対イラク武力行使

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honey_badger_21さんへ

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/05/24 14:14 投稿番号: [71998 / 118550]
>彼らは市民を盾にしなければあっと言う間に
>殲滅されます。

  都市制圧戦では、戦闘員の殺害を第一義には置きません。これが、殺戮戦であるなら米軍はファルージャに核爆弾を落としていたでしょうが…。ファルージャを無人の荒野にしてから占領しても、米軍の戦略からは意味がないので、やらなかっただけです。補給ターミナルを機能させるためには、主要な建造物はできるだけ無傷で占有し、多くの服従させるべき民間人が居なければなりません。

  戦争とは、利益を得るための戦いであり、殺戮の量を競う競争ではありません。戦略上、占領の価値がない場所では、局地的に殺戮戦も起こりますが、ファルージャは違います。

  米軍は、はるか前から反占領武装勢力を武力で排除することの不可能性を自覚しています。「ゲリラ掃討」というのは政治的な建前えであり、軍事行動の本質的な目的は支配地域の維持拡大なのです。地域支配を確保し、占領を維持し、傀儡政権を操り、イラクを米国の世界戦略の拠点とすること…この目的を達成するための「殺戮」であり、「殺戮」そのものが目的じゃないのです。少し過激なことを言うなら、米政権は「テロ撲滅」なんか望んでいません。本当に望んでいたのならイラク攻撃はしなかったはずです。

  ヤワル氏の喩え話が面白いのは、これがファルージャ総攻撃だけじゃなく、イラク戦争そのものにも当てはまるところなんですよね。『テロリスト退治なら、これほど愚かな作戦はない。馬に集った蠅を殺すために鉄砲で撃つようなものだ。蠅は逃げるし馬は死ぬ』・・・ファルージャの場合、「蠅」に相当するのが「ザルカウィ一派」であり「レジスタンス」。「馬」に相当するのが「ファルージャ」という都市ですね。しかし、イラク戦争そのものに当てはめてみると、「蠅」に相当するのが「大量破壊兵器」であり「国際テロ組織」。「馬」に相当するのが「イラク」という国家となります。そして結論はどちらも「これほど愚かな作戦はない」のです。

  ただし、これらの作戦を「愚か」だと言えるのは、目的が「テロリスト退治」や「大量破壊兵器廃棄」「中東民主化」であったとした場合に限られます。世界に冠たる大国である米国の政府が、そんなことも分らないほど「愚か」であるはずはない…と考えるのが常識的なのです。つまり、米政権が言っている上記のような「目的」は、本当の目的ではなく、それに騙されている人々こそが「愚か」なんだってことですね。

  あなたのように、「敵」を大勢殺すことが「勝利」だなんて考えている人は、こういうトリックに騙されやすいので、ご注意ください。なお「自動車爆弾」の件につきましては、推測をいくら言い合っていても埒が開きませんので、申し訳ありませんが、打ち切りたいと思います。ただ、真相不明の事件については、色々な可能性を考慮することが、情報操作の罠にひっかからないコツですよ…とだけ申し上げておきます。
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