火葬された遺骨の鑑定(3)
投稿者: fufufusan 投稿日時: 2005/03/05 08:57 投稿番号: [66356 / 118550]
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火葬された遺骨の鑑定(3)
2005/ 3/ 4 16:55
メッセージ: 7922 / 8004
アバターとは?
投稿者: fufufusan
2002年の秋、北朝鮮は、軍のメンバーが13人の日本人を日本とヨーロッパで拉致したことを認めた。北朝鮮のリーダーである金正日氏は、拉致は軍が政府の許可なしに行ったものだと主張した。日本はもう2人、拉致された証拠があると主張し、拉致被害者はもっといると信じている。
生存者を帰還させるための、北朝鮮への圧力によって、5人の拉致被害者が家族とともに帰国した。他の8人については、北朝鮮は死亡したといっているが、その情報が伝わるのが遅れた結果、そのうちの何人かは生存しているのではないかという憶測を呼んでいる。
昨年11月15日、日本の官僚らはピョンヤンでの協議の後、北朝鮮が1977年に拉致した横田めぐみさんのものとして火葬された遺骨を持ち帰った。北朝鮮の報告によると、めぐみさんは北朝鮮の男性と結婚し、精神病院に入院した後、自殺したという。
東京の帝京大学では、遺骨の5つのサンプルを鑑定した結果、2つの骨からDNAを発見した。しかし、両方とも横田めぐみさんのへその緒から抽出したDNAとは一致しなかった。12月に、これらの結果が北朝鮮に告げられたが、1月26日、北朝鮮政府はその結果を「捏造」とするステートメントを出した。
日本外務省スポークスマンの高島肇久氏によると、北朝鮮は鑑定に用いられた方法に疑問を投げかけ、遺骨は1200度で焼かれており、したがって、そこにDNAの残りが含まれているはずがないと主張した。北朝鮮は、また、声明の中で、東京にある国立の科学警察研究所が5つのサンプルから抽出できなかったDNAを、なぜ帝京大学が抽出できたかと問いただした。
日本をリードする法医学専門家である帝京大学講師の吉井富夫氏は、自分が引き受けた5つのサンプルからDNAを辛うじて抽出できた理由がいくつかあると話している。その中には、彼がDNAを増幅させるPCR法(the nested polymerase chain reaction)と呼ばれる、非常に繊細な方法を用いたという事実が含まれている。PCR法では、普通、DNAを一度だけ増幅させるが、彼は今回、DNAの増幅を2度行った。また、彼が引き受けたサンプルが他の研究室のものより質のよかった可能性もある。彼は、「だれもが固有の方法をもって」DNAサンプルを扱うとしながら、「標準化されたものはない」と指摘した。
日本では、火葬された標本(specimens)に対して法医学的鑑定が行われたことはほとんどないし、吉井氏を含む大部分の専門家たちは、1200度で焼かれた遺骨にDNAは残っていないと考えていた。「私もまったく驚いた」と吉井氏は語った。しかし、遺骨にDNAが残存する可能性があるのは、この温度で焼かれた時間が短い場合だけである。「温度だけでは、何も語ることはできない」と信州大学の法医学の専門家である福島弘文氏は述べている。
しかし、吉井氏は以前に火葬された標本を鑑定した経験はまったくなく、また、彼は自分が行った鑑定が断定的なものではなく、また、サンプルが汚染されていた可能性があることを認めている。彼は「遺骨は何でも吸い取る硬いスポンジのようなものだ。もし、遺骨にそれを扱った誰かの汗や油がしみ込んでいたら、どんなにうまく処理しても、それらを取り出すことは不可能だろう」と述べている。
高島氏は、北朝鮮は過去、拉致被害者のものだとする遺骨を送り、後になってそれらは他の人のものであることを認めた、と述べている。
日本政府は、1月26日の件に関して、北朝鮮の対応を「まことに遺憾」としている。そして、高島氏によると、12万5000トンの食糧支援の取り消しと経済制裁を含む「厳しい対応」を行うと脅している。
日本の官僚らは、問題のDNAの再鑑定を行いたいとも述べている。しかし、吉井氏は、5つのサンプルのうち、最も大きい1.5グラムの骨片は、鑑定で使い果たしてしまった、と述べている。それは、すなわち、意見の相違を解決する可能性がほとんどなくなったことを示している。
以上
(早房長治 地球市民ジャーナリスト工房代表)
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(END)
これは silverlining110 さんの 1 に対する返信です
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火葬された遺骨の鑑定(3)
2005/ 3/ 4 16:55
メッセージ: 7922 / 8004
アバターとは?
