対イラク武力行使

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栄養失調率について

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/04/13 16:33 投稿番号: [68804 / 118550]
  「栄養失調率」の数字について、ちょっと興味を持ったので調べてみました。

  BBCの記事では…、

『イラクでは十分な食料を摂取できない子供が増加し、「4分の1以上」が「慢性的な」栄養不足状態にある。同リポート(国連人権委員会年次報告)によれば、アメリカによる侵攻以来、5歳以下の子供の栄養失調の割合は倍増し、昨年末までに「約8%」になった』ーーー()「」はbonno_216ーーー

  となっています。最初に4分の1以上と言っているのに、「増えて8%」と言うのは、やっぱりおかしいですよね。そこでレポートの原文を探したのですが見つからず、この数字の根拠はいったい何なのかと、いろいろ検索してみると、なんと2003年5月にバグダッドで実施された「緊急栄養調査」が、どうやらそれらしいと分りました。そこには…、

『5歳未満児の「急性」栄養不良の割合は、昨年は4%だったにも関わらず、今回は7.7%という数値を示しました。急性栄養不良は、実際に子どもたちが消耗しつつあることを示唆しています』ーーー「」はbonno_216ーーー

  と書かれています。どうやら、人権委報告を作ったジャン・ジグレール氏は、この調査結果を参考にしたみたいですね。ジグレール氏が「2003年5月で7.7%なら2004年末までで8%くらいにはなっているだろう」と、単に憶測しただけなのか、他に昨年末時点での調査結果が存在するのかまでは分りませんでしたが、要するに「慢性的な栄養不足」と「急性栄養不良」が別のものであることだけは、なんとか理解できました。つまり「慢性的な栄養不足」率は年齢と体格の比較とか、摂取カロリー数などから計算され、「急性栄養不良」率は、栄養不良に起因する急性疾患の発生数から計算されるということです。

  BBCの記事では、この両者が混同されていたため「おいおい、どっちが本当の数字なんだ?」と思ってしまいましたが、調べてみると「なぁ〜んだ、そうだったのか…」ですね。

  ちなみに「慢性的な栄養不足」率を調べてみると、昨年の報告によればイラクは27%で、2年前と比較して微増もしくは横ばいです。成長障害などは、何年も統計を取らないと正確なところは出てきませんから、この数字の2年間の推移はあまり参考になりませんね。ただ、90年以前の数字では7%弱ということですので、イラクの飢餓が湾岸戦争後の経済制裁によるものだと言うことだけは確かです。

  やっぱり「変だぞ」と思ったら、まず調べてみることですね。まあ、これはBBCの記事が問題だったんですが、先入観で「アメリカ・バッシングのための嘘だ」「捏造だ」とか言ってると、恥をかいてしまいますよ。
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