アルカイダの誤算
投稿者: oxnardnokakashi 投稿日時: 2005/04/02 13:53 投稿番号: [68169 / 118550]
アルカイダ作戦の致命的な誤算は、アルカイダがアメリカを昔のイギリス帝国のような国と考えたことことにある。アルカイダは自分達が中東で色々小競り合いを起こせば、アメリカは自分達の勢力下にある独裁政権をまもるために、あちこちの戦火の鎮圧にあたらなければならなくなり、それで手薄になったところで本土を叩くつもりだった。
ところが、アメリカは帝国主義ではない。アメリカにとってアラビア諸国に言いなりになる独裁政権を牛耳っておく理由はないのである。ブッシュ大統領はアラビア諸国の独裁政権はアメリカのためにも世界平和のためにも害有って益なしと判断した。そこで、アメリカは、アラビア諸国の世論を味方につけ、独裁政権をいらだたせ疲労させるというアルカイダの作戦を逆に利用することにした。
アルカイダは、地元の独裁者を守るために戦うと予測していたアメリカがかえって独裁政権崩壊をとなえ、地元民の独裁者への反逆を促進した。逆にアルカイダはアメリカと対抗するために地元の勢力争いに巻き込まれ、イラクの独裁政権であったバース党の味方をしてイスラム教徒相手に戦うはめになってしまった。これでは本末転倒である。これによってアルカイダは自身の基盤を分裂させる結果となってしまったのである。
歴史は繰り返すと言うが、アメリカに負けたすべての国に共通するのは、彼等がアメリカを誤解していることにある。なぜかアメリカの行動をきちんと予測することができず、まったく別の結果を生み出してしまうのである。
これは メッセージ 68146 (oxnardnokakashi さん)への返信です.
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