対イラク武力行使

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民主と国家

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2005/03/11 16:02 投稿番号: [66792 / 118550]
  「民主と国家」について…という話は、けっこう本質を突いていると思いますので、かなりトピずれですが、もう少し詳しく説明しましょう。

  パピヨンさんもお認めのように、「民主」と「国家」は違った概念です。そこで、どちらが上位の概念かを考えてみましょう。
  パピヨンさんは「国家なくして民主なし」とおっしゃいますので、「国家」が上位の概念と考えておられるんですよね。対して私は「国家の枠を超え、民主によって形成される共同体が、真の民主国家」という立場です。別に「国家」でなくても良いわけですが、現存する国家を民主的に運営するのではなく、一から民主的に国家を作る…という、かなり突拍子もないファンタジーなんです。

  現存の国家は「武力による支配範囲拡張の競争」によって形成されたもので、民主的に建国された国家など皆無と言ってよいでしょう。そこで、このように民主的手段によらず形成された「国家」が上位にあるとした場合、民主は国家権力が許す範囲の中でしか実現しません。国民の権利など「非常事態宣言」とか「戒厳令」ひとつで霧散してしまうのです。
  たとえば、ある下請けの会社で社員が「民主的運営」を要求したとしても、「親会社に逆らえば会社が潰れる」という社長の一言で要求は消えてしまいますよね。社員が手に入れられるのは、せいぜいが「親会社には逆らわない『民主』制度」でしかないわけです。

  ブッシュ政権が「国家防衛」と称して、米国の伝統的な民主制度の根幹を次々と切り崩している事実(愛国者法等)を見れば分かるように、「国家あっての民主」は「国家防衛のための民主切り捨てもある」ことと裏返しなのです。
  最初に出てきた、キッシンジャー博士の話も、この前提に立っています。私は「官製民主主義」と呼んでいますが、国家の支配者は国民に「参政権」を与えることで、本質的な「支配権」を絶対手放さないようにしており、「参政権」は「支配権」を脅かさない範囲でしか認められないように出来ているのが、現在の「民主主義制度」なのです。

  日本は自由な国ですが、米国に逆らう自由はありません。なぜなら、現在の日本という国家の権力が、米国の安全保障体制によって庇護されているからです。米国は、日本の利用価値がある間「独立国家として、『なるべく』対等な付き合いをする」努力はしても、いざとなれば、日本の現在の支配者層を見捨てるでしょう。そうなると、日本に「国家権力」の空白が出来てしまいます。私の場合は「そこから、真の民主に至る道が拓ける」と見ますが、「国家権力なくして民主なし」の立場では、米国への隷属こそが、民主を守る唯一の道になるのです。   しかし、これが本当の「民主」と呼べるでしょうか?

  国家存亡の危機にあって、民主主義を唱える者や、自由・人権・反戦を叫ぶ者は「非国民」です。ゆえに私は「国民」である前に人間であり、民主主義者であることを選択するのです。

  まだ、ちょっと舌足らずですね…。もう少し上手な説明の切り口が見つかったら、また補足しますので、そちらも、理解しにくい部分がありましたら、どしどしご質問ください。…っても、トピのテーマとはかなりかけ離れるんで、多少の自粛は必要かもしれませんが・・・。
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