>栄養失調率増加の意味
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/14 13:01 投稿番号: [68846 / 118550]
>急性栄養失調の数が急増したのはフセイン時代のことであり
>イラク戦争とは無関係だということになる。
これは、どちらとも言えませんね。5月に結果が発表された調査自体は、報告の中にも「バグダッドに限って行われました」と断ってあるとおり「限られたサンプル」であり、数値をそのまま信頼できる統計だと考えるのは無理があるでしょう。ユニセフは、あくまで「初期の支援を考える上で」のデータだと言っています。
開戦前から「戦争による食料事情の悪化」が懸念されていたことは事実であり、ユニセフや国際赤十字は「緊急食料援助」計画を発動させていました。2003年5月の調査は、それらの計画の効果を確認するためのもので、ルーイ代表が「調査結果は、状況を好転させるために十分なことがなされず、むしろ状況を悪化させていることを示した」と結論しています。
私は、これらのことから、「この調査が戦前に行われたもの」という推理は否定されるだろうと考えます。また、この報告は、米国の戦争責任を譴責する性格のものでもなく、単に援助計画への協力を呼びかけているものですから、「悪意を感じる」というのは、あなたの考え過ぎだと思います。
2004年11月の声明では「最新の報告によると」と明示されている以上、これが2003年5月のものと同一ではないと考えるのが普通です。また、ここでもベラミー事務局長は「イラクでは戦闘が始まる前からすでに5歳未満の子どもの死亡率が8人に1人という割合で、栄養不良、水のサービス、公衆衛生の分野ですでに深刻な問題に直面していた」と述べ、状況の悪化がすべて「戦争のせい」だとは言っていません。
私は人道的な視点から米国のイラク戦争を非難しているのではありませんから、イラクの栄養事情の悪化は誰の責任か…なんてテーマには、あまり関心がありません。子どもたちが苦しんでいるのなら、救済に協力しようと思うだけです。栄養事情の悪化を米国の責任だと決めつけて非難に利用することも、調査の意図を邪推してまで、米国の責任ではないと強弁することも、無意味であるばかりか、こうした、責任のなすり合いは、実際の被害者である子どもたちに対する冒涜だとすら感じます。
これは メッセージ 68834 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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