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ココロ裁判

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2005/04/03 17:00 投稿番号: [68216 / 118550]
★揺れる心〈不服従〉をしたためながら
ココロ裁判の意味

学校現場に内心の自由を求め、「君が代」強制を憲法に問う裁判

  原告竹森真紀

【なぜ、「言葉」は硬直するのか】

  「何も考えていません。私が処分を出す訳じゃない。私は、状況を把握してそれを報告します」

  これは、1998年3月24日北九州市立清見小学校の年度末反省会をかねた職員会議での学校長の公的な発言である。

この年の卒業式、ココロ裁判原告の一人山根弘美さんは、「君が代」斉唱時に着席し、校長はそれを現認し市教委へ報告した。

この数日後の職員会議で、校長のなした「職務命令ー現認ー報告」という一連の職務について教職員の側から質問がなされたときのことである。

「君が代」斉唱時にただ黙って座る行為に対して、

【すでに1989年から懲戒分が強行される中で、】


「座れ」ば当然処分が待っている。それを覚悟で着席した教職員を前になされた校長への質問、

「あなたは、とにかく職務命令を出して、職員がそれに従わんかったら、処分食らって昇給延伸になったって知らんぞと考えているのか。職務命令を発した本人としてどうなのか」に対する答えである。


北九州市教育委員会が処分を強行し始めて10年以上が経過したこの時点で、「座る」側の姿勢は明確で、職員会議においても「自分がなぜ、座るのか」や

「学校長の職務命令のおかしさ」について表明できることは、一人一人が獲得してきたことである。

しかし、学校長の姿勢は何ら変わることはなく、硬直するばかりである。彼らは、「凡庸な」官僚と成り下がって行くばかりである。

  ナチの強制収容所で有能な官僚としての能力を発揮したアイヒマンの裁判の記録映画「スペシャリスト」が話題となったが、

私は、以下引用する
【アイヒマンの証言に学校長の発言と同様のものを見て納得するとともに背筋が凍った。】


検察側の尋問「このユダヤ人たちは、絶滅収容所に送られたのか?イエスかノーか?」
に対して、アイヒマンは、

「そのことは否定しませんし、決して否定したこともありません。【私は命令を受けており、服従の誓いに従って命令を実行しなければなりませんでした。】もっともそうしようと試みたことは一度もないのですが。しかし、私の試みによって示されたとおり、自発的に、意図して命令を実行したのではなかったのです。」


  さらに、検事はその実行のための署名について「あなたは通達の内容に責任を負うのか。イエスかノーか」と問うと、

「私は、責任があるとみなされることはできません。【なぜなら、命令に従って署名したことでなぜ罰せられることになるのか分からないからです】」と言う。

さらに、「あのときは、私たちは国家が犯罪を合法化している時代に生きていたのです。その責任は、命令を与えたものにあったのです」と。

・・

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