をできるわけがなく、
【彼らの背後には攻撃を支援する多数のイラク人民がいると認めたのである。】
※「Iraq's Sunnis Remain Key Part Of Insurgency Hopes Fade That Elections Would Divide And Conquer Disparate Movement」By FARNAZ FASSIHI The Wall Street Journal May 19, 2005
(3) 米軍はカイムに対する戦闘開始から1週間後の5月14日、突如作戦の終了を宣言した。
しかしそれは米軍や大手メディアが強調する「成功」からはほど遠いものであった。
戦闘終了について米軍の現地指揮官らは、地域一帯を無差別に破壊した空爆を「成功のうちの一つ」と位置付け、誰とも分からない多数の人間を殺害したことを「成果」として挙げてみせたものの、
【当初作戦の目的としたはずの「外国人戦闘員」については見つけ出せなかった、】
「外国人戦闘員」撲滅のため「戦闘しに来たが誰も見つけられなかったのは、この作戦での苛立たしい点であった」と認めざるを得なかった。
そして最後は相も変わらず、「彼らはシリアにこっそり逃げ去ったと信じている」と苦しい弁明をしているのである。
※「U.S. Ends Iraqi Border Offensive」By Ellen Knickmeyer and Caryle Murphy Washington Post May 15, 2005
・・
(4) ブッシュやラムズフェルド、ライスなどブッシュ政権の戦争指導者はまだ公式には発言していないが、幾つかの報道によると、
米軍は来年初頭にイラクからの部分撤退を狙っている。もちろん「完全撤退」ではない。
せっかく苦労して勝ち取った「戦利品」である。イラクも石油も放棄するはずがない。
イラクに恒久基地を建設して中東・中央アジアからアフリカなど「不安定の弧」全体に睨みを利かせるための軍事力を維持するのは既定路線である。
上述したように、1月の選挙以降、反米武装攻撃が減少し小康状態に入ったことで、米政府当局者が自信を持ったのは疑いない。年明け以降、米軍がイラク治安部隊を治安維持の最前面に立たせてきたのは、米兵死傷者の増大を抑えるという以外に、イラク治安部隊に実戦経験を積ませ自らの「部分撤退」の条件を作り出すための手順でもあった。
そしてイラク治安部隊が米軍の代わりをつとめるだけの十分な進歩を遂げられるかどうか、その公式の「事前評価」が、何と来月6月に予定されているのである。
この直前に、1月選挙の「成果」を揺さぶるような反米武装勢力の大攻勢を目の当たりにしたのである。動揺した米軍が、がむしゃらにその攻勢を抑えようとして大慌てで憶測に基づく作戦に突っ走ったとみるのは言いすぎであろうか。
ブッシュ政権はますます自分の首を絞めている。軍事占領強化のための作戦が軍事占領そのものを弱め崩壊させつつある。文字通り墓穴を掘っているのである。
ここ数日、米欧のメディアは、今回の「マタドール作戦」を初めとするバグダッド西部の掃討作戦が、イラク人民の反米感情をかつてないほど激しくかき立てている、と報じている。
イギリス政府でさえ憂慮を伝えているほどである。米の無差別攻撃とその「交戦規定」について、それはイラク人民の一層の離反を招くだけであり、自らのアイルランド支配の失敗と同じ轍を踏むだけである、と。
※「Trigger-happy US troops 'will keep us in Iraq for years'」By Sean Rayment Telegraph May 15, 2005
最新の掃討作戦「マタドール作戦」が示すもの−−米軍の異常な残虐さと軍事占領の限界・破綻
◎焦りと失敗でますます血に飢えた虐殺と破壊を拡大する米占領軍
◎復活を遂げ憤激と抵抗を強めるイラク民衆の抵抗闘争
・・・
(2) 上述したように「マタドール作戦」の最大の目的は「外国人戦闘員」の補足・殲滅であった。
だが、この目的そのものが架空のでっち上げであることが明らかになった。
戦闘終了して数日後、アビザイド将軍は、「外国人戦闘員」は自爆テロに役割を果たし続けるが、
イラク西部のアンバル州で「それらの役割を誇張しないことは重要である」と発言した。
