やっぱりインチキ ミサイル防衛
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2005/03/17 22:27 投稿番号: [67349 / 118550]
★田中ニュースから・・・
【カナダもアメリカ離れ 】
2005年3月17日 田中 宇
先週の記事で、南米諸国がアメリカと疎遠になっている話を書いたが、
西半球(南北アメリカ大陸)でアメリカを敬遠するようになっているのは、南の諸国だけではない。
アメリカの北隣にあるカナダも同様の動きをしている。
【カナダのポール・マーチン首相は2月24日、アメリカが進めている「ミサイル防衛システム」に参画しないと発表した。】(関連記事)
ミサイル防衛は、敵国からアメリカに向けて発射されたミサイルを飛行中に迎撃するもので、
敵国の位置によってはカナダから迎撃ミサイルを発射した方が良いため、
アメリカは冷戦時代から一体の防衛体制を採ってきたカナダとの共同事業にすることを模索していた。
カナダでは前任のクレティエン政権がアメリカのイラク侵攻に協力せず、対米関係が悪化した。
このため2003年12月に政権をとった現在のマーチン政権は、対米関係を好転させようと、当初はミサイル防衛に参加する姿勢を示していた。
【しかしイラク侵攻後、カナダでもブッシュ政権に対する反感が増し、】
【アメリカのミサイル防衛に協力することにも「宇宙の軍事化につながる」などとして反対が増えた。】
マーチン首相は対米関係と国内世論の板挟みとなり、態度を保留する傾向を強めた。(関連記事)
ブッシュ政権は、大量破壊兵器のウソをついてイラクに侵攻したことが明らかになり、
イラクの次はイランやシリアを攻撃する態度をとっているため、カナダではブッシュ政権に対する嫌悪感が強まっている。
マーチン政権の自由党は議会で過半数を割っており、世論に逆らう政策を続けるのは政治的に危険だった。(関連記事)
▼効果が怪しいのに配備されたミサイル防衛システム
ここしばらく対米関係と国内世論の間で揺れていたカナダ政府が、最終的にミサイル防衛計画からの離脱を決めた要因の一つは、
【ミサイル防衛システムが使いものにならないことが分かってきたことだろう。】
米軍は昨年10月と12月、アラスカから太平洋に向かってミサイルを飛ばし、
それを南太平洋のマーシャル諸島から迎撃ミサイルを発射して撃ち落とす実験を行ったが、
【2回とも迎撃ミサイルが発射せず、失敗してしまった。】
米軍当局は、失敗は些細な不具合から起きたものだと発表したが、実はもっと深刻だった可能性もある。ミサイル防衛システムの考え方そのものに重大な欠陥があるとの指摘が出ているからだ。
最近の弾道ミサイルの多くは、成層圏に達すると、迎撃ミサイルの目をくらますため、弾頭のついていない「おとり」のミサイルをいくつも分離させる。
そのため有効なミサイル防衛システムを作るには、
【おとりと本物を識別し、迎撃ミサイルが本物に当たるようにする必要がある。】
だが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のテッド・ポストル教授が調べたところでは、
迎撃ミサイルが弾道ミサイルを撃墜する成層圏は、
真空状態に近く空気抵抗が少ないため、
【おとりのミサイルと本物のミサイルは重さが違ってもほとんど同じ飛び方をする。】
このため、おとりと本物を遠くから見分けられる確率は10%程度しかないことが分かった。
・・
【カナダもアメリカ離れ 】
2005年3月17日 田中 宇
先週の記事で、南米諸国がアメリカと疎遠になっている話を書いたが、
西半球(南北アメリカ大陸)でアメリカを敬遠するようになっているのは、南の諸国だけではない。
アメリカの北隣にあるカナダも同様の動きをしている。
【カナダのポール・マーチン首相は2月24日、アメリカが進めている「ミサイル防衛システム」に参画しないと発表した。】(関連記事)
ミサイル防衛は、敵国からアメリカに向けて発射されたミサイルを飛行中に迎撃するもので、
敵国の位置によってはカナダから迎撃ミサイルを発射した方が良いため、
アメリカは冷戦時代から一体の防衛体制を採ってきたカナダとの共同事業にすることを模索していた。
カナダでは前任のクレティエン政権がアメリカのイラク侵攻に協力せず、対米関係が悪化した。
このため2003年12月に政権をとった現在のマーチン政権は、対米関係を好転させようと、当初はミサイル防衛に参加する姿勢を示していた。
【しかしイラク侵攻後、カナダでもブッシュ政権に対する反感が増し、】
【アメリカのミサイル防衛に協力することにも「宇宙の軍事化につながる」などとして反対が増えた。】
マーチン首相は対米関係と国内世論の板挟みとなり、態度を保留する傾向を強めた。(関連記事)
ブッシュ政権は、大量破壊兵器のウソをついてイラクに侵攻したことが明らかになり、
イラクの次はイランやシリアを攻撃する態度をとっているため、カナダではブッシュ政権に対する嫌悪感が強まっている。
マーチン政権の自由党は議会で過半数を割っており、世論に逆らう政策を続けるのは政治的に危険だった。(関連記事)
▼効果が怪しいのに配備されたミサイル防衛システム
ここしばらく対米関係と国内世論の間で揺れていたカナダ政府が、最終的にミサイル防衛計画からの離脱を決めた要因の一つは、
【ミサイル防衛システムが使いものにならないことが分かってきたことだろう。】
米軍は昨年10月と12月、アラスカから太平洋に向かってミサイルを飛ばし、
それを南太平洋のマーシャル諸島から迎撃ミサイルを発射して撃ち落とす実験を行ったが、
【2回とも迎撃ミサイルが発射せず、失敗してしまった。】
米軍当局は、失敗は些細な不具合から起きたものだと発表したが、実はもっと深刻だった可能性もある。ミサイル防衛システムの考え方そのものに重大な欠陥があるとの指摘が出ているからだ。
最近の弾道ミサイルの多くは、成層圏に達すると、迎撃ミサイルの目をくらますため、弾頭のついていない「おとり」のミサイルをいくつも分離させる。
そのため有効なミサイル防衛システムを作るには、
【おとりと本物を識別し、迎撃ミサイルが本物に当たるようにする必要がある。】
だが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のテッド・ポストル教授が調べたところでは、
迎撃ミサイルが弾道ミサイルを撃墜する成層圏は、
真空状態に近く空気抵抗が少ないため、
【おとりのミサイルと本物のミサイルは重さが違ってもほとんど同じ飛び方をする。】
このため、おとりと本物を遠くから見分けられる確率は10%程度しかないことが分かった。
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これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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