>>イラク攻撃は間違いだった(下)
投稿者: GivingTree 投稿日時: 2005/04/04 14:26 投稿番号: [68268 / 118550]
>つまり査察などをどうやって有効なものにしていくかに議論が移っていくように思えます。
それもありますが、重要なのは国家の情報機関が得た情報をさらに調査・精査する権限のようなものを安保理とは独立した常設の調査機関などが行える必要性でしょう。つまり、国連独自の情報機関の設立です。
各国の得る情報にさまざまな思惑が絡むことは、これは情報の世界では常識ですから、どのような情報も額面どおりに受け取るわけにはいきません。にもかかわらず、一国の卓越した(とこれまでは思われていた)情報機関の情報を、国際社会が鵜呑みにしてしまうというのがまず危険すぎます。どのような情報であっても、特にそれが戦争を第一目的としている国家からの情報提供なら、それ以上の精査能力でその情報を確認する能力を国連が持たなければいけません。これはともすれば国家主権の問題になりますが、国連がこれから査察などで有効な情報を持って査察対象国にぐうの音も出ないほどの証拠を突きつけるためには、国連自身が、独自で、各国機関に匹敵するほどの情報能力を身に着ける必要があると思います。
今回の国連改革案では、挑戦的すぎるせいか提案されていませんけどね。
>つまり、ではどういう代替手段があるのかを明確に提示できない。
国際社会は明確にそれを提示してきたと思いますよ。
国際社会を代表したアメリカの恫喝は十分にイラクに伝わっていた。
それは当時のフランスのドピルパン外相も認めていました。
安保理を通じたアメリカの警告は、最終的にイラクに矛を下げさせはじめていたんです。しかしアメリカはまさにその矢先に、イラク攻撃を決め、最後通牒を行ったんです。査察はまだ継続できたし、圧力はまだ段階的に強めることができた。イラクは音を上げはじめていました。同時に、アメリカの攻撃に対する水面下の準備も怠りなかった。それが、ゲリラ戦勃発によるイラク情勢の混迷を招きました。アメリカの攻撃は、時期尚早だったと思います。
>中途半端な査察では、困ってしまうし
かといって、国際社会としてどうするのか
安保理拡大による国際強制力と監視力の強化は必然ですね。
そこに日本が加わって何ができるのかは疑問ですけど・・・。
毎度ながら建設的なご意見ありがとうございます。
ロンさんは多角的に物事を見ているので包括的な議論ができてこちらも有意義な時間が過ごせて愉しいです。
これは メッセージ 68266 (GivingTree さん)への返信です.
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