米軍当局は、2月以来バグダッドで拘留された
【1,100人の疑わしい反乱者のほとんどが「外国人」ではなかった、と発表している。】
イラクでの反米攻撃を「外国人テロリスト」の仕業とし、その流出入の要衝であるシリア国境の街カイムを攻撃したはずの米軍当局者が、
【「外国人戦闘員」が反米武装勢力の中心部隊でないこと、】
もし「外国人戦闘員」がいたとしても、彼らは独自でイラク全土での攻撃をできるわけがなく、
【彼らの背後には攻撃を支援する多数のイラク人民がいると認めたのである。】
※「Iraq's Sunnis Remain Key Part Of Insurgency Hopes Fade That Elections Would Divide And Conquer Disparate Movement」By FARNAZ FASSIHI The Wall Street Journal May 19, 2005
(3) 米軍はカイムに対する戦闘開始から1週間後の5月14日、突如作戦の終了を宣言した。
しかしそれは米軍や大手メディアが強調する「成功」からはほど遠いものであった。
戦闘終了について米軍の現地指揮官らは、地域一帯を無差別に破壊した空爆を「成功のうちの一つ」と位置付け、誰とも分からない多数の人間を殺害したことを「成果」として挙げてみせたものの、
【当初作戦の目的としたはずの「外国人戦闘員」については見つけ出せなかった、】
「外国人戦闘員」撲滅のため「戦闘しに来たが誰も見つけられなかったのは、この作戦での苛立たしい点であった」と認めざるを得なかった。
そして最後は相も変わらず、「彼らはシリアにこっそり逃げ去ったと信じている」と苦しい弁明をしているのである。
※「U.S. Ends Iraqi Border Offensive」By Ellen Knickmeyer and Caryle Murphy Washington Post May 15, 2005
・・
(4) ブッシュやラムズフェルド、ライスなどブッシュ政権の戦争指導者はまだ公式には発言していないが、幾つかの報道によると、
米軍は来年初頭にイラクからの部分撤退を狙っている。もちろん「完全撤退」ではない。
せっかく苦労して勝ち取った「戦利品」である。イラクも石油も放棄するはずがない。
イラクに恒久基地を建設して中東・中央アジアからアフリカなど「不安定の弧」全体に睨みを利かせるための軍事力を維持するのは既定路線である。
上述したように、1月の選挙以降、反米武装攻撃が減少し小康状態に入ったことで、米政府当局者が自信を持ったのは疑いない。年明け以降、米軍がイラク治安部隊を治安維持の最前面に立たせてきたのは、米兵死傷者の増大を抑えるという以外に、イラク治安部隊に実戦経験を積ませ自らの「部分撤退」の条件を作り出すための手順でもあった。
そしてイラク治安部隊が米軍の代わりをつとめるだけの十分な進歩を遂げられるかどうか、その公式の「事前評価」が、何と来月6月に予定されているのである。
この直前に、1月選挙の「成果」を揺さぶるような反米武装勢力の大攻勢を目の当たりにしたのである。動揺した米軍が、がむしゃらにその攻勢を抑えようとして大慌てで憶測に基づく作戦に突っ走ったとみるのは言いすぎであろうか。
ブッシュ政権はますます自分の首を絞めている。軍事占領強化のための作戦が軍事占領そのものを弱め崩壊させつつある。文字通り墓穴を掘っているのである。
ここ数日、米欧のメディアは、今回の「マタドール作戦」を初めとするバグダッド西部の掃討作戦が、イラク人民の反米感情をかつてないほど激しくかき立てている、と報じている。
イギリス政府でさえ憂慮を伝えているほどである。米の無差別攻撃とその「交戦規定」について、それはイラク人民の一層の離反を招くだけであり、自らのアイルランド支配の失敗と同じ轍を踏むだけである、と。
※「Trigger-happy US troops 'will keep us in Iraq for years'」By Sean Rayment Telegraph May 15, 2005
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/72656.html