選挙後のイラク
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2005/02/07 18:46 投稿番号: [63876 / 118550]
イラクの最新世論調査を行ったZogby Internationalという組織が、選挙後のイラクについて記事を出している。
The Real Meaning of the Iraq Elections
http://www.zogby.com/news/ReadNews.dbm?ID=958
細かい違いはあるが、大体俺の見方に近い。簡潔にまとめたれているで、日本語にしたものを紹介しておこう。
2005年1月30日のイラク選挙に先立って実施されたZogby International(ZI)世論調査を仔細に見ていくと、政策当局やアナリストが注意を払うべき細かいことが新たに明らかになる。
深刻な分裂
投票率は43%〜60%の間というZIの予測は選挙で立証されたが、投票パターンにおけるセクト間の分裂もまた立証されることになった。米国当局者の中には一部、米国と比較して、この投票率を自画自賛する人もいるが、このような比較は意味がなく危険でもある。投票はセクトに分裂したものだった。シーア派は政府の支配のために投票し、クルド人の自治の表明として投票した。スンニ派は、脅しばかりでなく、投票する権利がはく奪されていると理解していることの明確な表明として投票しなかった。最初の発表で注記したように、勝者がスンニ派アラブ社会に権利を与えるように働きかけないなら、今回の選挙結果はセクトの分裂を深めるのに役立つことになるだろう。
予測不可能なイラクの将来
この選挙で実現されたことは、イラクの人々を政治の枠組みに入れることだ。彼らは正しい選択をするだろうか?どの方向に進むだろうか?予測するには早すぎるが、明確なことは、決定するのは新たに権限を与えられるイラクの指導体制であるということだ。世論調査結果を見ると、大多数のイラク人が、イスラム政府を望まず、開かれたシステムを好んでいるように見える。しかし、さらに結果を仔細に見ると、実際には、勝者連合の支援者はイスラム式の政府を支持していると見られる。全体の数字は、開かれたシステムを支持する方向に傾いている。これは、クルド人やアラブ・スンニ派が含まれ、さらに大多数のイスラム国家に反対する非宗教的なシーア派グループが含まれているためだ。このため、自分たちの勝利を選挙民の意志として利用しようとした場合、勝者連合は支持者の大多数が支持する道にイラクを持っていく方向に行くかもしれない。
反政府運動と米国のプレゼンスはどうなるのか?
注目すべき2つの重要な数字は、スンニ派アラブの大多数がイラクでの暴力が合法的な抵抗であるとし、スンニ派、シーア派両方のアラブ人のかなりの多数が、政府が選出される以上は、米国の撤退を望んでいることである。ここで重要なのは、ムクタダ・アル・サドルの支持者の態度だ。反米および米国のプレゼンスに関する彼らの立場はともに、投票権を奪われたスンニ派アラブの人たちに近い。これらのグループがともに、昨年、反米でともに戦ったことを思い出すべきだだろう。新しいイラク政府と米軍がとる方向によっては、この危険な状態が再び起こされる可能性がある。
結論
イラクの新しい統治評議会は、憲法を作成することばかりでなく、2005年の終わりまでにイラク国民を一つにまとめて国を支配するという大変な課題に直面することになる。その一方で同時に、分裂し傷ついた国を一つにまとめる対策を講じ、反政府分子のターゲットとなっている米国のプレゼンスを取り除く方法を見つける必要がある。これらは難しい政治的課題であり、これこそが、私たちがあまりに早すぎる熱狂に警告を与える理由である。「使命はまだ達成されていない」のだ。状況はどちらにも転ぶ可能性がある。
The Real Meaning of the Iraq Elections
http://www.zogby.com/news/ReadNews.dbm?ID=958
細かい違いはあるが、大体俺の見方に近い。簡潔にまとめたれているで、日本語にしたものを紹介しておこう。
2005年1月30日のイラク選挙に先立って実施されたZogby International(ZI)世論調査を仔細に見ていくと、政策当局やアナリストが注意を払うべき細かいことが新たに明らかになる。
深刻な分裂
投票率は43%〜60%の間というZIの予測は選挙で立証されたが、投票パターンにおけるセクト間の分裂もまた立証されることになった。米国当局者の中には一部、米国と比較して、この投票率を自画自賛する人もいるが、このような比較は意味がなく危険でもある。投票はセクトに分裂したものだった。シーア派は政府の支配のために投票し、クルド人の自治の表明として投票した。スンニ派は、脅しばかりでなく、投票する権利がはく奪されていると理解していることの明確な表明として投票しなかった。最初の発表で注記したように、勝者がスンニ派アラブ社会に権利を与えるように働きかけないなら、今回の選挙結果はセクトの分裂を深めるのに役立つことになるだろう。
予測不可能なイラクの将来
この選挙で実現されたことは、イラクの人々を政治の枠組みに入れることだ。彼らは正しい選択をするだろうか?どの方向に進むだろうか?予測するには早すぎるが、明確なことは、決定するのは新たに権限を与えられるイラクの指導体制であるということだ。世論調査結果を見ると、大多数のイラク人が、イスラム政府を望まず、開かれたシステムを好んでいるように見える。しかし、さらに結果を仔細に見ると、実際には、勝者連合の支援者はイスラム式の政府を支持していると見られる。全体の数字は、開かれたシステムを支持する方向に傾いている。これは、クルド人やアラブ・スンニ派が含まれ、さらに大多数のイスラム国家に反対する非宗教的なシーア派グループが含まれているためだ。このため、自分たちの勝利を選挙民の意志として利用しようとした場合、勝者連合は支持者の大多数が支持する道にイラクを持っていく方向に行くかもしれない。
反政府運動と米国のプレゼンスはどうなるのか?
注目すべき2つの重要な数字は、スンニ派アラブの大多数がイラクでの暴力が合法的な抵抗であるとし、スンニ派、シーア派両方のアラブ人のかなりの多数が、政府が選出される以上は、米国の撤退を望んでいることである。ここで重要なのは、ムクタダ・アル・サドルの支持者の態度だ。反米および米国のプレゼンスに関する彼らの立場はともに、投票権を奪われたスンニ派アラブの人たちに近い。これらのグループがともに、昨年、反米でともに戦ったことを思い出すべきだだろう。新しいイラク政府と米軍がとる方向によっては、この危険な状態が再び起こされる可能性がある。
結論
イラクの新しい統治評議会は、憲法を作成することばかりでなく、2005年の終わりまでにイラク国民を一つにまとめて国を支配するという大変な課題に直面することになる。その一方で同時に、分裂し傷ついた国を一つにまとめる対策を講じ、反政府分子のターゲットとなっている米国のプレゼンスを取り除く方法を見つける必要がある。これらは難しい政治的課題であり、これこそが、私たちがあまりに早すぎる熱狂に警告を与える理由である。「使命はまだ達成されていない」のだ。状況はどちらにも転ぶ可能性がある。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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