>イラクの政治勢力(?)
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/05/06 12:35 投稿番号: [70491 / 118550]
>ボンノさんは、イラクの「政治勢力地図」をどのように
>描いていらっしゃいますでしょうか?
今、バグダッドで繰り広げられている「政争」は、そっくりそのまま、ワシントンで繰り広げられている「権力闘争」の縮図であると見ています。
アラウィ氏の背後には、米国務省主流派、CIA、エクソンら巨大石油企業などが付いており、チャラビ氏の背後には、米国防総省、ネオコン、軍産複合体、一部の国際金融資本が付いています。そして、この両派は戦後のイラク経営、特に油田と石油関連施設の経営方針を巡り鋭く対立しているのです。
その対立構図は複雑ですが、簡単に言うと前者が「石油国有政策。イラクを親米の独裁者に委ね、OPECの議席を通じて巨大石油企業の権益拡大を図る」いわば「間接支配」を主張しているのに対し、後者は「石油民営化策。OPECとサウジを潰し、アラブ各国政府の石油支配力を完全に排除したうえで、中東の資源地帯を米国系多国籍企業の『草狩り場』にする」いわば「直接支配」を主張している…ということになります。
共に「イラクの富をイラク国民から取り上げる」ことに違いはないのですが、その方法と「分け前」を巡る争いが勃発していると考えるならば、なぜイラクの新閣僚が国民に馴染みのない顔ぶればかりになるのか理解できるはずです。「政治家」あるいは「民衆指導者」と呼べる人物は皆無であり、非常に小さな規模の派閥利益を代表するリーダー揃いで、いずれもが米国の巨大権益派閥と、なんらかの関係を持っています。
アラウィ氏&CIAチームは、旧バース党の高い統治能力を利用し、独裁的ではあるが「強い政府」を作ろうとしています。一方のチャラビ氏&ネオコンチームは、たとえ政府と民衆を分離させることに成功しても「強い政府」が出来上がってしまうと、それを操る巨大石油企業一派に利益を独占されてしまうため、新政権は、民衆の代表を騙りながらも「弱い政府(分裂連立内閣)」になるよう画策しています。私はここに「バース党員入閣」を巡る両派の確執の本質があるのだと思っているのです。したがって、、、
>(米国製)選択肢は、現在野党なのですが、
という認識には賛同できません。アラウィ派もチャラビ派(ジャファリ首相を含む)も、共に米国製の選択肢であり、実質的な占領継続派であることは、両氏の経歴からも明らかなのです。
バグダッドでの政争は、どっちが勝っても、勝者は米国であり敗者はイラク国民です。このカラクリを理解しなければ、イラクの独立と民主化への道は、決して見えてこないだろうと思います。
>描いていらっしゃいますでしょうか?
今、バグダッドで繰り広げられている「政争」は、そっくりそのまま、ワシントンで繰り広げられている「権力闘争」の縮図であると見ています。
アラウィ氏の背後には、米国務省主流派、CIA、エクソンら巨大石油企業などが付いており、チャラビ氏の背後には、米国防総省、ネオコン、軍産複合体、一部の国際金融資本が付いています。そして、この両派は戦後のイラク経営、特に油田と石油関連施設の経営方針を巡り鋭く対立しているのです。
その対立構図は複雑ですが、簡単に言うと前者が「石油国有政策。イラクを親米の独裁者に委ね、OPECの議席を通じて巨大石油企業の権益拡大を図る」いわば「間接支配」を主張しているのに対し、後者は「石油民営化策。OPECとサウジを潰し、アラブ各国政府の石油支配力を完全に排除したうえで、中東の資源地帯を米国系多国籍企業の『草狩り場』にする」いわば「直接支配」を主張している…ということになります。
共に「イラクの富をイラク国民から取り上げる」ことに違いはないのですが、その方法と「分け前」を巡る争いが勃発していると考えるならば、なぜイラクの新閣僚が国民に馴染みのない顔ぶればかりになるのか理解できるはずです。「政治家」あるいは「民衆指導者」と呼べる人物は皆無であり、非常に小さな規模の派閥利益を代表するリーダー揃いで、いずれもが米国の巨大権益派閥と、なんらかの関係を持っています。
アラウィ氏&CIAチームは、旧バース党の高い統治能力を利用し、独裁的ではあるが「強い政府」を作ろうとしています。一方のチャラビ氏&ネオコンチームは、たとえ政府と民衆を分離させることに成功しても「強い政府」が出来上がってしまうと、それを操る巨大石油企業一派に利益を独占されてしまうため、新政権は、民衆の代表を騙りながらも「弱い政府(分裂連立内閣)」になるよう画策しています。私はここに「バース党員入閣」を巡る両派の確執の本質があるのだと思っているのです。したがって、、、
>(米国製)選択肢は、現在野党なのですが、
という認識には賛同できません。アラウィ派もチャラビ派(ジャファリ首相を含む)も、共に米国製の選択肢であり、実質的な占領継続派であることは、両氏の経歴からも明らかなのです。
バグダッドでの政争は、どっちが勝っても、勝者は米国であり敗者はイラク国民です。このカラクリを理解しなければ、イラクの独立と民主化への道は、決して見えてこないだろうと思います。
これは メッセージ 70479 (lonlontimago さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/bpa5a4a5ia5afipno9tbbh_1/70491.html