日本の皆さんに
投稿者: battamama 投稿日時: 2005/05/03 02:03 投稿番号: [70142 / 118550]
以下は、パール博士が来日した際の言葉です。(昭和41年)
時代的にそぐわない部分もあるかと思いますが、根本的な部分は現代にも通用するのではないかと思います。
『日本のみなさんに』
東洋は今、大きな政治的ルネッサンスを迎えようとしており、東洋の諸国は日本に注目し、日本の奮起を期待しているのです。
現在、世界中で西洋化が進行しています。この西洋化は進歩に必ず付随する現象でしょうか。それとも、古代文明の例が示すように、崩壊の徴候にすぎないものでしょうか。ギリシャ、インド、バビロン、中国などの文明の歴史を大観してみると、文明の発達を計る基準は、領土の拡大に見られる環境の征服や、技術の進歩に見られる自然の征服ではないことが証明されていると思われます。
我々の聖者マハトマ・ガンジーは、この西洋文明の宿命を予見しました。そして、インド自らを救おうとすれば、現代の西洋の技術と西洋の精神を排斥しなければならないという結論に達したのでした。この精神のシンボルが糸紡ぎ車(カダール)です。
彼は、インドのすべての男女に、自国産の綿を手で紡ぎ、その糸を手織りにした綿布を身につけるように説きました。この手紡ぎこそ、インド国民の熱意とエネルギーを、物資的行動面から精神的行動面へと切り替える必要性の象徴だったのです。
大英科学振興協会会長サー・アルフレッド・ユーイングが1932年の総会で、次のような発言をしています。
「科学は確かに人類に物質的な幸福をもたらした。だが、倫理の進歩は機械的進歩に伴わず、あまりにも豊富な物質的恵みを処理できずに人類はとまどい、自信を失い、不安になっている。引き返すことは出来ない。どう進むべきであろうか」と。
我々全てが当面しているのと同じ悩みを表現した感動的な言葉です。産業化と民主主義という新しい推進力は、全人類の利益のために新興勢力が自由に活動できるような、全世界を打って一丸とした社会を建設するのに用いられるでしょうか。
それとも、我々はこれから、史上に比を見ないこの強力な新しい力を、大昔から存在している戦争、部族主義、奴隷制度などに悪用して、全人類自殺の方向に向かっていくのでしょうか。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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