投稿者: fufufusan
2002年の秋、北朝鮮は、軍のメンバーが13人の日本人を日本とヨーロッパで拉致したことを認めた。北朝鮮のリーダーである金正日氏は、拉致は軍が政府の許可なしに行ったものだと主張した。日本はもう2人、拉致された証拠があると主張し、拉致被害者はもっといると信じている。
生存者を帰還させるための、北朝鮮への圧力によって、5人の拉致被害者が家族とともに帰国した。他の8人については、北朝鮮は死亡したといっているが、その情報が伝わるのが遅れた結果、そのうちの何人かは生存しているのではないかという憶測を呼んでいる。
昨年11月15日、日本の官僚らはピョンヤンでの協議の後、北朝鮮が1977年に拉致した横田めぐみさんのものとして火葬された遺骨を持ち帰った。北朝鮮の報告によると、めぐみさんは北朝鮮の男性と結婚し、精神病院に入院した後、自殺したという。
東京の帝京大学では、遺骨の5つのサンプルを鑑定した結果、2つの骨からDNAを発見した。しかし、両方とも横田めぐみさんのへその緒から抽出したDNAとは一致しなかった。12月に、これらの結果が北朝鮮に告げられたが、1月26日、北朝鮮政府はその結果を「捏造」とするステートメントを出した。
日本外務省スポークスマンの高島肇久氏によると、北朝鮮は鑑定に用いられた方法に疑問を投げかけ、遺骨は1200度で焼かれており、したがって、そこにDNAの残りが含まれているはずがないと主張した。北朝鮮は、また、声明の中で、東京にある国立の科学警察研究所が5つのサンプルから抽出できなかったDNAを、なぜ帝京大学が抽出できたかと問いただした。
日本をリードする法医学専門家である帝京大学講師の吉井富夫氏は、自分が引き受けた5つのサンプルからDNAを辛うじて抽出できた理由がいくつかあると話している。その中には、彼がDNAを増幅させるPCR法(the nested polymerase chain reaction)と呼ばれる、非常に繊細な方法を用いたという事実が含まれている。PCR法では、普通、DNAを一度だけ増幅させるが、彼は今回、DNAの増幅を2度行った。また、彼が引き受けたサンプルが他の研究室のものより質のよかった可能性もある。彼は、「だれもが固有の方法をもって」DNAサンプルを扱うとしながら、「標準化されたものはない」と指摘した。
日本では、火葬された標本(specimens)に対して法医学的鑑定が行われたことはほとんどないし、吉井氏を含む大部分の専門家たちは、1200度で焼かれた遺骨にDNAは残っていないと考えていた。「私もまったく驚いた」と吉井氏は語った。しかし、遺骨にDNAが残存する可能性があるのは、この温度で焼かれた時間が短い場合だけである。「温度だけでは、何も語ることはできない」と信州大学の法医学の専門家である福島弘文氏は述べている。
しかし、吉井氏は以前に火葬された標本を鑑定した経験はまったくなく、また、彼は自分が行った鑑定が断定的なものではなく、また、サンプルが汚染されていた可能性があることを認めている。彼は「遺骨は何でも吸い取る硬いスポンジのようなものだ。もし、遺骨にそれを扱った誰かの汗や油がしみ込んでいたら、どんなにうまく処理しても、それらを取り出すことは不可能だろう」と述べている。
高島氏は、北朝鮮は過去、拉致被害者のものだとする遺骨を送り、後になってそれらは他の人のものであることを認めた、と述べている。
日本政府は、1月26日の件に関して、北朝鮮の対応を「まことに遺憾」としている。そして、高島氏によると、12万5000トンの食糧支援の取り消しと経済制裁を含む「厳しい対応」を行うと脅している。
日本の官僚らは、問題のDNAの再鑑定を行いたいとも述べている。しかし、吉井氏は、5つのサンプルのうち、最も大きい1.5グラムの骨片は、鑑定で使い果たしてしまった、と述べている。それは、すなわち、意見の相違を解決する可能性がほとんどなくなったことを示している。
以上
(早房長治 地球市民ジャーナリスト工房代表)
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これは silverlining110 さんの 1 に対する返信です
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これは メッセージ 66332 (evangelical_knight さん)への返信です.
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